総務省は23日、楽天モバイルに対して5G基地局の展開が開設計画よりも遅れているとして、文書により行政指導した。
開設計画に対して、遅れているのは1.7GHz帯(東名阪以外)の特定基地局の整備。2024年12月に5G特定基地局の運用を開始し、2025年3月ごろに5Gサービスの提供を開始する計画に対して、将来的に5Gサービスの提供を念頭に4G特定基地局として開設が進められたが、3月末時点で5G特定基地局の運用および5Gサービスが提供されていなかった。
楽天モバイルからの報告によると、5G SA(Stand Alone)での運用を計画していたものの、開発ベンダーとの連携や開発の工程管理が不十分だったことで計画から遅れたという。総務省は、同社に対して協力会社との体制整備、5Gの提供を速やかに開始することとあわせ、2025年度以降の5G特定基地局の開設数などの計画の再策定と履行および進捗の報告を求めた。
🧠 編集部の感想:
楽天モバイルの5G基地局開設遅延に対する行政指導は、通信インフラの成長における重要な確認として必要だと感じます。特に5Gサービスの迅速な提供が求められる中で、企業の体制やプロジェクト管理が影響を及ぼすことが改めて浮き彫りになりました。今後の改善に期待します。
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