木曜日, 5月 1, 2025
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欧州銀、トレーディング好業績相次ぐ-トランプ関税巡る混乱が追い風 – Bloomberg


欧州系銀行のトレーダーも、米銀勢と同じく過去数年で最高の収入を稼ぎ出した。トランプ米大統領の通商政策が引き起こした市場の動揺を追い風にした。

   スイスの銀行UBSグループは30日、1-3月(第1四半期)の市場部門の収入が約25億ドル(約3600億円)に上り、過去最高を記録したと発表。英バークレイズも株式トレーディングが四半期として2022年以来の好業績を収めた。

  フランスのソシエテ・ジェネラルも株式トレーディング収入が大きく伸び、ドイツ銀行は29日の決算発表で、トレーディング部門の業績が1-3月として過去最高だったと説明した。

  UBSのセルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は30日、アナリスト向け電話会見で、「顧客活動とボラティリティーの急激な高まりを目の当たりにした」と述べた。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)のピークに比べれば、顧客活動は30%増加したとしつつ、それ以降に状況はより正常化したと指摘した。

  欧州銀はトレーディング事業で米大手銀に対する苦戦が長年続いていた。利益率がより高い他部門と比べて必要とする資本も大きく、それが投資家の多くを懸念させてきた。

  だが、1-3月の業績は、ボラティリティーや経済的な圧力の高まりで投資銀行の案件が枯渇し、消費者や企業の資金繰り難でリテール向けが苦戦する時期に、それをトレーディング事業が補い得ることを示した。

  ソシエテのスラヴォミール・クルパCEOは決算発表後、「市場のボラティリティーは全般的に各社の投資銀行部門を現時点で後押ししている」とし、「今のところ、市場の混乱は各社とも管理可能な範囲である様子だ」と語った。同社は債券トレーディングが予想外の減収となったものの、株式トレーディングは22%増加した。

  明るい調子と通期業績を据え置く銀行業界とは対照的に、欧州の自動車業界は業績見通しの撤回が相次いだ。

関連記事:欧州自動車大手、業績見通し撤回相次ぐ-米関税の方向性定まらず (1)

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