水曜日, 4月 30, 2025
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旅の記憶を“肌”に刻む。Z世代の旅行トレンド「タトゥーリズム(Tattourism)」



近年、旅行の記念としてタトゥーを入れる「タトゥーリズム(Tattourism)」が新たなトレンドとして注目を集めている。

旅先で得た感動や経験を、単なる写真や土産物ではなく、消えることのないタトゥーという形で肌に刻み込む。この体験重視の旅行スタイルは、特に自己表現を重視するZ世代の価値観と共鳴し、新たな文化トレンドを形成しつつある。

ホテル業界の革新的なサービス
キンプトンの「無料タトゥー」提供

ブティックホテルチェーンの「キンプトン(Kimpton)」は、マイクロタトゥーデザインスタジオ「Tiny Zaps」との画期的なコラボレーションにより、宿泊客に無料タトゥーを提供するサービスを開始したと、「Forbes」が伝えた

各都市の文化や特色を反映したデザインのマイクロタトゥーは、旅行の思い出を“形”にするという点において、従来とはまったく別の意味でのパーソナライズされたお土産とも捉えられなくもない。

「IHG Hotels & Resorts」のラグジュアリー&ライフスタイルブランド部門責任者、Vicki Poulos氏は、「Forbes」の取材に対し、今プログラムの価値を以下のように述べた。

「キンプトンはそれぞれの都市の文化、デザイン、精神を各ホテルに反映させています。タトゥーと観光を組み合わせ、有意義なデザインで旅を記念する意味において、今回のTiny Zapsとの提携はこの理念を完璧に体現するものと言えるでしょう」。

タトゥー×旅行が生み出す相乗効果

いっぽう、Tiny Zapsの共同設立者Sam Kelly氏は、加熱するタトゥーリズムについて、こう持論を展開した。

「若者たちタトゥーを入れる理由は、旅行をする理由と同じ、人生経験を創造し、記念するためですよ」。

各都市にちなんだユニークなデザインコレクションを肌に刻むことは、、パスポートに押印されるイミグレーション・スタンプのように、旅の記憶を鮮やかに彩り、旅人たちにも一生の思い出を残すことになる。それが、良くも悪くも……。

「タトゥーリズム」の台頭は
Z世代の価値観を反映?

世界最大の統計データプラットフォーム「Statista」の調査(2021年)によると、ミレニアル世代の40%、Z世代の25%が既にタトゥーを入れているという。このデータは、若年層におけるタトゥーの浸透率の高さを示すとともに、自己表現の手段としてタトゥーが広く受け入れられつつある現状を浮き彫りにしている。

「タトゥーリズム」は、単なる旅行の記録ではなく、その土地での体験や感情を体に刻み、自分自身の一部とする行為。このパーソナライズ化された体験は、マスマーケティングでは得られない特別な価値を提供するのかもしれない。

旅行と自己表現を融合させたこの新カルチャーは、旅の思い出をより深く、パーソナルなものにしてくれることは間違いない。これが、単なるトレンドで終わるのか、それともさらに多様化する旅行体験における、選択肢ひとつとして定着するのか。注視していきたい。

Top image: © iStock.com / da-kuk

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