水曜日, 4月 30, 2025
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春アニメ『宇宙人ムームー』春海百乃×小桜エツコインタビュー | アニメイトタイムズ


少年画報社「ヤングキングアワーズ」で連載中の、宮下裕樹先生の漫画『宇宙人ムームー』が2025年にTVアニメ化。TOKYO MX・BS11にて4月9日、MBSにて4月12日、その他各放送局・配信サイトにて放送・配信中!

本作は、猫型異星人と女子大生の、同居生活を描いた“にゃんとも”言えない魅力にあふれた新感覚家電コメディ。主人公・梅屋敷桜子を演じるのは、本作がアニメ初主演となる春海百乃(はるみもも)さん。相棒となる宇宙人・ムームー役には、数々の名キャラクターを演じてきた小桜エツコさんが声を吹き込みます。おふたりに作品の魅力や現場の空気感について教えていただきました。さらに、春海さんの“フレッシュさ”あふれるエピソードも?

──まずは、原作をご覧になったときの印象を教えてください。

桜子役・春海百乃さん(以下、春海):宇宙人×猫×家電って、てんこ盛りだな~って思いました(笑)。でもすごく読みやすくて面白いなって。しかも宇宙人が猫の姿をしてたら……もう、全然侵略されてもいいかなって思っちゃって(笑)。

ムームー役・小桜エツコさん(以下、小桜):でも結構なことをしようとしてるんですよね、ムームーって(笑)。最初は「楽しそうじゃん!」って感じではあるんですけどね。

春海:そうですね、しかも条件があることを知り「ちょっと待って!」と(笑)。

小桜:個人的には理系が本当に苦手で、作中に出てくる科学や技術、数式などを見ると、普段であればつい読み飛ばしたくなっちゃうタイプなんです(笑)。でもそんな私でも桜子とムームーの関係性とか、大学の仲間との人間ドラマがすごく魅力的で、すっと物語に入っていけたんです。理系が苦手な人でも全然楽しめる作品だと思います。

ただ、「これアニメにするの、難しいんじゃないかな……?」って最初は思いました。理系が苦手な私がこの説明言うの!? って(笑)。そこは少し覚悟が必要なのかなとは思いましたが、原作の印象はやっぱり「楽しい!」が一番強くて。難しい部分もあるけど、それ以上に桜子とムームーの“愛情”とか“つながり”が描かれていて、同胞たちに対する想いも出てくるので……普通に泣いてしまうような、心に染みるシーンもありました。

笑えるところもたくさんあるけど、涙腺にくるところも結構あるなって。“笑いあり、涙あり”な作品だなと思います。いろんな感情がぎゅっと詰まっていて、しかも、家電を通してそれを描いてるっていうのが面白いですよね! 人間とは離れた技術の話をしているのに、ちゃんと人間の心の交流がある。そこがすごいなって思います。作者の宮下(裕樹)先生、ほんとにすごいなって。プロに向かって失礼ですけども。

──小桜さんから理系が苦手というお話も出ましたが、春海さんはどうなのでしょう?

春海:私も得意ではなくって……。

小桜:得意そうな雰囲気があるよね。

──はい。特技がタギロン(数字当て推理ゲーム)ということだったので、もしかしたら理数系なのかな?と思っていました。

春海:頭を使うゲームは好きなのですが、理数系はそこまで……(笑)。でも成績的には数学は良かったんです。

小桜:あ、でもやっぱり素質はあるんだ。本当はできるんじゃない?

春海:もしかすると素質はあるのかも……? あるといいなって思います(笑)。原作を読んだときも、全部理解できるかな?と思ったんですけど、いざ台本をいただいて、自分で声に出して演じながら読んでみたら、すごくわかりやすくなっていて。声に出すことでより理解が深まるようになったんです。また、実際にアニメで見たらすごくわかりやすかったです。面白いし、テンポもよくって、アニメの力ってすごいなって思いました。

小桜:うんうん。

──小桜さんからもお話がありましたが、アニメになったことで、よりわかりやすくなりますよね。

小桜:私、どのお仕事でも一番苦手なのが“説明セリフ”なんです。説明って、視聴者が「説明されてるな」って感じると、飽きてしまったり、チャンネルを変えたりすることもあるじゃないですか。だから、どうやってそれを自然に伝えるかってすごく難しくて。でも自分の声でセリフを出すことで、耳からも情報が入ってきて理解が深まるし、結果的に演じやすくなる部分もありました。

キャラクターの動きもコミカルだし、テンポもいいし、なにより栗コーダーカルテットさんの音楽がとても作品に合っていて、全体の雰囲気を軽やかにしてくれる。難しいテーマでも、すごく伝わりやすくなってると思います。子どもたちが見たときも、分かりやすいんじゃないかなと。

──おふたりとも役にピッタリだなという印象があるのですが、オーディションでこの作品に参加されたのでしょうか?

