🧠 あらすじと概要:
映画「サブスタンス」のあらすじは、50歳の誕生日を迎えた元人気女優エリザベスが、老いによる危機感から禁断の薬物「サブスタンス」に手を出すところから始まります。もう一人の主役は、新人女優のスーで、彼女はスターダムへと駆け上がっていきます。そして、プロデューサーのハーヴェイが、この二人を取り巻くルッキズムの象徴として登場します。この物語は、若さと老い、美と醜、そして現代的なテーマを織り交ぜたホラー作品で、スタイリッシュな映像展開が特徴です。
記事は、映画の印象を述べており、特にキャラクターの怪演や全体のテーマ遂行について評価しています。また、ラスト30分の圧巻の展開が印象的で、視聴者を一気に引き込むような感覚を伝えています。この映画は「狂気のホラーエンターテインメント」として、強いメッセージを持つ問題作であることが強調されています。
【サブスタンス(2024)】「かわいいが暴走して、阿鼻叫喚」。予告映像から、異様な「禍々しさ」を感じたので、さっそく鑑賞。いやー、こちらの想像を遥かに超えた作品でした。主たる登場人物は3人。50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベス(デミ・ムーア)。容姿の衰えと忘れされていく焦燥感から、禁断の薬物「サブスタンス」に手を出す。(これだけで何となく先が読めるんですが)もう一人の主役、新人女優・スー(マーガレット・クアリー)。くびきを解かれたかのように、惜しげもなく肢体をカメラの前にさらし、スターダムを駆け上る。そして、彼女たちを追い詰めるルッキズムの権化のような、プロデューサー・ハーヴェイ(デニス・クエイド)。それぞれが、喜々として、それぞれの役を演じ、まさに怪演。(よく、この映画、引き受けたなあ)全体として、古典から現代に至るホラー作品のオマージュとも言える設定。さらにそこに、老いと若さ、美と醜、消費される生と性など、現代的なテーマも盛り込みスタイリッシュな映像展開。(フィジカルで、プリミティブで、フェティッシュ?)圧巻のラスト30分。映画自体が「暴走」して、阿鼻叫喚へ、まっしぐら。いつまでも止まってくれないジェットコースターに乗せられた心地でした。
狂気のホラーエンターテインメント、超問題作です。
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