🔸内容:
1993年に公開されたスタジオジブリの作品「海がきこえる」がリバイバル上映され、筆者は海の日にこの映画を観賞しました。この作品は、原作が氷室冴子の小説であり、1990年から1991年にかけてアニメージュで連載されていたものです。物語は高知と東京を舞台に、忘れられた青春の甘酸っぱい思い出を描いており、視聴後にはノスタルジーに浸ることができました。
例えば、作中では東京の吉祥寺駅が登場し、懐かしい201系中央線も描かれています。また、カセットテープやブラウン管テレビ、古いイヤホンの風景が印象的で、特に文化祭のシーンに映る焼却炉には感慨深いものがありました。この焼却炉が撤去されるのは2000年前後で、映画の舞台設定がその時代を反映しています。
主人公はヒロインに振り回されながら東京旅行をし、進学先を東京に決めようとする場面が印象的で、甘い記憶よりむしろ酸っぱい思い出の方が多く、学生時代の懐かしさを感じました。
上映は多くの観客で賑わい、特に年配の方が多かった印象です。過去に原作小説を読んだことがない人も、映画を観た後に読み返してみるのも良いでしょう。興味がある方は、まだ上映機会のある劇場を探してみることをお勧めします。
上映を記念して特典としてクリアポストカードも用意されています。アニメの静止画については、スタジオジブリの「常識の範囲でご自由に」のページから借用したとのことです。
🧠 編集部の見解:
この記事を読んで、ジブリ作品の持つ独特のノスタルジーに心が温かくなりました。特に「海がきこえる」は、青春の甘酸っぱさや当時の風景を感じさせる素晴らしい作品ですね。平成初期の景色が描かれていることで、自分自身の学生時代を思い出します。
例えば、中央線の懐かしいカラーリングや、当時のカセットテープ、ブラウン管テレビ…これらは今やレトロなアイテムですが、当時は日常の一部でした。さらに、文化祭の焼却炉のシーンも印象的でした。2000年頃からの規制でが抜け始めたので、まだ使用されている頃の記憶が蘇ります。
また、主人公の東京旅行の場面は、自分もあの頃に夢を抱いていた心情を思い出させてくれます。甘い思い出よりも苦い思い出の方が多いけれど、それがまた青春の味わいですよね。現在の若いカップルがこの作品を観てどんな感想を抱くのか、少し気になります。
最近、特にコロナ禍の影響で映画館での上映が少なくなったり、混雑が気になることもありましたが、「海がきこえる」のリバイバル開催が大盛況だったのは嬉しいニュースです。多くの年配の方に受け入れられているのを見ると、世代を超えた魅力を改めて感じます。
限られた上映であるため、観る機会を逃してしまうかもしれませんが、興味がある方はぜひ調べてみてください。再度じっくりと原作小説を読み返すのもまた、あの頃の思い出を振り返る良い機会になるでしょう。特典のクリアポストカードも嬉しいですね!
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キーワード:ノスタルジック
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