日曜日, 6月 8, 2025
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映画レビュー ~ドラゴン・ハート 霊界探訪記~二毛マクル

🧠 あらすじと概要:

映画「ドラゴン・ハート 霊界探訪記」のあらすじと要約

あらすじ

主人公のリュウスケは中学最後の夏休みに山登りを計画するが、仲間が皆都合がつかず、一人きりの夏休みを迎えることに。母親の勧めで徳島へ旅行し、いとこのトモミと再会する。ふたりは川辺で遊んでいる最中、河童を追いかけていると不運にも川に落ち、命を落としてしまう。しかし、龍によって異次元に連れ去られ、そこで二人は自分が死んだことを知らされる。生き返りを望むリュウスケとトモミは、「ワシ」と名乗る老人から与えられた鈴を使って、地獄めぐりをすることになる。地獄の中で様々な試練を乗り越えながら、彼らは生き返りを求めていく。

記事の要約

筆者は映画を観た感想を述べ、特定の宗教や信仰に縛られない立場で話を進めつつ、映画内の宗教的な背景に触れる。映画は幸福の科学の世界観が色濃く反映されており、リュウスケとトモミの不思議な冒険や、地獄の描写がユニーク。特にミュージカルパートが多く、ストレスの要因にもなっていると指摘。最終的に、彼らは改めて現世に戻ることを選ぶが、それは夢のような体験だったのかもしれないという結末が描かれる。エンドロールでは観客の反応を鋭く観察し、印象深い体験があったことを強調して締めくくっている。

映画レビュー ~ドラゴン・ハート 霊界探訪記~二毛マクル

まず第一に、筆者は宗教家でもなければ、特定の信仰などはおこなっていないので、間違った指摘や感想を述べているかもしれません。
ご了承ください。

先日、ドラゴン・ハート 霊界探訪記 という映画を観に行ってきた。
この作品は大川隆法総指揮らしく、これでもかと幸福の科学の世界観が練り込まれているので、レビューの前に軽く解説をしていきたいと思う。

まず、世界各国で信仰されている宗教の主神は同一人物である。(これをエル・カンターレと呼ぶ)
エル・カンターレは転生を繰り返し、大川隆法として現代に生れ落ちた、というわけだ。

うん。。。何を言っているか分からないと思う。

筆者自身ほとんどわかっていない。

つまるところ、釈迦、ヘルメス、ゴーダマ・シッダルタ、大川隆法はエル・カンターレの意識の一部なのだ。

昔誰かがチーズカツカレーチャーハンと言っていて笑ったことがある。

そんなチーズカツカレーチャーハンこと大川隆法であるが、現在は他界してしまっているので、信者はエル・カンターレの転生待ちということになる。

死んでしまってもなお、大川隆法の名義で作品が作られているのだから驚きである。

そんな今作、ドラゴン・ハートを観に、地元の映画館へ行ってきた。普段からかなり、そこの映画館を利用しているのだが、初めて一番奥のシアターを使った。

多分そういうことなのだろう。

席について、CMをみているうちに、段々と違和感に気付いた。

「あれ???誰もいなくね???」

そう、誰もいないのだ。本当に誰もいない。

呆れ返るほど平和なシアターである。

しばらくすると本編が始まった。壮大な演出と共に、黄金に輝く「Happy Science」がスクリーンいっぱいに映し出される。

すると、シアターの横から、あきらかに普段映画なんて観ない風体のマダム3人と、少し遅れて会社の一番偉い人感がハンパないおじさんが入ってきた。

※ここからようやく内容について触れていくので、ネタバレ注意。

主人公にして、登山大好きっ子である「リュウスケ」くんは、中学最後の夏休みを利用して仲間たちと山登りを計画していた。

しかし、リュウスケ以外のメンバーにはそれぞれ予定があるらしく、ひとりぼっちの夏休みを過ごすことになる。

それを見兼ねた母親から勧められ、リュウスケは徳島へ旅行することになる。

現地の叔母の家へ行き、いとこの「トモミ」との再会を果たしたり、まあ色々なことがありつつ
ふたりは近所を探索することに。

キラキラした川の上にかかっている石橋に二人で腰掛け、向こうを見ると高越山が。

これには流石のリュウスケくんもニッコリしながら高越山に向かって「おこおつぁーん!!」(現地の言葉で高越山を表す言葉)と思い切り叫ぶ。

そんなリュウスケとは対照的に、トモミは川をみて不思議そうな表情を浮かべていた。
そう、トモミの視線の先にいたものは

河童である。

か     っ     ぱ     で     あ     る     。

観客の頭に浮かんだハテナマークをよそに、リュウスケとトモミは河童を追いかけ、中学生特有のバケモノ体力で走る走る。

しかし、幕引きというのは、どんな時だろうと関係なく平等にやってくるのだ。

トモミは足を滑らせ川の中へダイブ。

リュウスケはトモミを助けるべく川へ飛び込むが、結局二人とも死んでしまう。

が、突如として現れた龍が二人を背に乗せ、唐突なミュージカルパートが始まる。
(ちなみにこの時はまだ、二人は自分たちが死んだことを認識していない)

そう、この映画はなぜか至る所にミュージカルパートが挟まる。
これがものすんごーーーーーーーいストレス。

ONEPIECEFILMREDのウタが歌う挿入歌くらいクオリティが高いならまだしも、お世辞にもあまりクオリティが高いとは言えない曲を大量に聴かされる。

例えば、二人が龍に乗せられるシーンでかかる曲の歌詞を引用すると

『僕たちは、いつも新しい何かを求めてる。
だから、ひと夏の経験をとても期待している。

この夏は、何があるかな?

