🧠 あらすじと概要:
映画『アルマゲドン』のあらすじと要約
あらすじ
地球に巨大な小惑星が接近し、衝突の危機が迫る。人類は、核爆弾を埋め込み小惑星を二分することでその進路を変更しようと決定する。しかし、専門家ではなく一般人の採掘チームが任命される。短期間の訓練で宇宙に飛び立った彼らは数々のトラブルに見舞われながら、最終的に核爆弾を設置して地球を救うための危険な任務に挑む。
要約
映画『アルマゲドン』は、地球滅亡の危機を背景にしたSF作品で、主にユーモラスでツッコミどころ満載のストーリー展開が特徴。主人公たちが急遽選ばれて宇宙へ向かうシーンでは、科学の常識を超える荒唐無稽な計画に笑ってしまう。数々のトラブルに直面しながらも作業を続ける中、重要な局面で感動的な親子愛が描かれ、映画の結末はハッピーエンドとして締めくくられるが、冗談めかした部分も多い。全体として、観客に笑いと感動を提供するエンターテインメント作品となっている。
海月はこの映画を楽しみながらも、科学への疑問や人類の未来について考えさせられる要素を見出し、特に親子愛の描写に感動したと語っている。
わたしの備忘録用にあらすじつけながら感想ぶちまけていきます。
かなり長いのでツッコミとかもうええてという人は、ラスト考察にお飛びください。
地球滅亡の危機が判明
ある日突如として街中に大量の飛来物が落下し、街は混乱の渦に。原因を調べると、ミサイルでも爆撃でもないそれは流星だと判明。さらに同時に、巨大な小惑星が接近しており、十八日後には地球に衝突して地球滅亡の危機だとも判明する。あとひと月もない。なにか打つ手はないか。
そこで出たのが小惑星に穴を掘って核爆弾を埋め込み、爆発させて真っ二つにして軌道を逸らすという方法だった。
え。ちょっと脳筋すぎませんか。小惑星真っ二つにして軌道そらすってそんな簡単に行くんですか。高速で飛来する小惑星に行けるんですか。そもそも(以下略)
宇宙知識皆無の一般人ですが、もうこの時点で不安。大丈夫か、地球。
一般人を宇宙へ
しかし、小惑星に穴を開ける技術など誰が持っているのか。
そこで、一度も失敗したことのない採掘のプロ(もちろん一般人)を小惑星に派遣することに。
待て待て待て。一般人を宇宙に飛ばすんですか。もっといい人材いなかったんですか。地球には70億もの人間がいるのに。おまけに彼らの訓練期間もとてつもなく短くてほんとうに草。まあ十八日しかないから仕方がないとは思うけど、それで宇宙なんて行けるのか…とはなった。宇宙飛行士になるのってすごく大変なはずなのにね。そういえば数日前に足撃たれている青年もいましたが大丈夫でしょうか。(彼は主人公の娘の婚約者。娘はやらんぞ!ってパパである主人公がキレて銃をぶちかますというシーンが冒頭にあります。ここからもう様子がおかしい)
ここまでくるともはやファンタジーなので吹っ切れる。いいぞもっとやれ。
トラブルしかない宇宙
短い訓練期間を経てロケットが飛んだはいいものの、(当然)トラブル続き。トラブル去ってまたトラブル。いきなり制御レバーは折れるし、燃料庫は爆発する。
もう地球の先行きが不安すぎます。トラブルって物語に緊張というスパイスをひとつまみ、という存在だと思ってたのでこれにはびっくり。トラブルしかない。力任せに引っ張ったレバーがぼきんと折れたときにはげらげら笑っちゃった。ここは宇宙ですよ。あまりに脆すぎる。銃も出てくるしなんだこの映画。わけわかんなくて好き。というか燃料庫爆発して大丈夫なんですか。爆発から間一髪逃れられた、よかった~みたいなノリで話は進んでいくんだけど、ちょっと待って。
じゃあなぜ爆発した。ただの爆発庫じゃん。
なんとか240mの穴を掘り終える
そこからもトラブル続きで仲間は何人か死んでしまう。それでもめげずに作業を続行。紆余曲折はあったものの(紆余曲折しかない)、ついに主人公らは計画していた240mの穴の採掘をやり遂げる。しかし、磁場の影響で予想していない通信障害が起こる。地球との通信は完全に切れてしまった。
英語ではフィートと言ってるのに字幕ではメートルに換算されてて、翻訳って面白いなと思った。別にフィートのままでいいのにね。それはそうと、直径1000km(うろおぼえ)くらいの巨大小惑星になぜ240mの穴を掘ったのでしょう。地上から爆発させるのと大差ないのではないでしょうか。とはいえ、これまでにあっさりと何人か亡くなっているので、やはり宇宙は規模が違うなあと思う。
