最近ふと思ったんだけど、ChatGPTとかって、もう「人力検索はてな」の超進化系って感じじゃない?
昔、ググっても出てこない微妙な疑問とか、誰かの体験談が欲しいときに、
はてなの人力検索で聞いてた。
「○○駅から徒歩圏で深夜にやってるうまい飯屋ない?」とか
「このドラマのあのセリフってどういう意味?」とか、
「彼氏にこう言われたけど、これって脈ナシ?」とか、
そんなのをネットの向こうの誰かが、親切に、時に無駄に詳しく答えてくれた。あの空気、好きだった。
でも今、そんなのAIに聞けば秒で返ってくる。
しかも答えが意外とまとも。
引用っぽい知識も混ぜてくるし、「なるほどな〜」って納得することも多い。
スピードも正確さも、昔の人力検索とは比べものにならない。
「もう人に聞く必要、なくない?」ってなるのも分かる。
でも、どこかで引っかかるのも事実で。
AIの答えって、どれもそれっぽく整ってるけど、誰の声でもないんだよね。
人間のクセとか、語尾の温度とか、どうでもいい余談とか、
そういう“人らしさ”がごっそり抜け落ちてる。
しかも、たまに完全にウソをつくのも怖い。
めっちゃ自信満々に間違ったことを言ってきて、「え?そうなんだ」って信じかける。
人間だったら「この人信用できそう」「これは話半分で聞こう」って判断できるけど、AIだとそれが難しい。
便利なのは間違いない。自分も使ってるし、今さら人力検索に戻る気もない。
でも思うんだよね。
あの時代のネットって、もうちょっと“人”がいたなって。
間違ってても、面倒でも、誰かが「自分の言葉」で答えてくれる場。
それが、今はだんだん失われつつあるんだろうなって。
ちょっと寂しいけど、それも時代の流れなんだろうな。
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