日曜日, 5月 18, 2025
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映画「ガラ」の感想venia31

🧠 あらすじと概要:
映画「ガラ」は、不快な歯ぎしり音や集合体恐怖症をテーマにしたホラー作品です。台湾では観客が嘔吐する事例が相次いだという話題作で、視覚的にも非常に衝撃的な描写が含まれています。物語は、SNSで活躍するライブ配信者の母メイビスとその家族が、あるヴィラでの出来事を中心に展開します。家族は経緯に伴う様々な不幸に直面し、不可解な現象が続発する中、探検隊を結成するという流れになります。彼らは過去の事故や邪教儀式に触れながら、恐怖に満ちた経験をすることに。

記事の要約としては、視覚的な恐怖描写や音の不快感が強調される中、特に家族間の関係やネット社会の影響がくっきりと描かれています。感想としては、伏線の回収が不十分であり、観客に強い疑問を残すエンディングに不安感を覚える意見が多いようです。意外な展開や、疑問を持たせるラストはホラーとしての魅力を増していますが、多くの観客にとっては消化不良感を引き起こす要因ともなっています。

映画「ガラ」の感想venia31

※初めて書いた記事&ただの個人的な考えのまとめ用で、1回だけ見たうえで思い出しながら書いているので温かい目で見てください現在シネマート新宿他、一部の劇場で公開されている映画「ガラ」。

歯ぎしり音や、たくさんの歯をあしらったポスターで、台湾では鑑賞中に嘔吐した人が続出したというホラー映画。

気になったので観てきました。
以下、公式の概要。

―𝙸𝙽𝚃𝚁𝙾𝙳𝚄𝙲𝚃𝙸𝙾𝙽—台湾で鑑賞中に嘔吐した人が続出したという大問題作が、日本襲来!!

本作タイトルの「GALA」が意味するのは、台湾で歯ぎしり音を表す擬音語。耳をつんざくような不快な“音”と、集合体恐怖症を誘発させる歯と毛髪の塊など、『呪詛』で金鐘賞最優秀アートデザイン賞を受賞した特殊メイクアーティストが生み出すグロテスクな“ビジュアル”で、観客の全身を悪寒が襲い続ける……。

監督は、これまで主にテレビドラマで活躍してきたツェン・ダーヘン。今回初めてホラー長編作品の監督を務めたが、恐怖を増幅させる緻密な演出で、本国公開時には台湾・中国映画興行収入ランキングで初週1位、年間ベスト10入りを果たした。キャストには、Netflixオリジナル作品「次の被害者」シーズン2に出演した新星リー・エンヨウ、台湾の有名インフルエンサーで、今作でも同名同業の役を演じたメイビスなど、個性派が集結。

観客の不快感を煽りまくる、予測不能の最凶オカルトホラーが、ここに産声を上げる。

―𝚂𝚃𝙾𝚁𝚈—ライブ配信者の母メイビスの仕事につきあい、鬱蒼とした森にたたずむヴィラへとやって来たアーシュー。父の命日に旅行へ来たことをよく思っていなかった彼は反発し、1人だけ先にヴィラを後にする。

しかし突然、家族に同行していたスタッフが、不可解な死を遂げる。家に帰ってきた母親の様子も、どこか、おかしい……。アーシューの友人ティエンレンは、亡くなったスタッフから送られてきた気味の悪い映像を勝手にネットへアップロードし、その動画は大きな注目を集める。アーシューとティエンレンはその反響の大きさから、ネット上で探検隊を募集し、全ての始まりであるヴィラを調査・配信することに。探検中、実は、施設建設中に“事故”で大勢の人が亡くなり、その事故は邪教の儀式と関係があるらしいと知るアーシューたち。邪教とは、彼らを待ち受けるものとは――?

https://rightscube.co.jp/movies/%E3%80%90%E5%8A%87%E5%A0%B4%E5%85%AC%E9%96%8B%E4%BD%9C%E5%93%81%E3%80%91%E3%82%AC%E3%83%A9/

以下、鑑賞後の感想とネタバレを含むストーリーと考察です
未視聴、今後視聴予定の人は自己責任で見てください

感想(ネタバレ有)