むしろ一般人だらけの宇宙の旅でここまでうまくいってるのが奇跡。
地球との通信が切れる
穴は掘れた。あとは核爆弾を入れて爆発させるだけ。しかしタイムリミットは迫っている。あろうことか、そこで地球と宇宙船と通信が切れてしまう。NASAは騒然。状況はわからないが、核爆弾が爆発していないことはわかる。よってタイムリミットが来る前に遠隔で爆発させることに。
核爆弾をセットしていないのに動き始めたタイマー。主人公らはタイマーを解除することに。
通信が切れたという状況に陥り、大統領の判断により遠隔で爆発を試みる。何とも無慈悲でここはリアルだなと思った。
まあ、爆弾解除のコードを切るシーンは何度みても手に汗ですね。「赤か、青か、それが問題だ」みたいなよくみるアレです。だいたいギリギリでなんとかなる。
※以下、特大ネタバレを含みます。
誰が爆発させるか問題
爆発寸前でなんとかタイマーは解除できた。襲い来る隕石を避けながら穴に核爆弾をセット。あとは脱出して爆発させるだけ。しかし、タイマーは解除してしまった。つまり誰かが残って手動で爆発させなければならない。そのひとりをくじで決めることに。選ばれたのは、主人公の娘の婚約者の男。主人公は彼を見送ると言って、彼と一緒にロケットを降りる。「娘を頼む」そう言って突き飛ばすようにロケットへ戻る入り口へと彼を突き飛ばす。
そして娘に最後のメッセージを送る。
パ、パパーーーーー!親子愛に脆いわたしの涙腺はここで崩壊。これまでギャグだったのに急に重くなるのやめてください。ま、ここもギャグなんだけどね。通信が切れたはずなのにあっさりと通信つないで娘にメッセ―ジ送ってるのは本当にどうしたって感じ。でも、死に際の親から娘へのメッセージはさすがに泣く。最後の手紙とかももれなく泣くタイプなのでこれはやむなし。しかしここで面白いのが、冒頭(主人公から娘への愛の垣間見えるシーン)からここに飛ばされても、たぶんわたしは泣いたということ。途中のトラブル続きのシーンはこの涙に関係ない。だからわたしみたいな親子愛が刺さりすぎる人以外は泣かないんじゃないかな。時間が経って冷静になったら、なぜ泣いたかよくわからないし。
まあべろべろに酔ってて情緒バグってたのもあるだろうなとは思う。
ラスト考察
唐突なハッピーエンド?夢?
小惑星は主人公の犠牲によって爆発、みごと真っ二つに割れて計算通り軌道は地球を外れる。歓喜に湧き上がる地球。生き残りは宇宙から無事生還。主人公の娘と婚約者は熱い抱擁を交わす。みんな満面の笑み。そうして地球は間一髪で救われましたとさ。
めでたし、めでたし。
もうツッコミどころしかない。あのぼろぼろの状態でロケットが無事に地球に戻れたとも思わないし、なんで父親が死にながら満面の笑みで娘は婚約者と抱き合ってるのか。
ここでわたしは思いました。ラストシーンは、主人公が死ぬ間際に見た夢なのではないかと。・仲間たちを乗せたぼろぼろのロケットが無事に地球に着陸できる・娘が満面の笑み
・がばがばな計画で地球が救われている
つまりこれらは主人公の願望なのではないか。そう思ってわたしはぼろぼろ泣きました。死んだひとの想いとかに弱いんです、はい。
最後に
賛否両論のこの映画、わたしは好きです。ぶっ飛びすぎて面白い。とはいえ、それがわかるのも科学の発展のおかげなんだなあと思うと胸にくるものがあります。地動説天動説がうんぬんとか言ってた時代がたった500年前だと思うと人類すごい。そう思ってわたしはげらげら笑います。わたしがよぼよぼのおばあちゃんになるときには、宇宙旅行が今の海外旅行のノリになっているのかな。卒業旅行は宇宙!とかありそう。そしたら孫かひ孫かとアルマゲドンを観ます。そうしてもっとげらげら笑うんです。「SFじゃなくてただのファンタジーじゃん」って。その頃にはテレビとか無くなってるんだろうな。
以上、長くお付き合いいただきありがとうございました。涙活はいいですね。久しぶりに泣きました。泣ける映画あったらぜひ教えてください。
では。
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