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日本株反発へ、格下げ後の米金融市場落ち着きで安心感-輸出関連堅調

長谷川敏郎

2025年5月20日 7:52 JST

20日の東京株式相場は反発の見込み。米格付け会社ムーディーズ・レーティングスによる米国の格下げを受けた昨日の米金融市場が落ち着きを示したことで、リスク選好の流れが戻る。

  自動車や電機など輸出関連、非鉄金属など素材株の一角が堅調となりそう。米ヘルスケア株高や公益株高が追い風となり、医薬品や電気・ガス株も買われやすい。

  • 米シカゴ先物市場(CME)の日経平均先物(円建て)の清算値は3万7605円と、大阪取引所の通常取引終値(3万7390円)に比べ215円高
  • 米S&P500種株価指数は6連騰-米10年債利回りは4.45%と3ベーシスポイント低下

東洋証券の大塚竜太ストラテジスト

  • 米国株はしっかりで、米格下げがサプライズではなかったという反応だった
    • 昨日日本株を売った投機筋は買い戻さなければならないだろう
  • ただ、日本株は大きく戻ってきたことで、東証株価指数(TOPIX)の株価収益率(PER)が15倍台前半とバリュエーション面からの割安感はなく、上値余地は限定的
  • 米関税による企業業績への影響を精査するのが長期化しそうなため、投資家の様子見姿勢は続きそう

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🧠 編集部の感想:
日本株が反発する中、米金融市場の安定がリスク選好を促している様子が見受けられます。特に輸出関連株が堅調で、医薬品や電力関連も注目されているのは好材料です。ただし、バリュエーションの面から上値には限界があり、投資家の警戒感が残る点も気になります。

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