この記事の目的
未経験からエンジニア転職に転職した人のリアルを伝えたい。
私自身、未経験からエンジニアになりたいと思ったときに、本当にやっていけるとかと何度も思いました。
先行事例を探してみましたが、参考になるような情報が少ないと思っていました。
もしあったとしても、プログラミングスクールの運営者やSES企業の投稿ばかりで、それらがポジショントークのように見えてしまいました。
(悪意はないんです。すみません。)
だからこそ、この記事では1人の未経験者だった自分のリアルな経験をベースにお話ししたいと思っています。
- 何に悩み、何に戸惑ったか
- エンジニアになった今、どんなことを感じているのか
これから一歩を踏み出そうとしている誰かの背中を、少しでも押せたらうれしいです。
これから転職を考えている方にとって、少しでも不安を和らげたり、リアルなイメージを持つ助けになったら嬉しいです。
もし、あなたが未経験ではなく、エンジニアとして転職したなら、下記の記事がおすすめです。
同じ会社で、私と同じ時期に中途入社し、現在活躍されている方が書いています。
自己紹介
どうも!えぬおかです!
公立小学校の教員を5年間勤務しました。
退職を報告したとき、ベテランの保健室の先生に
「長いこと働いてるけど、転職する人みたのはじめてよ!すごいな!」
と言われたことが印象に残っています。
Works Human Intelligenceに入社しエンジニアとして働き始めて1年が経ちました。
ソフトウェアエンジニアとして、主に以下のような業務を担当しています:
- BugFix対応(不具合の原因調査・修正)
- テストケースの作成と実施(打鍵テスト含む)
- マニュアルの修正
改善や保守業務が中心です。
少しずつスキルアップできていると実感できています。2年目は、より開発に近い業務をできるように頑張りたいと思います。
過去にこんな記事も書いています。
激動の一年が過ぎ、少し心に余裕ができたので自身の振り返りのためにも記事を書こうと思った次第です。
現在育休と取らせていただき、家族が寝静まったころに執筆しています。
育休をとれる会社ってありがたいです。
なぜエンジニアに転職しようと思ったか
これから先、世の中はますます変化が激しくなり、「この会社にいれば一生安泰」という時代ではなくなってきていると感じています。
働く環境が大きく変わったり、思ってもみなかった選択を迫られることもあるかもしれません。
また教員としての自分の価値は、ひょっとしたら狭い世界でしか通用しないのではないか――そんな不安を抱えるようになりました。
どんなに時代や環境が変わっても、生きていけるように準備せねば…(大真面目)
そう考えることが増えてから、「どこでも、自分自身の力で価値を出せる人間でありたい」と強く思うようになりました。
自分のキャリアや働き方を、周囲の状況や誰かの決定に流されるがままになるのではなく、自ら主体的に選択できるようになりたい。そのために、エンジニアとしてのスキルや思考力を身につけ、磨いていくことを決意行こうと思ったのが大きなきっかけです。
ほかにもエンジニアになりたかったきっかけがあり
- 子供のころからパソコンが好きでいろいろ触ってた
- 大学の時の卒論でPythonを使って、作業の速さ正確さを実感
- 教職員時代にエクセルで業務改善して、役立ててうれしかった
- 教職員時代に作った授業で使うWebアプリがいろんな教員に使ってもらえてうれしかった
などなど、きっかけは1つでなく、たくさんあります。
評価制度
公務員だった前職では、年度末に自己評価や校長評価のようなものがあった…ような気がします。
ただ、正直なところ、それをどう活かすか、どう評価されていたのかについて意識する機会はほとんどありませんでした。(自分自身の問題です)
評価がどうなったのかも、よく覚えていないくらいです。
ところが、転職後に待っていたのは 半年ごとの明確な評価制度。
成長に対する「Value評価」と、成果に対する「MBO評価」があり、これが報酬や昇進に直結します。
しかも、びっくりするくらい詳細なフィードバック付き。
私は転職直後だったため、初回の評価はスキップしていましたが、3月に初めて正式な評価(2024年度下期分)を受け取りました。
自分のことを客観的に見るのって本当に難しいなと痛感すると同時に、他者の目線で自分の働きぶりを知る貴重な機会になりました。
よかった点、もっと伸ばしたい点、意識していなかったけど見られていたこと。
