インディーゲームスタジオのDulmari_Creationsは5月20日、2Dアクション『Luke The Hybrid』の有料化を発表した。対応プラットフォームはPC（Steam）。本稿執筆時点では基本プレイ無料ながら、5月26日に5.99ドルへと価格改定される。ライブラリに追加しておけば、有料化後も無料でプレイすることが可能だ。
『Luke The Hybrid』は、レトロなグラフィックによる最大4人マルチプレイ対応の2Dアクションゲームだ。舞台となるのは文明が崩壊し、ロボットが支配する近未来のアメリカーナ（Americana）。終末後のディストピアな世界でロボットと戦いながら、探索して文明崩壊の原因を解き明かすこととなる。
ゲームプレイでは、ジャンプアクションで段差やダメージ床を飛び越え、敵に対しては近接攻撃と銃器による遠距離攻撃を切り替えながら戦うことが可能。フィールドに落ちている銃器を入手すれば切り替え可能な武器も増えていく。銃器には弾数制限があるため、敵を倒して入手したコインを使って定期的にショップで弾を補充する必要がある。また、敵からは経験値を入手してレベルアップし、HPは時間経過により自動回復する。これらの仕様はモードによって少しずつ異なるものの、すべてのモードでマルチプレイできることが最大の特徴だ。
本作のメインとなるキャンペーンモードは、シームレスにつながる世界を探索する2DアクションRPG風のモードだ。前述したレベルアップや弾ショップといった要素のほか、銃器に貫通などの能力を付与する永続パワーアップを購入できるマシンも存在。要所にはボスが待ち受けており、最深部のボスを倒すことが目的となる。別のモードとなるミッションモードは、短いステージでコインを溜めて奥にある扉を開けることでステージクリアとなる。これら二つのモードは最大4人のローカルマルチプレイに対応している。
そのほか、ボットゾンビモードはラウンドごとに大量に現れるゾンビを倒し続ける。複数のステージがあり、それぞれのステージで生き残ったラウンド数を競うリーダーボードも用意されている。マルチプレイモードは対戦を繰り返すことでランクアップして、さまざまな武器がアンロックされていく。これら二つのモードは最大4人のローカルおよびオンラインマルチプレイに対応している。なお本作はRemote Play Togetherに対応しており、ローカルマルチプレイのゲームモードも、インターネットを介してプレイすることが可能だ。
そんな本作が、5月26日より5.99ドル（約860円）へと有料化することが発表された。国内向けには為替レートに準じた日本円価格になることが想定される。本作は2024年10月に基本プレイ無料としてリリースされ、これまでに10回以上のアップデートにより新マップなども追加。しかしながら、Steam同時接続プレイヤー数は1桁台にて推移していた（SteamDB）。こうした状況も踏まえてか、新コンテンツを追加することにし、あわせて有料化することを決定したという。新コンテンツの詳細は不明ながら、既存のモードとは異なる新たなモードが追加されるのかもしれない。
ちなみに、本作はDulmari_CreationsのJacob Boehm氏が一人で手がけた作品である。オープンソースのゲームエンジンGDevelopで開発されており、オンラインプレイ時はGDevelopサーバーへの接続が必要となる。オンラインマルチプレイをする場合は、開いたブラウザで一度「ゲスト（guest）」を選択すれば、以降はゲーム側でオンラインプレイできるようになるため覚えておくといいだろう。
『Luke The Hybrid』はPC（Steam）にて配信中で、5月26日より5.99ドルへと有料化予定。ライブラリに追加しておけば、有料化後も無料でプレイすることが可能だ。
🧠 編集部の感想：
『Luke The Hybrid』の有料化が発表され、手軽にマルチプレイできる2Dアクションゲームとして注目を集めています。文明崩壊後のロボットとの戦いという設定も独自性があり、友人と楽しむのにぴったりです。5月26日までの無料プレイ期間を活用して、ライブラリに追加しておく価値がありそうです。
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