🧠 概要:
記事の概要
この記事は、看護師に向けて「感情に振り回されない自分になる方法」として、第三世代の認知行動療法である「ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)」を紹介しています。ACTの考え方を取り入れることで、感情の波に飲み込まれずに冷静に対応する方法を学び、ストレスを減少させることが可能です。
要約
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ACTの概要
- Acceptance and Commitment Therapyの略で、従来の認知行動療法とは異なるアプローチ。
- 感情を無理に変えず、マインドフルネスを重視。
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看護師にとってのACTの利点
- 感情に振り回されにくくなる。
- 自分の価値観に基づいた行動が可能。
- 同僚との関係を冷静に扱える。
- ストレス軽減と燃え尽き予防。
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感情との関わり方
- 「ディフュージョン」によって、感情や思考を否定せずに距離を置く。
- ネガティブな思考を認識し、その背後にある感情に冷静になる。
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脳の変化
- ACTやマインドフルネス習慣で脳の構造が変わる可能性がある。
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感情に振り回されないための大切なポイント
- 感情を受け入れる(アクセプタンス)。
- 感情から一歩離れて見ること(ディフュージョン)。
- 自分の価値を大切にする(コミットメント)。
- 実践の推奨
- 看護師や他の職業で働く人に対し、ACTやマインドフルネスを取り入れることをすすめている。
こんにちは。看護師専門AI副業コーチ・メンタルコーチのみかです。
「なんで私はすぐイライラしちゃうんだろう…」
「感情に左右されて疲れてしまう…」
そんな風に感じたことはありませんか?
感情に振り回される毎日から抜け出すヒント、それが ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー) という「第三世代の認知行動療法」です。
🌿 ACTってなに?
ACTは、Acceptance and Commitment Therapyの略。
従来の認知行動療法(CBT)とは違い、
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感情を無理に変えようとしない
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「今ここ」に意識を戻す(=マインドフルネス)
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自分の大切にしたい価値に基づいて行動する
という、柔軟で実践的な心理アプローチです。
🩺 看護師にとってのACTのメリット
ACTの考え方は、感情の波が激しい看護の現場で、まさに“効く”んです。
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イライラ、不安、悲しさなどの感情に振り回されにくくなる
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自分の価値観(こうありたい看護)に沿った行動を選べる
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同僚との関係に悩んでも、落ち着いて対応できる
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ストレスを減らし、燃え尽きを防ぐ
そして、もちろん家庭の中でもこのACTの考え方は活かすことができます!
子どもが勉強していなくても夫が靴下を脱いだままにしていても朝起きたときに洗い物がそのままだったとしても
(こう考えると実は職場より家庭の方がメリットが大きいようにも感じます)
感情の波に飲み込まれずに冷静に対応することができるようになります。
💡 感情を否定しない。距離を取るだけ。
ACTで最も肝となる考え方が「ディフュージョン」です。
これは、つらい感情やネガティブな思考を消すのではなく、それに巻き込まれないための技術です。
たとえば:
「また怒られた。私はダメだ…」
→ ACTでは「今、“私はダメだ”と思ってるんだ」と認識します。
つまり、自分とその思考のあいだに“間”をつくるのです。
🧠 脳は変えられる!
これは単なる気休めではありません。
マインドフルネスやACTを習慣にすることで、脳の構造自体が変わるという研究結果もあります。
(例:扁桃体の反応が弱まり、ストレスに強くなる)
感情に巻き込まれやすいのは、あなたの性格ではなく“脳のクセ”。
脳は筋肉のように、トレーニングすれば変わります。
私にとっては、毎日腕立て伏せをするよりも、浮かんだ感情に「こう思ってるんだね」とつけるトレーニングの方が簡単です。
腕立て伏せの方が簡単だと思う方は腕立て伏せに全集中することでマインドフルネスになれるので、それもOKです。
🌈 まとめ:揺れる自分を責めない
看護師の仕事は、感情労働です。
イライラするのも、泣きたくなるのも、当たり前なんです。
だからこそ大切なのは、
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感情を否定せず受け入れる(アクセプタンス)
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それに巻き込まれず一歩離れて冷静に見る(ディフュージョン)
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自分の“こうありたい”を大切に生きる(コミットメント)
この3つを育てるACTの視点が、あなたを支えてくれます。
「感情に振り回されず、自分らしく働きたい」
そう感じている看護師さんは、ACTやマインドフルネスのトレーニングをぜひ取り入れてみてください。
さらにメンタルコーチングのメソッドについて学んでみたいと思った方は
こちらをご覧ください👇
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