仕事が終わらなくて、残業続き。あるいは、がんばっているのに時間がかかりすぎてしまう。
そんな悩みを抱えている人は、もしかしたら不必要に考えすぎていたり、あるいは誤った思考が原因で不要な作業が増えているのかも(そもそもの業務量がおかしい可能性もありますが……)。
そこで今回は、最短距離でゴールに辿り着くための思考術を5つ、ご紹介します。
まずは課題を分解する
よくわからないまま走り出して迷走してしまう人には、まず課題を分解して考えることがおすすめ。
「〇〇を達成する」という目標があるとしたら、その「〇〇が達成されている状態」というのは、何によって構成されているのでしょうか? 何をもって達成と言えるのでしょうか。
達成のための諸条件、そして制約となる諸条件を明確にすれば、やるべきことも自ずと見えてくるはず。
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「努力をやめる思考」を持つ
費やしている労力に、結果が見合っていない。
そんな時は「労力の費やし方」、つまり努力の方向性がずれている可能性があります。逆にいうと、その努力を正しい方向へと向ければ、見合った結果につながるかもしれないのです。
「とにかく、やることを詰め込む」「つねに即レス」「多すぎる会議」「完璧主義」「ギチギチのスケジュール設定」これらは、時間と労力をたくさん奪うクセに成果を遠ざける悪習慣。
それぞれ、卒業する方法はこちらです。
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「If-Thenプランニング」で悩みを強制終了
「ああなったらどうしよう」「もしこうなったら」などと悩みすぎて行動が止まってしまうタイプの人もいますよね。
さまざまな事態を想定するのは良いことですが、いつまで経っても次に進めないのは考えもの。そこで、次に進むためには、悩みにケリをつけていく必要があります。
そこで使えるのが「If-Thenプランニング」。
「If=もしこうなったら」「Then=こうする」という形で、事態に対してあらかじめ行動を決めて、その件についてはそれで良しとしましょう。
悩みをストップできるうえに、もし望まない事態が起きたとしても決めていた行動を取るだけなので、精神的負荷も軽減できます。
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「使い回し」を駆使して思考を節約
ゼロから何かをつくり上げるのは手間がかかることですから、当然時間だって取られます。
しかし、大概の仕事には前例があり、前にうまくいったやり方などもあるもの。それを再利用しない手はありません。
メールや企画書などはその最たるものですが、そのほかにも、前例をベースにして細部を更新すれば完成させられるものは意外とあります。
また、日ごろから「このやり方は、あの仕事にも応用できないか」という目線で仕事をしておくのも効率化の秘訣。
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思考を整理する時間を設ける
思考を整理できないまま、仕事を進めていくと、迷う・ブレる・(目的から)ズレる、と脱線しがち。
案件が混迷をきわめてきた、あるいは頭の中がごちゃごちゃになってしまったときは、一度思考を整理すると、まっすぐな道筋が見えるかも。
まずは紙に書き出して言語化するところからはじめるのが、手軽にできて効果的です。また気持ちもスッキリするでしょう。
思考を整理する7つの方法をぜひ参考にしてみてください。
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仕事が遅い=思考力が低い、のではなく「正しい思考法を知らない」だけ(と思いたい……)。
「効率的な仕事は、効率的な思考から」ということで、がんばっていきましょう。
──2024年2月25日公開記事を再編集して再掲しています。
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