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概要
この記事では、著者が過去に運用していたWordPressサイトを削除し、GitHub Pagesに移行した経緯とその理由、そして手順と効果について述べています。更新がされていないサイトの管理の煩わしさやサーバー代の無駄を省くために、思い切って手放す決断をしたことが説明されています。
要約
- 使っていないWebサイトは手放しても良いことに気づいた。
- 更新が滞っていたWordPressサイトを削除。
- アップデート通知の頻発やセキュリティへの不安があった。
- ドメインには愛着があったため、ドメインは残すことを決定。
- GitHub Pagesに移行する理由:
- 完全無料でメンテナンス不要。
- HTTPSに自動対応。
- サイト削除の手順を整理して記録。
- WordPressの年間維持費とGitHub Pages移行後の費用を比較し、13,200円の節約。
- サイトを削除することで心理的にも軽くなり、固定費の削減が実現。
- 更新されていないWordPressサイトに対する解決策として、同様の状況にある人に対しての提案。
- ネット上の断捨離という観点で、使わないものを手放すことが重要と強調。
最近学んだのは、「使っていないWebサイトは、思い出だけ残して手放してもいい」ということ。
年齢を重ねて、過去の栄光に執着するより「軽さ」が今の自分には必要だと実感してます。
2013年から運用していたWordPressのサイトを、思いきって削除しました。
もともとフリーランスの仕事用に立ち上げたサイトで、WordPressやテーマ・プラグインのアップデート通知を眺めては「そろそろなんとかしないと…」と感じていました。
放置サイトのあるある
WordPressを長く運用していると、こんな状況が気になりがちです。
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毎週のようにくるアップデート通知を見て見ぬふり
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放置してるとセキュリティが心配になる
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もう更新してないのに、なんとなく維持し続けている
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月々のサーバー代を払い続けている意味って
私なんて更新頻度も減ってほぼ放置状態。アップデートのために月1回ログインしなんとなく維持してきました。
でも、ドメインには愛着がある
とはいえ、ドメインには思い入れがあります。屋号として使ってきた名前なので、まるごと手放すのは惜しい。
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初めて自分でドメインを取った記念すべき名前
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フリーランス時代の名刺にも印刷していた
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何度も口にした愛着のある響き
私の活動の出発点です。
そこで、WordPressは削除して、ドメインだけを残すことに決定。GitHubでシンプルなWebページを公開することにしました。
※公開したページはこちら↓
実際のページはピンクの花びらが飛ぶよ
なぜGitHub Pagesを選んだ?
GitHub Pagesにした理由は
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完全無料なこと(独自ドメインも使える)
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https対応が自動
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メンテナンス不要(サーバー管理はなし)
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軽量で高速
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バージョン管理ができる
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長期的に安定(GitHubが運営)
デメリットとしては
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静的サイトのみ(データベース不可)
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コメント機能などはない
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少し技術的な知識が必要
私はもうブログを書く予定もなく、お問い合わせフォームも不要。
シンプルな「thanksページ」だけでよかったので、GitHub Pagesがピッタリでした。
サイト削除までにやったこと
備忘録もかねて、削除と移行の流れをメモしておきます。
最初の環境
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ドメイン:ムームードメインで取得
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サーバー:エックスサーバー(他のサイトがありすぐに解約はしない)
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CMS:WordPress(2013年〜運用)
削除&移行の流れ
準備フェーズ(1週間)
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WordPressのバックアップを保存(UpdraftPlus使用)
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テキストで仕様メモ(構成・ページ名、テーマやプラグインなど)を記録
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主要なページのみスクリーンショットで保存
削除フェーズ(1日)4. エックスサーバーからドメイン設定を削除5. MySQLデータベースを削除(じつは保存…忘れてた)
6. public_htmlフォルダを削除
新サイト構築フェーズ(半日) 7. ムームードメインのDNSをムームーDNSに戻す 8. GitHubアカウント&リポジトリを新規作成 9. Claude(AI)でHTMLを生成してコピペ
10. GitHub Pagesで公開設定
ドメイン接続フェーズ(1日) 11. ムームードメイン側でDNS設定を変更(CNAME)12. GitHub側でカスタムドメイン設定
13. 数時間〜1日で反映 → 公開!
実際の費用比較を比較
WordPressの維持費用(年間)
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ドメイン費用:2,125円
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サーバー費用:13,200円
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合計:15,325円
GitHub Pages移行後(年間)
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ドメイン費用:2,125円
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サーバー費用:0円
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合計:2,125円
私は他のサイトで使用中のため、すぐにサーバーの解約をしてません。
いずれサーバー契約を完全にやめたとき、年間13,200円の節約になる計算です。
*サーバーを使い続ける予定なら、レンタルサーバーに index.htmlを置くのもあり
やってよかったこと
心理的な効果
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テキストと画像で記録を残したので、気持ちも整理された
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ずっと気になっていたことを潔く終わらせて身軽になった
public_htmlを削除するとき、「元彼のデータを全部捨てるような…」そんな妙な感情になりました(笑)でも、もう更新しないものを持っているだけで、ずっと気になっていたってこと。
実用的な効果
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月々の固定費が削減される
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放置してセキュリティの心配をしなくていい
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メンテナンス作業から解放された
放置していたサイトはもうSEOの価値もないし、古い内容の記事も恥ずかしかったので、きれいさっぱり削除してよかった。
データベース保存し忘れたけど…
…書いてて思い出したんですが、エックスサーバーのMySQLデータベースを保存し忘れてました。
でも、UpdraftPlusのバックアップがあるので。再構築するにしてもそのときは新しいサイトにするだろうし。もうそれでいいかなと割り切ることにします。
完璧を求めすぎると、いつまでも行動できないですから!
WordPressで困っているなら
今回の移行は、こんな方におすすめです
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更新していないWordPressサイトが気になっている。
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月々のサーバー代がもったいないと思っている
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セキュリティ管理が面倒になった
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ドメインには愛着があって残したい
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シンプルなサイトがあれば十分
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技術的なことも自分でやってみたい
WordPressって一度始めると「やめるタイミング」がわからなくなるんですよね。
更新してない、見られてない、でも削除する勇気がない。そんなふうに「存在だけが残ってるサイト」を持て余してる人って、実はけっこういるんじゃないかな。
ネット上の断捨離ともいえるこの作業。物理的な断捨離と同じで、使わないものを手放すとスッキリします。
わたしの場合は「中身を手放して、名前だけ残す」という折衷案ですが・・
終わらせることで、新しい始まりにエネルギーを使っていきたいです。
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