視聴後の感想としては、この映画は「ホラーのノベル/ADVゲームにおける、伏線を一切回収せずに迎えたバッドエンド」だなぁでした。

本作では、ホラーによくある「過去に何かしらの事故があった山奥の建物」で「不可思議な現象に遭遇した主人公が問題の解決を目指して奮闘する」映画なんですが…
数多くの伏線や謎が一切回収されないまま全滅して終わったので、エンドロールが流れた瞬間、ガチ目に宇宙猫状態???でした…

また、この映画、要所要所でインスタ系の配信画面が出てくるのですが当然コメントは中国語でしかもコメントには翻訳がなかったため何をコメントしているのかが全く分かりませんでした…
多分あのコメント、物語の重要な部分だと思うんだけどなぁ…

あとこの映画、キービジュアル的にグロさを中心としたゴア系の映画なのかと思ったら普通にジャンプスケア系のホラー映画でした…
(と言っても、そこまで極端に驚くものではなかったですが…)

詳細なストーリー

謎の儀式

廃墟のような建物にカメラを持ちながら入っていく男。男は司祭と呼ばれる人物の先導で行われている儀式に参加していた。儀式ではローブをかぶった複数の人たちがお札のようなものを張られた石を中心として呪文のようなものを唱えなていた。儀式が佳境になると突如悲鳴を上げ、倒れるローブの参加者たち。
カメラが暗転し再度映像が戻ると、司祭の男が石に対してもたれ掛かっており、カメラを持った男が近づくと声を上げてカメラに向かってきた。

ヴィラに向かう主人公一家

場面が変わり、山奥のヴィラに向かう主人公一家(主人公、主人公の母、義父、義妹)。しかし主人公はその日が実の父親の命日であったため、乗り気ではなかった。道中、トンネルに差し掛かったタイミングで父親が何かを感じ戸惑っていると何かがフロントガラスにぶつかり車を急停止させてしまう。主人公が何がぶつかったかを確認しに行くと、手作りの女の子の人形だった。どこから落ちてきたか気になった主人公であったが、主人公はとりあえず近くのガードレール付近に人形を置いていった(その柱にはなぜか儀式の際に書かれていた文字のようなものが描かれていた)。再出発した一家であったが、ナビ通りに進んだ林の中でなぜか急に車が停止してしまった。エンジンが故障したため、母親がヴィラの管理人に電話をかけ、迎えをよこしてもらう。しかし、母親はヴィラの紹介をSNSのライブ配信で行う予定だったため、早めにヴィラにつけるように一家全員で荷物をもって山道を進んでいった。車も通れないような山道を荷物をもって進んでいった一家。途中、義妹が先ほどフロントガラスにぶつかった人形をが落ちているのを見つけるが、義父から汚いから拾うなと言われ拾わずに去っていった。

しばらく歩いていると、なぜか一家は車があった位置に戻っていた。仕方がないので車で待っていると、窓ガラスに先ほどと同じような人形が押し付けられる。先ほど、母親が電話した支配人が迎えに来た際に拾ったようでそのまま義妹に手渡される。母親は来るのが遅いと文句を言うが、管理人は電話が来てから5分しかたっていないという(父親は40分以上歩いたと言ってる)。

管理人の車でヴィラについた母親は、ヴィラの紹介や宣伝をSNSでのライブ配信(インスタやTikTokのような配信画面にコメントが流れるタイプ、コメントはすべて中国語)を行っているが、電波が悪いようで時折ノイズが入る。ヴィラには様々な絵画が飾られていたが、その中には儀式の際に書かれている文字が描かれている絵もあった。紹介の中で、ホテルの部屋専属の執事の紹介が行われる。母親は珍しい苗字ですねというが私がいた村では普通ですよという。その後、終始笑顔で部屋の紹介や屋根裏部屋があることなどを説明していた母親は、なぜか急に真顔で「ここにずっと居たい」と言い出す。
主人公は義父から食事の際には、主人公も映る形で撮らせてくれと言われるが、実父の命日ということもあり反発する。最終的には主人公は友人に近くまで迎えに来てもらう。主人公はヴィラを出る前に義妹の様子を見に行くと誰かと喋っている様子だったが、そこには人形を持った義妹しかいなかった。義妹に声をかけた後に主人公は出ていくが、義妹はまた人形と会話を始め、人形からは歯ぎしりのような音が聞こえていた。

