手塚治虫「シュマリ」の“オリジナル版“が復刊ドットコムより刊行。上中下巻となって7月下旬より順次販売される。 1974年から1976年までビッグコミック(小学館)で連載された「シュマリ」は、明治初頭の北海道を舞台に、和人でありながらアイヌとして生きる美丈夫・シュマリを描いた大河ドラマ。オリジナル版は連載時と同サイズのB5大判で造本され、エピソードの流れやページ割りも雑誌初出時を再現する形で収められている。また物語とは別のエピソードを表現した全46話分の扉絵も収録。雑誌に掲載されたオリジナルバージョンのエンディングも採用されている。作品の総合解説は、野田サトル「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修者としても知られる千葉大学名誉教授・中川裕氏が担当。エッセイスト・黒沢哲哉によるシュマリをめぐる散歩エッセイや手塚本人によるあとがき、みなもと太郎や尾崎秀樹らによる関連エッセイも再録される予定だ。復刊ドットコムでオリジナル版全3巻を一括購入した人には、購入特典としてA4複製原画3点セットが贈られる。 (全7件)
🧠 編集部の感想:
手塚治虫の「シュマリ」がオリジナル版として復刊されるのは、非常に嬉しいニュースです。アイヌ文化を通じての深い人間ドラマが、当時の雑誌レイアウトで再現されるのは貴重な体験になりますね。特典の複製原画も魅力的で、ファンにとって楽しみが増えます。
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