ひとつひとつのフィードバックが、自分をアップデートする材料として今も活きています。
【参考記事】 Works Human Intelligenceの評価制度について
日本語の難しさ
本格的にBugFixをするようになって感じたのは「日本語の難しさ」でした。
前職の教員時代は小規模な学校に勤めており、同じ職員室には少人数の職員しかいませんでした。机同士の距離も近く、学校全体もコンパクトだったため、自然とお互いの状況や困りごとが把握できていたんです。だからこそ、会話の中で多少言葉が足りなかったり、表現が曖昧だったりしても、何となく伝わっていましたし、大きな問題になることもありませんでした。
しかしエンジニアの現場では、会話ではなく、文章でやり取りすることが多く、その中で情報を正確に伝える力が非常に重要です。言葉に対してかなり精度が求められます。
たとえば、BugFixの対応をして修正内容をレビューに出したときのこと。
「ここを直しました」だけでは、何をどう直して、どう動作が変わったのかが伝わらず、レビューアーからのフィードバックで再度書き直しになったことがありました。
教員時代であれば、「ここ変えました」「了解です」といったやり取りで十分に通じていた場面ですが、エンジニアの現場ではそうはいきません。修正の根拠、影響範囲、そして修正の意図を、他の人が読んでも理解できる形で言語化する必要があります。
さらに、その資料やコメントは、レビューに参加していない別チームの人が後から参照するケースもあります。
だからこそ、「この修正はなぜ必要だったのか?」「どのような問題をどう解決したのか?」といった点を、背景や根拠を含めて “誰にでも伝わる形”で残すことが求められるのです。
テクニカルライティングの本を読んで修行しようと思います。
日本語スタイルガイド(第3版)
伝えることの難しさ ~相手と自分の認識の差を意識する~
前述のとおり、小規模校で**対面コミュニケーションが100%**だった前職から、**リモート99%**の現職に移ったことで、コミュニケーションの取り方そのものが大きく変わりました。
その変化に適応するのは簡単でなく、今もなお試行錯誤しながら向き合っているところです。
テキストコミュニケーションにおいて 「相手と自分の前提や共通認識が違う」 ことが原因で、うまく意図を伝えられないことが多くありました。
あるとき、部署全体で行う成果発表会のようなイベントで、私が運営責任者を任される機会がありました。運営メンバーに対して「意見をもらいたい」「これをお願いしたい」という投稿したのですが、伝えたつもりの内容が伝わっておらず、思っていたように進まない…。
「うまく伝わらないのはどうしてだろう」と試行錯誤の日々でした。
教員時代は、ある意味で 「暗黙の共通認識」がとても強い環境 にいました。たとえば、生徒対応や授業運営などにおいては、先輩教師たちも似たような経験をしてきていて、「こういうときはこうするよね」という“お約束”のようなものが共有されていました。
そうした背景もあり、多少言葉足らずでも、相談すれば「それはこういうことかな?」と補ってくれる土壌があったんです。
一方で、エンジニアの現場では、扱うプロダクトや技術スタック、チームの進め方がそれぞれ異なります。**「前提が共有されていないことを前提にする」**という意識が必要だと痛感しました。
そのうえで、自分の意図を伝えるためには「どんな背景があるのか」「どこが重要か」「どうしてそうしてほしいのか」といった文脈まで丁寧に言語化しなければ、誤解やすれ違いが起こりやすいと学びました。
この違いには最初かなり戸惑いましたし、「あれ、ちゃんと伝えたつもりだったのに伝わってなかった…」という場面も多く経験しました。そうした経験を重ねるなかで、「文面で伝える」ことの意識とスキルが少しずつ身についてきたと感じています。
ドメイン知識がめっちゃいる。
現在私は、「児童手当」「寒冷地手当」「発令俸給」など、法律や規則に基づく業務をサポートする機能の開発・保守を行うチームに所属しています。
このチームで仕事をしていて痛感するのが、業務そのものへの深い理解(=ドメイン知識)が必要不可欠だということです。
つまり、「〇〇したい」という要望に対してプログラミングでそれを叶えるには、
そもそもその業務がどんな流れで、誰のために、どのように行われているのか——
製品の中でその業務がどう実現されているのかを理解していないと、正しいコーディングができないんです。
思い返せば、入社前にポートフォリオやWebアプリを作っていたときは、
