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昔の人は「ぼける」前に、心臓が「へたばる」前に死んでいた。しかし、医療が発達した現代人は長生きが可能になり、「認知症」や「心不全」など長寿時代の新しい病気を引き受けることになったという。抗加齢医学専門医の伊藤 裕氏が、多くの日本人がたどる老化から死に至るまでの経緯と、その特徴について解説する。※本稿は、伊藤 裕『老化負債 臓器の寿命はこうして決まる』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。
先祖代々受け継いだ「遺伝子」が
ヒトの「生きる」エネルギーの源
資本主義社会においては、お金がなくては生きていけません。地球という住処の中で、80億人の大所帯として生きるわたしたちにとって、お互いのコミュニケーションのための「言語」と衣食住など生活必需品の確保に「お金」は、必須のアイテムです。お金至上主義から脱却して、別の価値である、人々の共通の福祉、コモンズの増進を目指そうと叫ばれるようになってきてはいますが、それでも、何はともあれ、先立つものはお金です。
お金は、確実に、生活力をわれわれに与えてくれます。より大きな生活力を身につけるためには、お金を貯めることが求められますが、その過程では、一時的にせよ「負債」が生じます。某通訳のようにギャンブルで大損するようなことは皆が経験するわけではありませんが、住宅ローン、奨学金などは日常茶飯事であり、生きるうえで「負債」はその多寡は別にして避けて通れないものです。
仏教では、「生老病死」、生まれること、老いること、病気になること、そして死ぬことを「四苦」としています。「苦」は苦悩なのですが、苦しいことというより、われわれの意志ではどうしようもないことという意味が強く、ままならぬゆえ、ときには苦しいと感じることも当然あるという考え方です。
生老病死のライフコースにおいて、必ずわれわれは、先祖代々受け継いだ「遺伝子」を日々「使って」生きています。“血のつながり”といいますが、遺伝子は、この“血”に当たります。遺伝子を使って、さまざまな臓器を作りそれを維持管理し、動かすエネルギー源を供給し続けるのが「生きる」ということです。
老化は生きるための「負債」
返済不能になると「死」を迎える
遺伝子を使うことは、お金を使うことに似ています。ですから、どうしてもわれわれが生きる以上「負債」が生じます。この「負債」が仏教では、「苦」と表現されているのだと思います。一時的な借り入れは即時返済して、健康な心身を維持するのですがこの返済行為がうまくいかなくなると、どんどん負債が溜まっていきます。