🧠 あらすじと概要:
映画『ノスフェラトゥ』と『デビルズ・バス』のあらすじと要約
今回は、映画館でホラー映画を観るのが苦手な著者が、最近訪れた『ノスフェラトゥ』と『デビルズ・バス』の感想を中心に語っています。
あらすじ
『ノスフェラトゥ』
この作品は、ロバート・エガース監督による吸血鬼をテーマにしたホラー映画です。予告編が魅力的であったために足を運んだ著者ですが、ジャンプスケアが多数登場し、初めは不安を抱えて観賞。しかし、驚かしのタイミングが予測可能で、心の準備ができるという点が非常に助けになったと感じています。全体的には面白く、中盤からの展開が評価されています。
『デビルズ・バス』
こちらはオーストリアとドイツの合作で、悪魔憑きのホラーがテーマ。しかし、予告は実際の内容に関してミスリードを含んでおり、観ることで真相を確かめる必要があります。ジャンプスケアは少なく、精神的にはかなりのダメージを受ける構成。作り込みがしっかりしており、傑作として評価されるべき作品です。
記事の要約
著者は、映画館でのホラー映画鑑賞に対する苦手意識を克服するために、立て続けに『ノスフェラトゥ』と『デビルズ・バス』を観ました。『ノスフェラトゥ』では、ジャンプスケアをあらかじめ予測できる構成のおかげで、安心して楽しむことができました。一方、『デビルズ・バス』は精神的に負担が大きい作品ながら、その出来映えには非常に満足しています。著者は今後もホラー映画に挑戦し続ける意欲を持っており、次回は『MaXXXine マキシーン』を観る予定です。
こんにちは。
私は映画館で見るホラー映画が苦手です。家で見るのは何ともないのですが、映画館で見るホラー、とりわけジャンプスケアがある感じのホラーが本当に強い恐怖を抱きます。
特に驚かす前の沈黙の続く時間がマジで苦手で、心臓のバクバクが止まらなくなります。
という訳で映画館でのホラー映画は忌避し続けてきましたが、映画好きである以上、どうしても見たいホラー映画が出てくる訳です。
そして最近、自分の見れる映画の範囲が広がっている感じがあり、「もしかしたら見れるのではないか?」というノリと勢いに任せて3月に『ロングレッグス』というホラーを見に行きました。映画館でホラーを見たのは、2020年のリー・ワネル監督『透明人間』以来でしょうか。
最初の方は心臓バクバクで、「見に来なきゃよかった・・・」と思っていました。ですが結局は慣れれば何とかなり、最後まで楽しく見れました。
そんな調子に乗っている私が今回は5月16日より公開中の『ノスフェラトゥ』と5月23日公開の『デビルズ・バス』を見てきたので、ホラー苦手な人間がどう見たかと言う観点から語っていこうと思います。
『ノスフェラトゥ』
ロバート・エガース監督の『ウィッチ』が好きな上に、予告編が面白そうだったので行きました。
『ウィッチ』はジャンプスケアが少なめな印象を持っていましたが、今回の『ノスフェラトゥ』はゴリゴリにジャンプスケアがあって、最初の方は「失敗したなあ・・・」と思っていました。
けれども、今作のジャンプスケアというのは予期しやすかったです。というのも、驚かしの前には沈黙が入るので「これ来そうだな」と分かる安心設計です。なので耳ふさぐなり、体にじっと力を入れるなり、あと高橋ヨシキ氏がジャンプスケア回避法として語っていた「画面の端を見る」などの準備がしやすいです。
僕の観測だと7回ぐらいジャンプスケアがあったと思います。でも上記のように心構えができていたので、ビビったのはそんなにありませんでした。個人的に今作のジャンプスケアって、怠い展開の眠気覚まし的な側面があって、序盤眠気が襲ってきそうな所を爆音のジャンプスケアで覚醒させられる、みたいなのが2回くらいありました。
映画の感想は結構自分は好きなタイプの作品で、中盤にかけてどんどん面白くなっていく作品でした。オリジナル版を見てなくても問題なし。「ロバート・エガースが吸血鬼を撮った」ぐらいの認識でぜひ、気になる方はご覧ください。
さて、私は調子に乗りやすい人間なので、「ホラー行けるんじゃね!?」と有頂天になってしまう訳です。
そんな私が『ノスフェラトゥ』の鑑賞から1週間も経たないうちに見に行ったのが『デビルズ・バス』というオーストリア/ドイツ合作の作品です。
『デビルズ・バス』
これ、予告見たら閉鎖的な村で起こる悪魔憑きホラーだと思いますよね。
なんですが、この予告は上手いミスリードというか、真相は映画館で確かめていただきたい作品です。ジャンプスケアはほとんどないので、ご安心ください。
ただし、メンタルはかなり削られる作品です。いわゆる”鬱映画”(この表現はあまり好きではないですが、分かりやすさを優先してあえて使います)と振り分けられる映画でしょうか。覚悟してご覧いただきたいですし、なるべく予備知識なしで臨んでほしいです。
『デビルズ・バス』ネット上の意見を見ると賛否分かれているようです。私は傑作だと断言したいレベルの映画です。ストーリー、ショット、演出、どれも作りこまれている作品で、とても語りがいがあります。この作品一本で記事を書きたいくらいです。消化しきれていない所があるので、パンフ読んでもう一回見に行った上で記事を書きたい(しかし、見たい映画が大渋滞を起こしているので厳しい)。
おわりに
今回タイトルに「#1」と付けたのは、この記事を連載化することで自分のホラー映画にチャレンジするハードルを下げるため、砕いて言えば「記事を書くために挑戦してみよう!もしリタイアしても記事のネタになるし!」と自分を奮起させるためです。
”映画館で見る”ホラー映画が克服できれば、自分の映画人生はバラ色になると思っています。
なので、モチベーション維持のためにちょこちょこ書いていこうと思っています。
次回は6月6日公開の『MaXXXine マキシーン』を予定しています。『X エックス』『Pearl パール』と、2作とも映画館で見るか迷い、ビビッて結局配信を待った作品です。映画館で見なかったことを激しく後悔し、特に『Pearl』は映画館で見てたらその年のベスト1位にしていたかもしれません。
なので必然的に『MaXXXine』への期待も高まっており、ホラーを見に行くことへの”不安”よりも3部作の完結を見届けたいという”期待”が勝ちそうな状況です。
お読みいただきありがとうございました。
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