土曜日, 5月 17, 2025
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星街すいせいが世に放った音楽たち、その軌跡を辿る企画展「SUISEI ARCHIVES」をフォトレポート


星詠みたちが観測した“彗星”、その尾を辿るメトロに乗り込む

 ホロライブプロダクション所属のバーチャルタレント・星街すいせいさんがこれまで世に放ってきた音楽の軌跡を辿る企画展「SUISEI ARCHIVES」が、5月16日よりスタートした。

 「初めての配信から約7年、その年月の中で蓄積されてきた言葉、楽曲、映像をもとに、彼女のこれまでの生き様を可視化する実験的な試みです」(イベント公式サイトから引用)と紹介されている本企画展は、6月9日までは池袋PARCOの本館7F・PARCO FACTORYで、6月27日から7月13日にかけては名古屋PARCOの西館6F・PARCO GALLERYにて開催となる。

 この記事では、「彗星のごとく現れたスターの原石」が残してきた“尾”ともいえるその足跡や、これからどこへ向かうのかが示唆された展示内容のフォトレポートをお届けする。

 「SUISEI ARCHIVES」会場入口では、網膜認証システムをイメージしたゲートが用意されている。モニターに近づき、星街すいせいさんと同じように「目に星を入れる」ことで、暗幕に映し出されていた進入禁止のマークが切り替わる。

モニターに近づくことで認証シークエンスがスタート。テーマパークのような演出が来場者を出迎える

 会場に足を踏み入れてまず目に入るのは、とあるメトロの車内を再現したセット。アンダーグラウンドさを感じさせる落書きやステッカーが散りばめられた車内では、星街すいせいさんが眠りに落ちている。その車窓には、これまでに発表されてきたオリジナル楽曲のMV。現在から過去へ遡るメトロに乗って、来場者は次なるエリアへ誘われることとなる。

まるでニューヨークのメトロのようなセットは、思わず写真を撮りたくなるスポットだ

 続いてのエリアでは、星街すいせいさんが自身の配信や、音楽メディアのインタビューなどで語ってきた言葉たちが宙に漂っている。活動にまつわるすべてを自身の手でこなしてきた過去や、具体的な目標について言及した言葉たちが選出されており、星街すいせいさんの原動力、その根幹を振り返ることができる。

 その奥に待ち構えているのは、星街すいせいさんのイメージカラーで染められた青い空間。レトロなブラウン管のテレビやスピーカーがポツポツとディスプレイされており、その画面には配信動画やMVが映し出されている。このアーティスティックな空間が意味するものは何なのか……それは会場に足を運んだ星詠みそれぞれに答えがありそうだ。

 ここから先は撮影禁止となっているが、本企画展の目玉といえる「綺麗事」のアニメーションMVを大画面で目にすることができるシアターエリアや、来場者がメッセージを書き込むことができる壁面パネルなどが展開されている。その最後には、これまで星街すいせいさんとともに創作活動に取り組んできた、音楽クリエイターたちからの熱量にあふれたメッセージも掲載されている。

 展示エリアを抜けた先には、企画展のコンセプトにちなみキオスクを模した物販コーナーが待っている。星街すいせいさんが店番をしているキオスクでは、定番のアクリルスタンドやアパレルアイテムなど、「綺麗事」MV公開記念グッズがずらりと並ぶ。開催初日となるこの日も、多くの星詠みたちが来場の記念品を購入していた。

 かねてより目覚ましい活躍をしてきた星街すいせいさんだが、直近ではその公開以来、SNSなどで多くの人の注目を集めるアニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」のエンディング主題歌に抜擢されるなど、その鮮烈さは一層と強くなったように思える。

【『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』ノンクレジットエンディング映像│星街すいせい「もうどうなってもいいや」】

【もうどうなってもいいや / 星街すいせい(official)】

 そんな彼女のクリエイティビティを辿る演出として、「薄暗くアンダーグラウンドなメトロ」という切り口が用意されたことについては、個人的な感想ではあるが「昔と比べ格段と市民権を得たものの、まだまだマスとは言い切れないVtuber文化」や「クリエイターとしての産みの苦しみ、その源流にあるカオス」など、その背景にあるものを感じ取らずにはいられないものとなっていた。星詠みのみなさんには「ぜひ現地に訪れて、それぞれの答えを見出して欲しい」と思う。





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🧠 編集部の感想:
星街すいせいの「SUISEI ARCHIVES」企画展は、彼女の音楽と活動の歴史を深く感じる機会を提供しています。展示の演出が独特で、来場者が自分自身の体験を重ねることができるのが魅力的です。Vtuber文化の今を象徴するイベントとして、訪れる価値があると思います。

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