その日の夜、管理人がヴィラで奇妙な音が聞こえる。誰かいるのかと電気をつけて確認しようとしたが、電気がつかなかったため管理人はスマホのライトを用いて奥に確認に行く。音のする方に近づいていくと、徐々に歯ぎしりのような音が大きくなっていく。管理人が思い切って中を見ると小さなおもちゃが動いているだけだった。ほっとしたのもつかの間、今度は上の階から別の音が聞こえてきた。その音は、カメラのフラッシュ(ストロボ?)が連続で起動している音だったため、母親が写真でも撮っているのかと思い見に行く管理人だったがそこには誰もいなかった。フラッシュの近くまで近づいたタイミングで、管理人は急に見えない何かにはりつけにされ、そのまま見えない何かに動かされた自分の手で自身の口を上下に引き裂かれてしまう。
その一部始終は管理人の持っていたスマホで撮影され、義父のもとに送信されていた。不審に思った義父が見に行くと管理人が口を裂かれて死んでいた。

憑りつかれる母親

管理人の葬式が行われ、参列していた主人公一家。その最中、主人公のもとに友人から電話がかかってきた。外に出て友人と話しをすると、上記の管理人が死ぬ瞬間の映像が友人の手によってSNSにアップロードされておりバズっていることを知る。不謹慎だと思った主人公は友人に動画を消すように言い、友人もわかったと了承しているときに、義妹が主人公のもとにやってきて「母親がいない」と言い出した。しかし、葬儀場の中に戻ると母親はいたため、怪訝に思う主人公。しかし、母親の様子がおかしく変なことを言い出した。最終的には落ち着きを取り戻し義妹と母親がハグをするが、なぜか急に笑う義妹。

その後、家に帰って日常を過ごしているが、やはり母親の様子がおかしくなっていた。極めつけには料理が出来たとダイニングテーブルに向かうとなぜか生肉などしか並んでおらず、しかも母親は何かをたたきつけるように切っていた。そして、席に着いた主人公と義妹にフルーツよともってきた母親の手は血にまみれていた。主人公は慌てて母親を連れて行き、手当を行った。その後、友人宅に行き夕食をごちそうになる主人公。そこで、友人がいつは動画を削除しておらず、さらにバズっていることを喜んでいた。

さすがに不謹慎だと詰める主人公だが、母親がおかしくなったのはあのヴィラに問題があるんじゃないかという友人。動画にもヴィラに突撃してほしいというコメントが来ていたため、さらなるバズを求めてヴィラに行こうという友人に、主人公は最初は難色を示していたが最後には了承してしまう。

一方義父は一人、管理人が死亡したヴィラの部屋で金庫を開けていた。
その中身は歯茎と歯で出来た魔窟(キービジュアル参照)のようになっており、父親は一人腰を抜かしていた。

ヴィラ探索

ヴィラに向かう探検隊を視聴者から募集する友人は、その中で皇帝を降ろせるというガラの悪い男(以下、ヤンキー)、信心深い数学教師の女性(以下、信徒)、おばあちゃんからもらったお守りを大事にする女の子(以下、お守り女子)をメンバーとして選出する(途中、自分のことを知ってほしいという男が出たが、自己PRはNGとしてメンバーから外される)。友人の運転でヴィラに向かう5人のメンバー。途中、ヤンキーがタバコを吸うを信徒が難色を示したり、お守りが熱くなってると不安になるお守り女。道中はカメラを回していた主人公だったが、トンネルに差し掛かったタイミングで二人乗りのバイクが並走してきた。その後ろに後ろ向きで座っていた女が主人公のほうを見ると歯茎のような顔がこちらを見ていた。驚き悲鳴を上げる主人公だが、再度見て見るとそこにはバイクも何もなかった。しかし、運転している友人がサイドミラーを見ていると急に戸惑い始める。何事かと思った一同がよく見ると、友人はサイドミラーを見ているはずなのに、サイドガラスに映る友人は前を向いていた。真横でそれを見て戸惑うヤンキーだが、ガラスに映った友人が急にこちらを向くとヤンキーに向かって飛び出してきた。
ヤンキーが驚くのと同時に急停車する車。友人は何かがぶつかったといい、ヤンキーに外を見に行くよう促す。しぶしぶ外に出たヤンキーは、継ぎはぎのデスマスクのような仮面を見つけ、それを投げ捨てる。

