デベロッパーのPlayWayは5月20日、大家シミュレーションゲーム『LANDLORD』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。ストアページによると日本語表示にも対応予定のようだ。
本作は、アパートなど賃貸住宅の大家としての仕事を体験する作品だ。賃貸業を営みそのビジネスを拡大させる中で、入居者とのトラブルへの対処が大きな要素のひとつとなるようだ。

『LANDLORD』にてプレイヤーは、とある住宅街で物件を購入して入居者に貸し出す。そして、それぞれの入居者から家賃を毎月徴収して収益を上げ、また新たな物件を購入してビジネスを拡大させていく。入居者は、看板やWebの広告を打って募ることができ、それぞれの支払い能力などを審査して貸し出すことになる。一方で、問題ある人物に貸し出してしまうと、家賃の滞納や支払い拒否といったトラブルにつながるという。
マップ画面には管理する各物件の状況が表示され、家賃の支払い日を迎えた家に直接徴収に向かう。問題ある入居者は、そこで支払いを拒否。大家であるプレイヤーが取れる対応としては、支払いを気長に待つこともできるが、あの手この手で退居させることも可能だ。退居させれば、また新たな入居者に貸し出して収益を確保できる。


入居者を追い出す方法はかなり強引だ。たとえば、入居者の留守中に窓から家に侵入し、玄関扉の鍵を交換。そして、室内の荷物を窓から外に放り投げて処分し、最後に入居者に立ち退きを通告する。この際には、怒った相手が襲ってくることもあり、警察を呼ぶなどして対処することになる。中には立ち退きを通告されてやっと家賃を支払う入居者もいるようだ。
また、コワモテの男を雇う方法もある。入居者を脅したり、家から金目のものを盗み出したりといった仕事を依頼できるほか、プレイヤーが家に侵入するために、窓を割ったり鍵をこじ開けたりといった依頼も可能。さらに、家賃を滞納している理由のひとつとして、入居者が死亡している場合もあるようで、その遺体の処分まで頼むことができる。
問題ある入居者を退居させた後は、プレイヤー自ら、あるいは業者に依頼して家を綺麗に清掃する。この際には、前入居者による損傷をひとつひとつチェックすることで保険金がおりる。そうしてまっさらな状態にし、また新たな家具や家電を導入するなどして、次の入居者を探すのだ。
『LANDLORD』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。
🧠 編集部の感想:
『LANDLORD』は賃貸ビジネスのリアルな側面をゲームで体験できる新しい試みですね。入居者とのトラブルへの対処が主な要素という点が面白いですが、強引な方法に不安を感じるプレイヤーも多いかもしれません。ユニークなゲーム内容ながらも倫理的な側面が問われる作品になりそうです。
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