🧠 あらすじと概要:
あらすじ
映画『空白』は、女子中学生が万引きを試みるところから始まります。万引きが発覚し、スーパーの店長が彼女を追いかけると、逃げた先で女子中学生が車にはねられて命を落としてしまいます。この事件によって女子中学生の父親は激怒し、店長や轢いた人物に対して復讐を考え始めます。物語は、少女が万引きに至った背景や家族の事情を掘り下げながら進行します。
記事の要約
記事では、映画『空白』を観た感想を述べています。作者は、女子中学生が万引きをした理由や背景を考察することの重要性を強調し、「万引きした女子中学生が全部悪い」とする一面的な見方に疑問を呈します。映画を通じて、多面的な視点で物事を理解しようとする努力の大切さを訴えています。最終的に、他者の状況を理解しようとする姿勢が悲しい現実を和らげる可能性があると締めくくっています。
映画が進むにつれて明らかになっていく背景など、それによってなんで女子中学生が万引きしたのかという部分についても、考えせられるものがあった映画なので、非常に勉強になりました。この映画を見たあとにSNSを見ていると、とある映画紹介をしている人が『空白』についての動画をあげていました。その人が動画で言っている意見も見て、自分の読み解きよりも深かったりしてすごく面白いなあと思って、ふとコメント欄を開くと1番上にいいねが1番多いコメント
「万引きした女子中学生が全部悪いじゃん」
驚きました。
この映画は「万引きした女子中学生が悪い」という前提を元になんで万引きしたのか、どんな背景があってどんな事情があったのかを考察していくというものです。
「女子中学生が全部悪い」この結論で終わるなら、この映画がある意味は?
一体何を見ていたのか。または見ていないのか。見ていないにしたって、こんな意見が出るのは、この人の動画をまともに理解出来てないのではないかと心配になりました。
次の日、その映画紹介の人がまた『空白』についての動画をあげていました。やはり、コメントについてでした。物事を一面的にしか見れていない危険性や、多面的に見ることの大切さ、また自身の伝え方についての反省などを述べていました。
またその方は、「もしかしたら、そのコメントを書いたあなたはとても恵まれた環境で育ってきて、万引きなんて考えもしない生き方をしてきたのかもしれないけれど、女子中学生はそうではなかったかもしれないよ」ということも言っていました。
物事の多面性を見れない人ってすごく多いんじゃないかと思う訳です。こんなこと言ってる僕も見れていないのでは無いかと思うこともあります。何事にも、自分の想像の範囲でしか多面性を語れないので、世の中の全ての出来事の全貌という物を理解することはできないのです。しかし、ここで僕が言いたいのは理解する姿勢を示そうという事で、「万引きした女子中学生が全部悪いじゃん」で片付けるのではなくて、何故、どうしてという部分を考えるという癖をつけないといけないと思います。もしかしたら、女子中学生はすごく荒んだ家庭環境なのかも、そうするしか生きる道はなかったのかもなど自身で考えられる可能性を沢山考えてみることが大切です。
そうしないと、一面的でペラペラなとても退屈な世の中になる気がします。
結論を言うと、想像してみようということです。楽ですよ。「女子中学生が悪いじゃん」で終わるの、でも勿体ない。
僕も色々書きましたが、想像の及ぶ範囲でしか理解できないです。いや、もしかしたら人の事を理解するなんて不可能なのかもしれないけれど、それでも色々経験して、考えて、理解しようとしてみないといけないです。
そうしないと悲しいですし、
そうやって救われる人もいるかもしれないから
Views: 2