小桜:私はオーディションではなかったんですよ。オファーをいただきました。「ムームー役で」とお話をいただいて、「ぴったりかも」と思って引き受けました。最初、「猫役です」と聞いて、猫を演じる機会が多かったので「あ、やった猫だ!」って。でも、読んでみたら“ただの猫”じゃない(笑)。

「喋る猫」だし、「宇宙人」だし、しかも女性である桜子とパートナーを組むとなると、これまで演じてきたかわいいマスコット的な猫の声ではなく、もう少し“大人の男の人”のようなイメージのほうがいいのかな?と思っていたんです。女の子っぽい声質になってしまうと、少し分かりにくいかなと。

それで、ちょっと低めのトーンで試してみたんですが、いただいた第1話の映像を観たら、「あれ? 思ったより声高い!?」って(笑)。今後どう変化していくかわかりませんが……(笑)。春海さん、オーディションあった?

春海:はい、オーディションありました! テープオーディションのあとに、スタジオオーディションに進むことができて。当時は高校生だったんです。放課後にオーディションを受けに行ったんですけど、初めてのスタジオオーディションだったので、ワナワナしてしまって……。

小桜:さすがの春海さんも“ワナワナ”しちゃってたの?(笑)

春海:はい(笑)。ドキドキが止まらなくて。思わず近くの公園をうろうろしちゃいました(笑)。

小桜:え~、めっちゃ可愛い! その動き、見てた人からしたら「あの子、何してるんだろう?」って思ったかも(笑)。

春海:かもしれないですね(笑)。でも自分なりに、わきあがる気持ちを体全体に行き渡らせて、緊張を分散させてたんです。

──実際のオーディションはいかがでしたか。

春海:不思議なことに緊張のせいかあまり覚えてないんです。スタジオのオーディションって相手役の人と掛け合いすることもあると思うんですけど、私はひとりで。桜子のセリフだけを読んでください、っていうスタイルで。なんか……「あれ? これ大丈夫だったかな?」って思いました(笑)。

──小桜さんから「さすがの春海さん」というお言葉がありましたが、小桜さんから見た春海さんの印象はどのようなものなのでしょうか。

小桜:堂々としていてびっくりしましたよ。私はわりと早い段階でこの作品の話を聞いていたんですけど、しばらく経ってから「主役のヒロインは、これが初めてのお仕事になるくらいの新人さんです」と聞いて。「お願いします!」と言われて(笑)。でも実際に会ってみたら、初めてとは思えないくらい堂々としていて。

私なんか、初めてアフレコ現場に立ったときは、先輩たちに手取り足取り教えてもらって、「マイクはここだよ」「ここに向かって喋るんだよ」とか、右も左も分からない状態だったのに……春海さんはもう、「はい、了解です!」みたいな(笑)。合わせるのも全然問題なくて。

この作品のアフレコの前に現場に入った経験があったそうですが、メインキャストは初めてって聞いてたから「ホントに!?」って思いましたよ。しかも、1回目のアフレコも「緊張してない」って言ってて。

春海:あまり緊張しなかったんです。というのも『ムームー』のアフレコが始まる前にいくつか現場を経験させていただいたのですが、そこで1回失敗してしまったことがあって。もうあのとき以上の失敗は今後ないだろうと思って、『ムームー』のアフレコに臨んだんです。そうしたらすっと「あ、いける」ってなりました。

小桜:えー! かっこいい……! ちなみに、その“失敗”って何だったの?

春海:挨拶です。最初、ブースにいる皆さんにだけ挨拶したら、それで満足しちゃって……始まるのをビシッと待ってたんですけど、よく考えたら他の方に挨拶していない!ということに気づいて。そこから「よし、これからは絶対にちゃんと挨拶しよう!」って思ったんです。

小桜:ちゃんとしてて偉い! というか、それで現場で思いっきり挨拶してたんだね(笑)。木内秀信さん(天空橋わたる役)に挨拶したとき、なんて言われたんだっけ? なんか言われてたよね?

春海:……なんでしたっけ?(笑)

小桜:確か「俺には挨拶するな」って言ってたような……(笑)。でも、冗談で! もちろんいじめとかじゃないですよ! あれは木内さんなりの気遣いとして「現場には他にもたくさん人がいるし気を使わなくていいよ」って意味だったと思います。

春海:私がいろいろな方に挨拶しにいく姿を見て「またやってるやってる」って感じで(笑)。しばらくすると「ほら、挨拶するんでしょ?」ってつないでくださることも。周りの方々もみんな優しくて、温かく見守っていただきました(笑)。そんな雰囲気で現場にいられるのはありがたいことです。

小桜:本当に堂々としてて、素晴らしい新人さんです!

──そういう意味では桜子って、春海さんご本人とは性格的にけっこう真逆なのでは?

春海:そうですね、真逆だと思います。だからこそ、桜子のことが本当に愛おしく感じるんです。支えてあげたいな、って思えるキャラクターです。

──オーディションの合格を聞いたときはどのような気持ちでしたか。

春海:ちょうど高校を卒業して1週間後に「受かったよ」って連絡をいただいて。気持ち的には大学合格、みたいな感じでした(笑)。急に人生がパッと開けたような気がしました。

小桜:でも、今回のお話がなくても声優としてやっていこうということは決めていたの?

春海:はい、ひとつのことに集中したいタイプなんです。


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