日曜日, 5月 18, 2025
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松居大悟監督、杉咲主演で金原ひとみ氏の『ミーツ・ザ・ワールド』映画化


デビュー作「蛇にピアス」で芥川賞を受賞した作家・金原ひとみ氏が、2022年に発表した小説「ミーツ・ザ・ワールド」が松居大悟監督、杉咲花を主演で映画化され、10月24日に全国公開されることが決まった。

主人公の由嘉里は、擬人化焼き肉漫画「ミート・イズ・マイン」に全力で愛を注ぎながらも、自分のことは好きになれない。27歳になってオタク仲間が次々と結婚、出産と違う世界に離脱することで不安と焦りを募らせていくが、新宿歌舞伎町で美しいキャバクラ嬢のライと出会ったことで新たな世界への一歩を踏み出していくストーリーだ。

©金原ひとみ/集英社・映画「ミーツ・ザ・ワールド」製作委員会
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松居監督は、「初めて『生きること』についての映画に挑みたいと思いました。金原さんの原作や制作過程が、そうさせてくれました」と説明。歌舞伎町でもロケを行い、「映画を作る中で唯一確かだったのは、誰かや何かを『推す』まぶしさです。信じる気持ちはまぶしくて、狂気をはらんでいて、狭いからこそ光はまぶしい。杉咲さんと長い時間をかけて魂を込めて挑みました。なんだか怖い歌舞伎町が、少しいとおしくなりました」と手応えを語った。

杉咲は脚本段階から携わり、由嘉里役と真摯に向き合ったという。「自分も誰かにとっての他者。そこに引かれた線のただただ寂しい時、この映画を利用してほしいです。孤独をむしゃむしゃかみ砕くふつつかな心意気が、疲れてしまった誰かの血肉になってくれたらと心を込めました」と振り返った。

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金原氏の小説が映画されるのは、2008年『蛇とピアス』以来17年ぶり。既に完成した作品を観賞し、「エンドロールで自分の名前が流れてきたのを見て、そうか自分が書いたんだ、とびっくりするほどのめり込んで見ていました。祈りを込めたラストシーンが、松居さんの斬新な演出と素晴らしいキャストによって新たな作品に昇華していました」と太鼓判を押している。

記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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