ざっくり内容:
映画『ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家』の公開決定
概要
フランスの映画音楽の巨匠、ミシェル・ルグランに焦点を当てたドキュメンタリー映画『Once upon a time Michel Legrand』が日本で『ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家』というタイトルで、9月19日に公開されます。
ミシェル・ルグランの背景
ルグランは、2019年に亡くなるまでの75年間、数々の名作で知られる映画音楽を手掛け、特にジャック・ドゥミ監督とのコラボレーションで『シェルブールの雨傘』や『ロシュフォールの恋人たち』といった傑作を生み出しました。彼は3度にわたりアカデミー賞を受賞し、200作以上の映画に音楽を提供してきました。そのスタイルは、全てのセリフを音楽で展開させるという革新的なもので、後の音楽映画にも多大な影響を与えました。
ドキュメンタリーの内容
このドキュメンタリーは、2018年にフィルハーモニー・ド・パリで行われたルグランの最後の公演を中心に展開され、彼の晩年の姿や、45名以上の音楽家や映画人、家族のインタビューを通じて、厳格な姿勢や挫折、内面的な葛藤に迫ります。また、彼が携わった映画の名場面も多数登場し、その豊かな音楽人生を辿ります。
日本版ポスターと公開情報
日本版ポスターは、『シェルブールの雨傘』の要素を取り入れたデザインで、ルグランの若き日と晩年の姿をシルエットで表現しています。また、ムビチケのオンライン販売は6月6日より開始されています。
ルグランの親日的な活動も紹介され、彼の生き様は観客に情熱や感動を与えること間違いなしです。映画は、ヒューマントラストシネマ有楽町などで全国順次公開されます。
編集部の見解:
この記事を読んで、ミシェル・ルグランという偉大な音楽家の影響力を再認識しました。彼の音楽は単なるエンターテインメントを超え、映画に心の深い部分をもたらす力を持っています。特に『シェルブールの雨傘』の全てのセリフを音楽で表現する手法は、当時としては画期的でした。この作品は、後の映画製作者に多くのインスピレーションを与えたことからも、彼の音楽が持つ社会的影響の大きさが伺えますね。
ルグランが手掛けた音楽は、ただの旋律や和音ではなく、映画のストーリーやキャラクターの感情を動かす重要な要素だと感じます。例えば、彼が関わった『ラ・ラ・ランド』には、ルグランの作品からの影響が色濃く見られます。このように、彼の業績は今でも多くのアーティストに影響を及ぼしているのですが、日本でも親しまれていたことが印象的です。『ベルサイユのばら』の音楽も手掛けていたとは、驚きですし、彼の親日家としての姿勢も心魅かれます。
映画を通じて多くの人に感動を与えた彼の人生の軌跡を辿ることで、何気ない日常に潜む美しさや、人の心を動かす力を改めて考えさせられました。ドキュメンタリーという形で彼の素顔に迫ることができるのは、ファンにとっても楽しみですね。彼の音楽が今後も人々の心に響き続けることを願っています。音楽が持つ力、そしてそれを作り出す人々の想いを大切にしていきたいです。
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キーワード: ミシェル・ルグラン
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