東京通信グループは、5月20日、株主優待制度の導入を決定したことを発表した。
同社は、5月15日をもって創業10周年を迎えた。この大きな節目を迎えることができたことへの感謝の意を込め、また、同社株式の中長期的な保有を促進することを目的とし、新たに株主優待制度を導入することを決定した。
本制度の導入を通じて、特に個人株主に対して、同社株式への投資魅力を一層高めることに加えて、同社株式の安定的な需給環境の形成や、株式の売買活性化を通じた流動性向上にも資するものと期待しているとしている。
<株主優待制度の概要>
・対象
基準日(毎年6月末日および12月末日)における同社株主名簿に記載または記録された2500株(25単元)以上を1年超継続して保有している株主を対象とする。
※2025年6月末日を初回として、基準日(毎年6月末日および12月末日)の同社株主名簿に、同一株主番号で2500株以上の保有を3回以上連続で記載または記録されること
・内容
対象株主に対して、各1万5000円分(年間合計3万円分)のデジタルギフトを進呈する。
・進呈の時期および方法
株主名簿に記載された住所宛に基準日から3ヵ月以内を目途に案内を発送する。
・優待品の選択方法
対象株主宛に「株主優待のご案内」を郵送する。「株主優待のご案内」に沿ってWEB上で希望の品目を選択し、受取手続きを行う。なお、選択期間を過ぎた場合は、受取手続きができなくなるため、選択期間内の受取手続き完了が必要となる。
・その他
本株主優待制度の基本方針は、過度な財務的負担とならない範囲内で実施することにあり、株主への還元と財務健全性の両立を図っていく。なお、同社業績は足元で堅調に推移しており、今期(2025年12月期)の業績に与える影響については、軽微な見込みだが、今後、制度内容の見直しや業績への影響等に関して重要な変更が生じた場合には、速やかに開示する。
🧠 編集部の感想:
東京通信グループが株主優待制度を導入することは、株主に対する感謝の意を示すとともに、長期的な株式保有を促進する良い施策だと思います。年間3万円分のデジタルギフトは、個人株主にとって魅力的ですが、2500株以上の保有が条件なのはハードルが高いかもしれません。今後、安定した株主層を形成できるかどうかが注目されます。
Views: 2