「どんなことをしたいか」が頭の中ではっきりしていました。
自分のアイデアを形にするために、やるべきこととコードの結びつきが明確だったからです。
でも今、チームで担当している機能が、どのような法律によってどのように業務が行われ、どのように運用されているのか、あまりつかめていません。
転職して、初めの1年はプログラミングやその周辺知識やツールの使い方を脳内にインストールすることを注力していました。
仕事で成果を出すためにはドメイン知識が必須です。(前職の教員時代もそうだったし、どの仕事でもそう。)
目の前の業務に真摯に向き合いながら、着実に理解を深めていきたいと思っています。
比較することに意味はないが…
高校や大学からプログラミングに触れていた人、新卒からエンジニアとして働き始めている人。そんな人たちと自分を比べると、前職の公務員として働いてきた期間がロスのように感じてしまいます。
かといって、過去にさかのぼってやり直すことはできません。
なので、上記の後悔とタイムマシンがないという事実を踏まえたうえで、
- 学び続ける
- 健康に生きる
ということに全力で取り組む所存です。
巻き返せるとか、そんなんじゃなくてやるしかないですよね。
今やれることをやるしかないです。
あるとき、上司がチームメンバーを一言で紹介する場面がありました。
そのとき、私のことを
「えぬおかさん。明るい。」
と紹介してくれたんです。
思い返すと、教員時代はクラスの雰囲気づくりも大事な仕事のひとつで、
自分が明るくいることで、クラスの空気も前向きになるように意識していました。
そんな毎日を過ごしていたからこそ、自然と「明るくいること」が習慣になっていたのかもしれません。
エンジニアの仕事というと、PCに向かって黙々と作業しているイメージがあるかもしれませんが、
実際には、チームメンバーとのコミュニケーションがとても大切です。
エンジニアという職業は、技術力や論理的思考が注目されがちですが、チームで働く以上、「話しかけやすさ」や「雰囲気の良さ」もとても大切なスキルだと思います。
そういった教員としての経験が、思いがけない形で今の仕事にも活きていることに、嬉しく思っています。
基礎が固まっていないと応用がない
基礎がなくても、応用からいっても何とかなるよ!!って記事を書いているときに聞こえてきた気がします。
私は、頭が固い人間かもしれません。「基礎がしっかりしていないと立派な家は立たないよ」とどこかで聞いたことのあるセリフを愚直に守ってきました。
大学は教育文系でした。しかも、公務員として遠回りして、エンジニアになったので、コンピューターサイエンスはもちろん学習したことがありませんし、教員として働いてきた経験のほとんどは、現在の仕事とは関係のないことが多いです。
なので、業務時間外の時間を活用し、分かりやすく資格試験を取ることで、一定の基礎を固めようとしました。
以下今まで、取得してきた資格です。
- AWS CLF
- AWS SAA
- 基本情報技術者試験
応用情報技術者試験は、この4月に2回目を受けたばかりで7月の結果待ちです。なかなか苦労しました…。合格してますように。
正直、この資格試験をとって基礎を固めるといった戦略が正しいのか分かりませんが、初めの一年はこれを頑張ろうと思い貫きました。
資格の勉強で身についた基礎は、脆いかもしれません。
しかし、業務の理解に役立ったり、新しい技術の習得のフックになっていると感じる場面もいくつかありました。
例えば、応用情報で学習したことが、AWSの勉強で、認証周りや、DNSなどの理解と結びつき”シナジー”を感じることができました。
いままではインプットを重視していましたが、これからは、よりアウトプットにこだわりたいと思います。
今後の作戦としては、
- 仕事で成果を出すために、資格ではなく、仕事で成長すること
- 個人開発のWebアプリなどをAWSに移行する
- AWS DVAを取得したい
などを考えています。
学び続ける姿勢の大切さ
ある日のTwitterのタイムラインにこんなツイートが流れてきました。
プライベートで勉強するかしないかだけど
未経験中途勢は、CS専攻勢や新卒エンジニア勢に比べてただでさえ遅れてるのに勉強しなかったらやばいのよ
絶対追い付けるはずない
このツイートを見たとき、胸にグサッときました。
ぼんやり感じていた「焦り」が、はっきり言語化された気がしたんです。
「このままじゃ本当にまずいかもしれない」
