次期教皇決めるコンクラーベ、５月７日に開始決定 – Bloomberg

ローマ教皇庁（バチカン）の教皇聖座は28日、枢機卿（すうききょう）会議で、次期教皇を選ぶ秘密選挙「コンクラーベ」の開始日を５月7日に決定したと発表した。

　　100人以上の枢機卿が参加し、４月21日に死去したフランシスコ教皇の後任を決める。選挙はシスティーナ礼拝堂で行われ、その結果は予測が非常に難しいとされる。

　　参加者は合意に達するまで、外出も外部との連絡も許されない。候補者が３分の２の票を獲得するまで、毎日議論と４回の投票が行われ、手続きには数日かかる可能性がある。何百万人ものローマ・カトリック信者は、バチカンの上空に新教皇の選出を示す白い煙が上がるまで、推理に明け暮れることになる。

　　次期教皇候補の中では、バチカンの国務長官で、外交手腕で知られるイタリア人のピエトロ・パロリン氏が有名だ。選出されれば初の米国生まれの教皇となる元セントルイス大司教のレイモンド・バーク氏も有力視されている。

　　社会正義と人権に関する比較的リベラルな見解で知られるガーナ人のピーター・タークソン氏、包括性の強化を提唱するフィリピン生まれのルイス・タグレ氏らの名前も挙がっている。

原題：Vatican’s Secretive Conclave to Pick Next Pope Starts May 7 (1)（抜粋）