永野芽郁さんら主演映画『かくかくしかじか』、公開初日からガラガラ…

映画『かくかくしかじか』は、東村アキコ氏の人気エッセイ漫画を原作に、永野芽郁さんと大泉洋さんがダブル主演する作品で、制作段階から大きな注目を集めていました。

しかし、公開直前に発生した永野さんの不倫報道が影響し、SNSや報道では厳しい反応が相次いでいます。

芸能人のスキャンダルが作品の評価や興行に与える影響は年々大きくなっており、消費者の倫理意識の高まりもあってボイコットのような動きが起きやすい状況です。

公開初日が金曜日という条件や、宣伝活動が制限された可能性も動員に響いたと考えられますが、原作者が「永野さんでの実写化が条件だった」と語るように、作品と主演のイメージは密接に結びついています。

いまや映画の内容以上に、出演者の私生活が観客動向に大きく影響する時代となっています。

俳優リスクと観客の目線の変化

近年の映画業界では、俳優の個人的スキャンダルが興行に直結するリスク要因として重視されています。

SNSによる拡散力や炎上のスピードの速さが、公開前後の動員に決定的な影響を与えるケースが増えており、タレントの「イメージ管理」は重要な課題です。

また、観客の価値観も変化し、作品の質よりも出演者の倫理観を重視する傾向が強まっています。

映画製作においては、起用段階からこのようなリスクを織り込んだキャスティング戦略が必要とされ、結果的に創作の自由度にも影響が出る可能性があります。

『かくかくしかじか』の今後の動員は、作品の内容による評価で持ち直すことができるのか、世間の反応とのギャップが今後も議論を呼ぶでしょう。