その後は、何事もなくヴィラについた一同。一同はヴィラのいたるところにカメラを仕掛け、最後に食堂でスマホなどを用いた配信の準備をしていた。食堂でタバコを吸おうとしたヤンキーだが信徒に止められる。すると、執事が急に現れ、ホテルの注意事項を説明し始める。基本的に禁止事項はないが611号室だけは長期滞在者が止まっているため入らないようにとだけ言い去っていく。その後、各自部屋に荷物を置きに言った主人公たち。そのとき、お守り女がお守りがないことに気づき慌てて探し、主人公と一緒に車に探しに行く。車を探すとお守りがあったため安堵するお守り女。主人公とその後はヴィラに戻るがそれを眺める怪しい人影。ヴィラに戻り合流した5人は、友人を司令塔とし主人公とヤンキーの男性組と信徒とお守り女の女性組で分かれてヴィラを探索を始める。友人はヴィラのいたるところに仕掛けたカメラの映像をもとに各組に指示を出していく。男性組は本館とは別の棟に向かい探索していると、ヤンキーが変な音がすると言い始める。二人組で進んでいると、二人の後ろをローブをかぶった人物が後をつけていた。そのとき、先のほうでドアが閉まる音がしたためヤンキーがそのドアをたたき、出て来いと怒鳴り始めた。しかし、なぜか主人公がおらず一人になるヤンキー。そして、何者かがヤンキーに迫りヤンキーの悲鳴がこだました。一方主人公もヤンキーとはぐれてしまい、ヤンキーを探し始める。

同じタイミングで女性組はヴィラのとある部屋を探索するため、お守り女が先行する形で入っていく。その時、信徒は歯ぎしりのような音が聞こえあたりを見渡す。しかし、何もなかったためお守り女のいる部屋に入ろうとすると下からしなびた手が伸びてきて慌てて逃げていまう。

こうして別行動となってしまった4人。またこの時、食堂で監視していた友人だが急に停電してしまう。4人にそれぞれ連絡を飛ばそうとするが反応もなく自身も懐中電灯をもって移動をしようとする。しかし、そのタイミングで急に執事が表れ、電気系統の故障なのでこちらで対応しますという。その場で立ち尽くす友人であったが、パソコンの中のヴィラの監視カメラの映像には、エレベーターの扉に挟まれているのに無反応の信徒とただひたすら部屋をノックしているヤンキーの姿が映っていた。お守り女は信徒を探して別の部屋に入る。その部屋には誰もいなかったはずだが、部屋の中のガラスに何者かの影が映る。しかしガラスの向こうには誰もいなかった。恐怖を感じて移動を繰り返していると、お守り女はいつの間にかプールに移動していた。プールサイドを歩いていると水面に急に泡が浮かび上がりお守り女の移動に合わせて泡の発生位置も変わっていく。泡に気づいたお守り女が水面を覗くとプールに引きづりこまれ溺れてしまう。また信徒は逃げている最中に友人から連絡が来て、今すぐ横の部屋に入るように指示される。恐怖を感じながら部屋に入る信徒。その部屋は執事から入るなと言われていた611号室だった。信徒が部屋に入ると、そこは使用された形跡のない普通の部屋だった。部屋から出ようとする信徒。しかし急に部屋に電話がかかってきた。電話の音を頼りに部屋の中の階段を上るとそこには儀式で使われていた呪術的な文様が描かれた垂れ幕のようなものが乱雑に垂れ下がってた。信徒がそれをかき分け進んでいき、電話に出るとその先から歯ぎしりのような音が聞こえてきた。

主人公は医務局で心電図のような音や自身の母親の声が聞こえ、逃げまどってしまう。逃げた先で外に出ると、お守り女がいた。大丈夫なのかと尋ねるが、お守り女は問題ないという。しかし、主人公が目を離すとお守り女は消えてしまっていた。慌てた主人公は、その先でスポーツコートに出る。そこでは、なぜか様々な方向からバスケットボールが飛んでくる。その様子を映像に収めた主人公は、最終的に友人の元に戻っていく。