資格の勉強や技術書に取り組んではいたけれど、心のどこかで「なんとなくやっている自分」がいたことにも気づかされました。
私は、エンジニアとしてのキャリアを始めるのに、遠回りをしてしまったという自覚があります。
だからこそ、キャッチアップするには、とにかく学び続けるしかない。
「頑張ってればなんとかなる」ではなく、成果を出す努力をしないと、本当に置いていかれる。
そう思うようになりました。
このツイートのスクショは、今もスマホのロック画面に設定していて、毎日自分を戒めています。
もちろん、未経験かどうかに関係なく、エンジニアという職業自体が「一生学び続ける職業」だとも思っています。
だからこそ、成長を楽しめる人が強いと思ったりします。
できなかったことが、できるようになる。
昨日わからなかったことが、今日は少しわかるようになる。
そんな小さな積み重ねが、自分を強くしてくれる気がして、とても嬉しいんです。
ちょっとしたRPGのゲームで、自分自身を育てているような感覚ですね。
そして何より、人生の主人公は自分自身。
遠回りでも、迷いながらでも、道を選んで歩いていけるように。
どんな状況にあっても、雨にも風にも負けず、自分の力で切り開いていけるように——
私は、そんな強さを持ったエンジニアを目指して、これからも学び続けたいと思います。
AIの波に乗る
みなさん、言わずもがなだと思いますが、AIの進化、早すぎませんか?
本当に「すごい時代に生きているな」と、日々実感しています。
ふと、産業革命や幕末の時代に生きていた人たちも、こんなふうに激動の波を感じていたのかな、と思ったりします。
実際、Microsoftでは、大規模なレイオフが行われました。
米Microsoft(マイクロソフト)は2025年5月中旬、全社で約6000人の人員削減を行うと発表した。米国での報道によると、同社の本社がある米ワシントン州内で削減対象とされた約2000人の従業員のうち、ソフトウエアエンジニアがその4割強を占めるという。800人以上のソフトウエアエンジニアを削減する計算になる。
アメリカではこうしたレイオフは比較的一般的ですが、それでも「ソフトウェアエンジニアが対象」という事実は、業界に身を置く自分にとって少なからずショックでした。
日本でも、名だたる大企業が“早期退職”という名目で人員整理を進めているというニュースも目にします。
終身雇用の時代は過ぎ、テクノロジーの進化が速すぎる今、エンジニアですら安泰ではなくなってきているのかもしれません。
本当に移り変わりの激しい時代ですね。
その一方、DeNAの創業者兼代表取締役会長である南場智子さんは、下記の記事で
エンジニアは不要にはならない。むしろ、需要はこれからますます拡大する。
AIを実際のビジネスに活用するには、AIそのものをつくれる専門家だけでなく、
AIツールを使いこなせる「AIに強いエンジニア」や、
業界や業務への深い理解を持った「ドメイン知識のあるエンジニア」が必要になる。
これからのプロダクトは「AI × 業界知識」の組み合わせで価値を生むため、
業務を理解している人材と、AIを扱える人材の両方に対するニーズは今後も増え続ける。
つまり、見えている未来において、エンジニアは不要になるどころか、ますます必要とされる存在になる。
(内容を要約しています)
とおっしゃっています。
紹介した2つの記事から、
“AI-friendly” エンジニアになり、かつドメイン知識を持つことが今後自分の目指すべきだと考えています。
AIを使いこなすのはマストですが、AIをレバレッジとすると、エンジニアとしての基礎能力が低ければいくらレバレッジを掛けても高い出力は出ないと思います。
なので、AI使いこなし力と、AI出現以前から変わらないエンジニアとしての基礎力の両方を磨く必要があり、これにプラスしてドメイン知識を深めることもしなければなりません。
AIの波に乗り、アウトプットの質を高めたいです。
お金を払わずに、すごい人たちと話せる幸せ。
転職し環境を変えることで、社内の人たちとお金をもらいながら?お話できます。
そもそも転職前、下記のWebアプリや、ポートフォリオを引っ提げて転職活動に挑みました。
(正直、今見るとちょっと恥ずかしいですが、当時はこれが精一杯でした。)
これらを作っていた頃は、PythonでWebスクレイピングのコードを書いて感動したり、Excelで業務効率を高めるシートを作って職員室で配ったりしていました。自分の当時のレベルと、Webアプリやポートフォリオを実際に「公開」することの間には、とんでもなく大きなハードルがあるように感じていました。
