個人ゲーム開発者のPico Games氏は4月18日、『奈落のキッチン』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年にリリース予定。発表にあわせて、Steamストアページが公開予定となっている。

『奈落のキッチン』は、料理人ケモノ少女がパーティーに同行してキャンプ飯の支援で道を切り開く、飯で支援するサバイバルアクションゲームである。本作の世界には、前人未到のダンジョンが多数点在する土地に、ひどく飢えた村があった。ダンジョンには多くの冒険者が挑んでいたものの、拠点の村で食料調達ができないため、いまだ財宝を持ち帰れたパーティーはいないのだという。

主人公のケモノ少女ロップは、パーティーに同行する料理人である。獣人の彼女は戦闘は苦手であるものの、食材探しと料理の腕前は超一流。料理を一口食べれば、誰でも特別な力に目覚めるのだという。本作でプレイヤーは、そんな彼女を操作してダンジョンを攻略。パーティーメンバーが飢えて倒れないように、食材を調達して料理を振る舞い、深部を目指すのだ。料理人としてのダンジョン攻略が繰り広げられる。

料理人のケモノ少女は、魔物やダンジョン内から食材を集めて、パーティーを食で支える。本作のダンジョンには危険なトラップや魔物などさまざまな危険が存在している。しかし主人公のロップは料理人であり,戦闘は苦手だ。そこで本作では基本的に戦闘は仲間にまかせて、自身はご飯のバフやスキル付与で道を切り開くのだという。

具体的なゲームプレイとしては、まずロップはダンジョン内で魔物やドラゴンの死体など、多くの探索物を解体して食材を集める。続いてキャンプで集めた食材を調理。それぞれ異なる効果をもつ30種類以上の料理を、パーティーの状態やダンジョンの状態を考慮して作り、仲間を強化することでダンジョンを攻略していくわけだ。

要素としては、仲間たちにはそれぞれ肉好きや野菜好きといった好みが存在。好みに合わせてご飯を与えると、強力なスキルが発動するそうだ。またロップは料理人であるものの、狩り用のボウガンと手投げ爆弾を使って、最低限の自衛は可能。魔物が大技を出す瞬間には隙を見せる場合もあり、その際にボウガンを打ち込んでダウンを奪うと、パーティーの消耗を抑えられるそうだ。料理以外での支援も、ダンジョン攻略では重要になるのだろう。

本作は、個人ゲーム開発者のPico Games氏が手がけている。過去作としては『ドールエクスプローラー』『ウィッチエクスプローラー』などをリリースしてきた。2024年11月にリリースされたSTG『百合太刀降魔伝』では、Steamのユーザーレビュー141件中97%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。可愛らしいキャラクターや丁寧に作られたゲーム内容などが、評価につながっていた。また同氏の作品では、グラフィックが同氏自身の手がけたイラストで統一されている。同氏の描くキャラクターや美味しそうなご飯のイラストなども、作品の特徴といえるだろう。

同氏のポストによれば、本作はアニメやライトノベルなどで存在する「飯の力でパーティーを支援する」設定を、体験できるサバイバルアクションゲームとして開発されているという。また本作でも、同氏がグラフィックをすべて手がけている。プレイヤーから美味しそうと評価されてきた料理のグラフィックなどで、本作における料理人のダンジョン攻略が彩られているのだろう。

『奈落のキッチン』は、PC(Steam)向けに2025年リリースを目指して開発中だ。

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