友人のもとに主人公が戻ると、お守り女と信徒も戻ってきた。お守り女はプールで”溺れかけた”と言い、主人公がお守り女にさっき会ったことを伝えると、お守り女は会っていないという。また信徒が友人に「なぜ部屋に入るように言ったのか?電話に出たから執事にばれたかもしれない」というと、友人はそんな指示はしていないという。そんな中、1人戻ってこないヤンキーの様子が気になった一同は、カメラの映像からヤンキーがシャワー室にいることが分かった。シャワー室ではシャワーの音が響いており、ヤンキーがその音がするブースを開けるがそこには誰もいなかった。怪訝に思いながらもシャワー室の探索をすると、シャワー室の鏡に仮面(ヴィラに来る時に車にぶつかったもの)をかぶった自分を見て悲鳴を上げる。そこに他の4人も駆けつけ事情を聴いていると、急にシャワー室のすべてのブースのドアが揺れ、勝手に開き始める。一同が驚いていると、今度は扉が閉まりはじめ、すべて閉まるとそこに誰かが立っていた。その風貌は仮面をかぶったヤンキーであり、一同がヤンキーを見るとそこには誰もいなかった。仮面をかぶったヤンキー?が無言で襲い掛かってきたため、悲鳴を上げる一同。その中信徒は十字架を握りながら聖典を唱え始めるとヤンキー?が倒れてしまう。仮面を外してヤンキーを見ると、死んだように倒れていた。
倒れたヤンキーを部屋に運び、今後どうするかを話し合う一同。バそのとき、部屋のドアの前に何者かが立っており部屋がノックされる。しかしドアを開けると誰もいなかった。しかし、ドアを閉めると再度部屋のドアの前に何者かが立っており部屋がノックされる。不可思議な現象に恐怖する一同。バズりたい友人は探索を続行することを主張するが、さすがにまずいと思ったのか最終的に帰ることに同意する。カメラなどの回収を行い車に乗り込んだ一同。しかしそのタイミングで、急に怪しい老人が現れる。その老人は今帰ってしまうと取り返しのつかないことになる、特にその男(ヤンキー)は死んでしまうと言う。

ヴィラに引き返した一同は老人に説明を求めるが、そのときヤンキーが急に苦しみだす。しかし老人が印を切ると、ヤンキーは落ち着きを取り戻す。老人は朝になるまでここを出てはいけない、朝になれば問題ないだろうという。そして再びヤンキーが暴れはじめ今度は老人に襲い掛かろうとする。老人は全員で「ウモハラアダガシャ」と唱えるように言い、一同はヤンキーを抑えながらウモハラアダガシャと唱えていく。
そして時間がたち、一同は車で無事帰宅をすることが出来た。(その際に車が薄い膜のようなものを通過)

変化する日常

無事帰宅した主人公たち。しかし、母親の様子はまだおかしく、また義妹も目に見えない誰かと会話をしている。友人とともに老人のもとを訪ねる主人公。しかし、老人は主人公たちが本気で「ウモハラアダガシャ」と唱えていなかったせいだという。この呪いは媒体となる歯やご神体などを媒体にして起こっていると言い、何か心当たりはないかという。そして老人はかつて、ヴィラの前身の建物で起こった事故を収めるために仕事を請け負い、大事な家族を失ったことを二人に告げる。そして呪いの大本であるモウハタを倒すために協力を要請し、儀式のために多くの人を集めてほしいという。家に帰った主人公は義父が一人部屋で何かを唱えていることに気づいた。義父は部屋の中で、お札のようなものが貼られた石に何か祈りをささげて、指から流した血を石に押し付けていた。主人公は母親を抱きしめながら絶対に助けることを誓い、老人から教えてもらった「ウモハラアダガシャ」を唱えていた。その母親はその言葉を聞くたびに目を見開いていた。友人の家に主人公が行くとお守り女と信徒がいた。信徒はベットに横になりながら震えており、お守り女曰くずっと「誰かがいる」と唱えているらしい。そんな中、友人は自身の配信の視聴者から参加者を募っていた。一方、部屋で何かを探す義父。そんな中主人公が父親のもとに行き、何をしているのかを聞く。実は主人公が父親の持っていた石をひそかに運び出していた。主人公が石をもっていったことに気づいた義父は何かを説明しようとするが、主人公は聞く耳を持たず父親を突き放した。主人公はその石をもって、友人とともに老人と呪いを鎮めるための儀式を開始する。石を中心に「ウモハラアダガシャ」と唱える主人公と友人。この時、老人が取り出した写真が冒頭の儀式で用いられた写真であり、司祭が実は老人であったことが明らかになる。儀式が進む中、友人が主人公を見ると、主人公は無表情で唱えたかと思うと顔の周りの萎びた腕が伸びて主人公の口を裂こうとしていた。そこに義父が乱入し、主人公と友人を逃がそうとする。何とか難を逃れた二人だが、義父は主人公の代わりに口を裂かれ目が歯の並んだ口のようになって死んでしまう。老人が一人儀式を続け、最後にはウサギのようなぬいぐるみの口元に貼ってあった布をはがして儀式が終了した。老人はそのぬいぐるみを泣きながら抱きしめていた。

