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杉咲花×松居大悟がタッグ、金原ひとみの小説「ミーツ・ザ・ワールド」映画化(超特報 / コメントあり)


2025年5月16日7:00 12 映画ナタリー編集部

金原ひとみの小説「ミーツ・ザ・ワールド」が主演・杉咲花、監督・松居大悟のタッグで映画化。同名タイトルにて、10月24日より全国で公開されることがわかった。

本作の主人公は、擬人化焼肉マンガ「ミート・イズ・マイン」に全力で愛を注ぎながらも、自分のことは好きになれない27歳・由嘉里。結婚、出産と次々にオタクかいわいから離脱する仲間を見て、現状に不安と焦りを感じた彼女は婚活を始めることに。しかし参加した合コンで惨敗し、歌舞伎町の道端で酔いつぶれていたところを美しいキャバ嬢・ライに助けられる。そしてその出会いは、由嘉里を新たな世界へと導いていく。

由嘉里を演じる杉咲は、今回の発表に際し「孤独をむしゃむしゃ噛み砕くふつつかな心意気が、疲れてしまった誰かの血肉になってくれたらと心を込めました」とコメント。完成した映画を観た金原は「言葉で編み上げたキャラクターたち、行き場のない思いを拾い集めて紡いだストーリー、祈りを込めたラストシーンが、松居さんの斬新な演出と、素晴らしいキャストによって新たな作品に昇華していました」と絶賛する。

「くれなずめ」「ちょっと思い出しただけ」などで知られる松居は「今回初めて、『生きること』についての映画に挑みたいと思いました。この金原ひとみさんの原作や制作過程が、そうさせてくれました」と述べ、「由嘉里を演じる杉咲花さんと、長い時間をかけて魂を込めて、この作品に挑みました。なんだか怖い歌舞伎町が少し愛しくなりました。ちょっと長くなりましたが、ここで伝えたいことはひとつです! 映画おたのしみに!」と期待を込めた。

YouTubeでは超特報が公開中。映画「ミーツ・ザ・ワールド」の配給はクロックワークスが担う。なお金原の小説が映画化されるのは、デビュー作の「蛇にピアス」以来約17年ぶりとなる。

映画「ミーツ・ザ・ワールド」超特報

杉咲花 コメント

自分も誰かにとっての他者。そこに引かれた線のただただ寂しいとき、この映画を利用してほしいです。孤独をむしゃむしゃ噛み砕くふつつかな心意気が、疲れてしまった誰かの血肉になってくれたらと心を込めました。ご期待ください。

金原ひとみ コメント

エンドロールで自分の名前が流れてきたのを見て、そうか自分が書いたんだ、とびっくりするほどのめり込んで観ました。それぞれに思いを託し、言葉で編み上げたキャラクターたち、行き場のない思いを拾い集めて紡いだストーリー、祈りを込めたラストシーンが、松居さんの斬新な演出と、素晴らしいキャストによって新たな作品に昇華していました。

同じ世界に生きられない人を愛してしまった全ての人に、この物語が届きますように。

松居大悟 コメント

どう生きるべきとか死ぬべきとか、見渡すと限りない善意も悪意も蔓延っていて、何を選択するにも途方に暮れてしまう。ラベルを貼って、ラベルを貼るなと追求して、ラベルを貼らないと生きていけない者もいて。「それでも生きるのは素晴らしい」なんてざっくりした肯定すら煩わしくて。今回初めて、「生きること」についての映画に挑みたいと思いました。この金原ひとみさんの原作や制作過程が、そうさせてくれました。この物語の主人公である会社員の由嘉里は、大好きな擬人化焼肉漫画で、推しのマイナーキャラをカップリングして妄想することが心の支えで。映画を作る中で唯一確かだったのは、誰かや何かを、推す、眩しさです。信じる気持ちは眩しくて、狂気を孕んでいて、狭いからこそ光は眩しい。由嘉里を演じる杉咲花さんと、長い時間をかけて魂を込めて、この作品に挑みました。なんだか怖い歌舞伎町が少し愛しくなりました。ちょっと長くなりましたが、ここで伝えたいことはひとつです!

映画おたのしみに!

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©金原ひとみ/集英社・映画「ミーツ・ザ・ワールド」製作委員会
杉咲花の映画作品

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編集部の感想:
映画「ミーツ・ザ・ワールド」の杉咲花さんと松居大悟監督のタッグに期待が高まります。主人公の由嘉里が内面の葛藤を乗り越えて成長するストーリーは、多くの人に共感を呼ぶでしょう。金原ひとみさんの原作がどのように映像化されるのか、公開が楽しみです。

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