「分からないことが多すぎて、何から調べたらいいか分からない。」
「検索しても、自分の状況にぴったりな情報が見つからない。」
当時のChatGPT(3.5)は、今ほど精度も高くありませんでした。
かといって、気軽に聞けるエンジニアの知り合いもいない。
プロに相談できるサービス(MENTAなど)はあるけど、結構なお金がかかるようです。
そんなふうに、ひとりで頭を抱えていた私にとって、今の環境は本当にありがたいです。
今は、まわりにその道のプロがたくさんいます。
その気になれば、誰にでも1on1をお願いできる。
個人開発をしている人、HR業務のエキスパート、テストケースの作り込みがすごい人、設計資料を分かりやすく作れる人、AWSを業務でも使いこなし資格も取りまくっている人、Jenkinsでバッチ処理を回している人、CI/CDのプロ…
本当に、書ききれないくらい「すごい人」がたくさんいます。
そういう方々と業務で関わらせてもらえたり、飲み会の場でふとした会話から学べたりするのは、本当に恵まれた環境です。
転職前、ひとり手探りしていた頃とは、まるで世界が違います。
だからこそ、この環境をただの「ありがたい」で終わらせず、自分の成長のチャンスとしてしっかり生かしていきたい。
そしていつかは、自分自身が誰かの学びの手助けになれたらと思います。
これからもたくさんの人から学んでいきたいです。
育休について
冒頭でもすこし触れましたが、育休を取得させてもらっています。
チームの皆さんや部署、会社の人たちに本当に感謝です。
キャリアが浅いうちに育休を取るのは正直不安でした。
それは短期目線で見た場合にキャリアにとってマイナスだと考えてしまっていると思います。
そうではなく、より長い目で育休を考えた時に自分のキャリア・人生の両方にプラスだと判断していました。
家族の安定は、キャリアの安定でもあると思います。
軸をしっかり固めておくことは、仕事のパフォーマンスにもいい影響があると思います。
アウトプット、成果を重視していきたい。
この一年、どちらかというとインプットをかなり重視していました。
そろそろ30歳も見えてきて、資格取得だけにこだわっていてはだめだなと思う。
仕事で成果や結果を出し、プライベートでも何かを作ってみて、あわよくばお金を稼げるようになりたいですね。
私自身、憧れている人を見たときに「きっとあの人は特別な才能を持っているんだろうな」と感じてしまうことがよくあります。
特に未経験からエンジニア転職を目指していると、転職を成功させた人たちの記事を見ては「自分とは違う世界の人なんだ」と思ってしまいがちです。
でも、少なくとも私に関しては、特別な才能なんてまったくありませんでした(残念ながら…!)。
「未来を変えたい」と思って行動を重ねた結果、少しずつ積み重なり、気づけばエンジニアとしてのキャリアをスタートできていた、というのが正直なところです。
今もなお、自分の実力のなさに落ち込んだり、試験合格のために勉強したりと必死な日々を送っています。
転職活動中はTwitterで「未経験エンジニアは厳しい」といったツイートを見て落ち込んだこともありますし、最近はAIの進化を目の当たりにして、「今の自分の力では、いつか取って代わられるのでは…」と不安になることもあります。
それでも、学び続けていると、少しずつ自分が強くなっていく実感があるんです。
その小さな成長が嬉しくて、「もうちょっと頑張ってみよう」と思えるようになりました。
もう、“強く生きる”には、“強くなる”しかないですね(?)
ここまで読んでくださったあなたが、これから未経験からエンジニアへの一歩を踏み出そうとしているなら、
私は心から、あなたを応援しています。
「未経験がエンジニアへ転職して1年。やっていけているのか?」
に対する自分なりの答えは、 「分からない」 です。
転職して早々、「華々しい成果を残して、やっていけています!」
みたいなことはなく、これが私のリアルです。
少しネガティブに聞こえるかもしれないですか日々の仕事は楽しいし達成感・充実感もあります。
なによりできることが増えると嬉しいですよね。
なかなか赤裸々に、そして思想強めなポエムが出来上がってしまいました。
未来の自分が見ても恥ずかしくないように、これからも頑張っていくつもりです。
最後になりますが、未経験からエンジニア転職を目指す皆さんを応援しています。
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