日曜日, 6月 1, 2025
ホームレビュー映画映画「CURE キュア」名作の3条件佐橋 真 Makoto Sahashi

映画「CURE キュア」名作の3条件佐橋 真 Makoto Sahashi

🧠 あらすじと概要:

映画「CURE キュア」あらすじ

「CURE キュア」は、1997年に公開された日本のサスペンス映画です。物語は、警察官の和泉を中心に展開します。彼は、無差別殺人事件の捜査を担当し、次第に事件の背後に潜む精神的な謎を追い求めます。彼の目の前に現れる一人の男、治(おさむ)が、事件に絡む重要な鍵を握っていることが示唆されますが、物語は予想を裏切る展開を繰り返し、観客を緊張させます。

記事の要約

記事では、「CURE キュア」が名作と呼ばれる理由として三つのポイントを挙げています。その一つ目は、予測不可能なストーリー展開で、緊張感のある映像が繰り広げられる点です。次に、意味深い構図と美しいカメラワークが、視覚的な深みを生み出していることが強調されています。最後に、衝撃的な意味を持つラストシーンがほんの一瞬しか映されないことで、観客にその意味を深く考えさせる点が挙げられています。

著者は、映画とアートの共通点を感じ、名作に必要な条件として新しい視点の創出や技術の熟練、視覚的なバランスを挙げました。名作の背後には、深い考察と高い視座を持つ作り手がいることが重要であると結論づけています。

映画「CURE キュア」名作の3条件佐橋 真 Makoto Sahashi

佐橋 真 Makoto Sahashi

2025年5月30日 20:18

1997年の作品を初見。
前回投稿のエミリアペレスで指摘した名作となる3つのポイントをしっかり抑えていた。

先を読ませないストーリー展開

一般人の想像を超越する話の流れ。刑事ものかと思いきや全然違う。次の場面でどうなるかが読めず緊張感漲る画面が続く。

意味深で脳裏に刻まれる美しい構図

あらゆる場面に意味がちりばめられている。画面の外の広がりを感じさせるカメラワーク。
暗めのトーンで陰影が美しい画面。

世界が変わる未来を予感させる衝撃的な意味を持つ一方で、超絶さっぱりとしたラストシーン

とても重要な意味を持つ画面を、ほんの一瞬しか映さない。表現者としての監督の立場で、多くの鑑賞者が見落とすかもしれない程度に編集するというのは、勇気がいるだろう。

他の名ラストにも共通するが、長々を説明的に映されるより、一瞬だけチラ見させて閉じるほうが、実は脳内ループにより余韻が長い。

名作と言われる理由がわかった。

こうして多様な映画を見ていると、アートとの共通点を感じる。

私が考える、名作と言われるアートの条件は、

人類史上に存在しなかった新たな視点の創出。

一見下手そうに見えても実は超絶技巧を習得していて一周している技術。

なぜか眼が喜ぶようなバランス、形状、構図、色彩。

である。
名画の条件、展開、構図、ラストシーンにも共通項を感じる。

アート作家も、映画監督も、誰よりも深く重く考え、世界を俯瞰する高い視座を持ち、人類史上に新たな視点を創出できるひとが、名作を生み出していると思う

佐橋 真 Makoto Sahashi

過去15年で苦しかった時に、自分自身を救うため、私が紡ぎ出した考えをここに表現します。



続きをみる


Views: 0

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

- Advertisment -