同時期、建物の屋上にいる信徒。雷鳴とどろく中、信徒の顔は血にまみれており、義父と同様に口を裂かれて屋上から落ちていった。また、ヤンキーもタバコの吸い殻が散乱する部屋で口が裂かれ目が歯の並んだ口のようになって死んでいた。

死んでしまった義父の葬儀の最中、老人が主人公たちの前に現れた。老人たちのせいで義父が死んだと責める主人公。老人も、この呪いを終わりにしたいといい、主人公たちに協力を要請し、今日の夜12時前にヴィラに来るように二人に言う。主人公たちはお守り女の様子が気になり、彼女の家に向かうが反応はなく、家に入ると一人正座しているお守り女がいた。主人公が声をかけながら肩をゆするとお守り女は倒れ、その顔は義父同様、裂かれたえうえ眼も口のようになっていた。お守り女の死にざまを見って動揺する主人公。自棄になり儀式に必要な石を投げ捨てるが、なぜか捨てた石が手元に戻ってきてしまう。そして、すべてを終わらせようと決意し、友人と二人でヴィラに向かった。

最後の儀式

ヴィラについた二人は、儀式の様子を配信し始める。そんな中、主人公は石から歯ぎしりのような音がするという。2人が石を眺めていると老人が現れ、儀式を始めるという。そして、2人は絶対にここから出てはいけないという。老人は屋外のプールの中に祭壇をつくり1人儀式を開始した。主人公たちは離れた部屋からその様子を見学しつつ配信を始めた。主人公たちは視聴者に対して「ウモハラアダガシャ」と唱えてくれ、と言いながら儀式の様子を見守る。そうした中、儀式を見ていた窓の外に異変が生じはじめ、恐怖を感じた2人は部屋から逃げ出してしまう。2人で逃げる中、階段の踊り場で急に主人公の姿が見えなくなり、どこかから友人の名前を呼ぶ主人公の声が聞こえはじめる。そして、階段の上と下からそれぞれ無表情の主人公が現れ、2人の主人公が徐々に友人へと近づいていく。友人はそこから何とか逃げ出したが、逃げた先が部屋であり逃げ場がないことに気づく。慌てて外に出ようとするがドアがなぜか空かず、後ろから主人公の声が聞こえ始め、友人にまた徐々に近づいてくる。恐怖で身がすくんだ友人だが、部屋の外から主人公が現れ友人を助け出す。2人で外に逃げ老人のもとに向かうが、そこでは老人が立ち尽くしていた。そして、老人も同様に死んでしまっていた。
主人公と友人はもはや逃げることしかできず、2人で逃げ始める。その様子を友人は配信していたが、なぜかコメント欄では皆が同じコメントをし始めていた(中国語のため読めず…泣)。そして、ついに友人が何者かにつかまり今まで同様口を裂かれて死んでしまった。助けられないことを察した主人公は再び逃げ始めるが、萎びた手が足を引っかけ転んでしまった。そして、転んだ状態のまま主人公は同様に口を裂かれて死んでしまう。

主人公が死んだとき、人形を持った義妹がぬいぐるみをもって窓の外を見ていた。そして、自宅では階段に歯が1つずつ落ち、その先で母親が同様に死んでいた…

エンドロール後

場面が変わり、若い男と妊婦が露店で売っている石を選んでいた。男が選んだ石に対して露天商は「選んだものは運命ですから」とほほ笑んでいた。その露天商はヴィラの執事だった…

残った謎

以下、映画の中で気になった謎と個人的な所感をまとめ

  1. ヴィラの前身の建物で起こった事故の詳細

    • 作中では、作業時に多くの人が亡くなったとあった。記事も出てきたが印象が薄い…

    • 老人が自身の家族を失ったと言っていたが、もしかしたら同様の呪いで家族を失ったのか?でもなぜそれなら老人自身は無事だったのか?