川や、山や、空に、

何か Exciting Loveを、』

である。

どう思った??
ねえ、どう思った???

いや、まだまだこんなのはマシな方だ。映画後半、彼らは地獄に行くことになるのだがそこでかかる 「From Hell to Hell」という曲の方がやばい。是非ともあとで聴いて欲しい。

筆者はこの曲を聴いて、ついつい吹き出しそうになってしまった。

まあそんなことは置いといて、龍は見慣れないところで二人をおろした。

すると、「ワシ」と名乗る老人がでてきて二人にこう告げるのだ。

「お前たちは死んでしまった。お前たちの人生は平凡だから生き返らせるつもりは無いが、どうしても生き返りたいなら地獄めぐりをしてきなさい」

リュウスケは老人から、謎の鈴を貰う。
この鈴に祈りを込めて鳴らすとどうたらという説明をされつつ、ようやく彼らの地獄めぐりが始まる。

うん、これ書くのに1時間ちょいかかった。疲れた。まだ映画的には半分も行ってない。

鬱だ。

地獄へ行った二人だったが、この映画に出てくる地獄というのは、我々がイメージするものとは違い、とても現代的なのだ。

居酒屋は軒並み、人々は銃を撃って殺し合い、おっそろしい危険運転をする車がゴロゴロと散見される。

何よりいちばん恐ろしいのは、一部を除き通行人のほとんどが3Dモデルなのに、背景はアニメなことにある。

さて、リュウスケはとある理由で、バットを振り回す男に目をつけられ、男が割った車の窓ガラスが腕に刺さってしまった。

するとなぜか周囲が病院の中へウネウネと姿を変えてみせ、リュウスケは「手術」と称されチェンソーで腕を切られかける。

窮地を脱したリュウスケだったが、トモミが見当たらない。

病院内を散策すると、「点滴を繋ぎ合わせて患者の血を無限に循環させるので、あなたにも点滴打ちますね」とか言ってるトンチキナースにトモミが絡まれているのを発見。

得意のフィジカルでナースたちを撃退。
(この映画、リュウスケがフィジカルで切り抜ける場面が多い。カットしたけど、1個前の地獄でもフィジカルで切り抜けてた。)

待合室に逃げ込むと、くだんのトンチキナースを発見。

トモミがナースに触れると、ナースの回想が数分間流れる。

そう、これもさっきの挿入歌と同じで、新しいステージに行くと必ず一回はモブの回想が入るし、別に本筋に関係ない。

なんかぐちゃぐちゃと話したあと、ナースは満足して消えていった。

ここからはダイジェストで、彼らの地獄めぐりをお届けしよう。

病院を抜けると、電車の自爆テロに巻き込まれ、命からがら助かったかと思うと、娼婦が沢山いる洋館へ入るが、怪物になった娼婦に襲われ、トモミとはぐれてしまう。

リュウスケが龍の姿を思い浮かべると、あの龍が助けにあらわれ、ついに閻魔大王の元へといくことになる。

呂布カルマみたいな柄シャツを着たグラサン姿の閻魔大王がテニスをしながら人々をシバいているところにリュウスケが割って入り、トモミと離れ離れになったことを告白。

閻魔は面倒くさそうにリュウスケをトモミの元へ転送させ、業務に戻る。

トモミは洞窟の中で巨大な蛇に囚われていた。

というか、洞窟の中に様々な動物の神様が存在してる的なニュアンスだと思う。

実際に、狼の神様が洞窟内の鳥居を潜り、どっかの神社に参拝しに来たおっさんにとりつき、信じられないくらいおっさんに飯を食わせた挙句万引きまでさせるというシーンがある。

この時、おっさんはよくわかんねー店に入るのだが、なぜか白米だけをかっこみながら「うまい!うまい!」と言っていたりするのだが、そんなわけ無さすぎて怖かった。

というか、何の目的でこの狼はおっさんにとりついたんだろうか。

おっさんが警察に連行される時には逃げていってたし。

まあそんなんも置いときつつ、蛇や狼を
「祈りを込めるとすごいことが起こる鈴」を、祈りを込めながら鳴らしたことでふたりは現世へ帰ることに成功。

再び、「ワシ」こと老人に再開し、老人の正体を知ることになる。

なんと、ワシは高越山の神様らしく「天日鷲神(あめのひわしのみこと)」という。
だからワシワシ言っていたのだ。

蘇生しようとするワシと、「地獄があまりにも酷かった。魂の修行をしたい」と言い出す二人のやり取りが何往復かあるが、シャンバラで修行することになり

シャンバラでの修行が一通り終わると、ワシは二人を神の世界へ連れて行き、「地球の神の戴冠式」とやらを見せてくれる。

キリストやらなんやら、色々な神様が一堂に会したかと思うと、ヴシュヌがエル・カンターレことチーズカツカレーチャーハンに冠を渡し、二人は感動する。

という夢を見ていたのだった。

しかし、夢だったけど実際に体験したかも的な匂わせがあり

最後に、映画の内容に沿った阿波踊りの替え歌が流れて終わる。

エンドロールが流れて三秒で、マダムたちはスタスタ出ていってしまったし

会社の重役風の人も、筆者がずっとエンドロールをみてるのを見詰めて、エンドロールが終わるまで席で大人しくしていたりした。

なにこれ?ほんとになにこれ?

まあ、二回目は見たくないかな。

二毛マクル



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