  2. 儀式と呪い

    • 老人からの説明と友人の調査で、とある部族がこの呪いで滅んだ、呪いは外部からの侵入者によっておこる?みたいな話があったような…

    • 歯ぎしり音や死にざま、老人の言う「歯かご神体を見てないか?」というセリフから、歯に関連する怪異?

    • ただ、老人が行っていた儀式ではおそらく娘さんを降霊しようとしていたっぽいから儀式と呪いは別?

    • そもそも冒頭の儀式をカメラでとらえていた人は誰?

  3. 義妹の持つ人形

    • 作中3度登場した人形。しかも義妹の手に渡るように現れていること、人形からガラ(歯ぎしり音)が聞こえていること、義妹だけ助かっていることを考えるに、呪いの中心だと思われる。

    • あれだけ歯が出てくる、かつ老人が歯かご神体を見てないか?と言っていたことを踏まえると多分あの中に歯が入っている?

    • 特に最初に登場した際は絵や儀式の中心に書かれていた文字?が柱にも描かれていたため、絶対に関連はしてそう…

  4. ローブの人物

    • 冒頭の儀式に加え、物語の要所要所で出ていた人物?

    • ヴィラ探索時に出ていたのは人間ではない?

      • 主人公とヤンキーを追っていた人物

      • お守り女がいた部屋の影

      • 食堂でヤンキーを鎮めているときに窓の外に写った影

  5. 継ぎはぎの仮面

    • ヴィラ探索時に出てきたが、それ以降は登場しなかった仮面

    • 継ぎはぎだし、形状的にデスマスクっぽかったけど…

    • あれを被ったヤンキーが悪霊に取りつかれた…まさか、人間をやめる仮面…?

  6. ヴィラ付近を覆う膜

    • ヴィラから出るときに描写されただけなので、もしかしたら勘違いかも…?

    • ただ、呪いが外部の者の干渉云々と言っていたので、それに関連する要素…?

    • 朝まで出るなという部分や、もしかしたら冒頭の山の中をさ迷ったのはこの膜のせいだという可能性も…?

  7. 義父の持っていた石

    • 映画の中ではおそらく石が3種類登場している?

      • 冒頭の儀式で使われていた高さ70cmくらいの石

      • 義父が持っていた30cmくらいの石

      • 最後に夫婦が買った石

    • 妊娠した奥さんと買っていたということは、おそらく子供の守り石的な存在の石?

      • 司祭(老人)と義父が持っていたということは娘の場合は買う…?

    • もしくは石は何かしらのご神体的な存在・・・?

      • 義父も老人も同じ宗教を信じていて、その中で伝承される儀式か何か?

  8. 老人の過去

    • ヴィラの前身の建物で起きた事故に関連したこと以外不明

    • もともと呪術師的な存在だったのか、純粋に建設会社で呪いの元凶(日本で言う祠)みたいなものを取り除いてしまい、その後呪術にのめりこんだのか…

    • 家族2人もどのような感じでなくなったのか

      • 儀式で娘を降霊しようとしていたが、死んだ霊を呼ぼうとしていたのか、呪いに取り込まれた娘を取り返したかったのか…

  9. 発生した怪異の原因

    • 呪いに直接関係あるのかよくわからない以下の怪異は呪いが原因?

      • 40分ほど歩いたのに5分しかたっていない

      • ローブの人物関連

      • プールの泡

        • 映画上はお守り女は溺れていたが、お守り女自体は溺れそうになったと言っていた(実際に濡れていなかった)。

      • ドッペルゲンガー的な何か

        • 主人公のもとに来たお守り女や、急遽消えたヤンキーなど、生きている人間とは思えない。

        • お守り女自体も上述のように言動に齟齬が発生している

          • もしかしたらあの時点で、二人とも憑りつかれてるか入れ替わられてた…?

現時点でわかってる情報だとこの程度しかわからないですね…

venia31



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