月曜日, 7月 21, 2025
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ホーム音楽活動後悔ばかりしている②バンド編TY

後悔ばかりしている②バンド編TY

🧠 概要:

概要

この記事は、著者が自身の音楽活動に対する後悔や思い出について語ったものです。バンド活動を通じての自分自身の成長や失敗、仲間との関係の変化を振り返り、その影響が今の生活や心境にどのように反映されているのかを考察しています。

要約(箇条書き)

  • 以前、後悔していることについて書いた続編。
  • 特にバンド活動への心残りがある。
  • 歌や仲間との音楽が楽しかった頃の夢を今でも見る。
  • 高校の文化祭での初舞台からバンド活動がスタート。
  • ステージは大きくなり、成功を収めていた時期もある。
  • しかし、仲間や周囲の力を軽視し、自分の実力だと傲慢になっていた。
  • その結果、仲間が離れ、バンドは自然消滅。
  • 最近になって周囲の支えに気づき、自分の過去を悔いるようになった。
  • 現在は仕事や家庭生活に不安を感じつつも、平和な日々を送っている。
  • SNSやテレビで昔の仲間の活躍を見るたび、胸がざわつく感覚がある。

後悔ばかりしている②バンド編TY

TY

前回、後悔ばかりしていることについて書いた。

中でも特に心残りなのが、バンド。未だに時々、ステージに立っている自分の夢を見る。

夢の中のライブは、大盛り上がりではないけれど、またあの頃の仲間と音楽がやれている喜びで、頭体、全身が満ちている。

17歳、高校の文化祭。視聴覚室から拝借したスピーカーを教室に持ち込み、ターンテーブルとミキサーを教卓にセットし、窓に暗幕をひき、クラブ空間を作った。その教室の黒板前即席ステージが、ラッパーとしての初舞台。1998年、まだリップスライムもドラゴンアッシュも陽の目を浴びる前。

その後、周りの力に引っ張られる形で、あれよあれよと、ステージは大きくなっていった。

気付いたら、2MC+生バンドのフロントマン。毎週深夜、スタジオで練習、曲作り。途切れることなく、ライブ。パンパンのフロア、メンバーの集客力。
渋谷のクラブ、DJもやって、友達を呼んで。演奏後、女子の目線。自分ではない、相方のカリスマ性。

全て、自分ではない。周りが凄かったおかげで、立ててた舞台、繋がれた人たち。そのことに全く気付かず、全て「自分の実力」と信じて疑わなかった、自分。そんな傲慢さ故、仲間達は離れ、バンドは自然消滅。

前記「周りが凄かったおかげで」に気付いたのも、正直、最近。否、薄々気付いていたのだけど、かっこ悪い自分を認めたくなくて、見ないフリをしていた。

「もっと協調し、謙虚に取り組んでいたら」
そんな思いが、43歳になった今も頭から離れない。

そんなだから、燻っている。仕事も、趣味も、父(夫)としても。同じことを続けられる奴は強い、「自分には向いてない」と潔く諦められる奴も強い。

自分はどうだろうか。ダラダラと過去の輝きにしがみつき、需要も無いのに曲作り。遊び過ぎた時期仇となり、仕事は続かず体力無し。

それでも家族は健康で、週末にショッピングセンターに出かけ、月1で回る寿司を食べに行く、そんな生活は出来ている。身の危険を感じるような出来事も無いし、概ね平和。
案外誰もが、こんな後悔をズルズル引き摺りながら、何となく毎日を過ごしているのかもしれない。

それでも時々、SNSやテレビで、あの頃の仲間達の活躍を目にする度、胸がザワっとする感覚に襲われる。
ステージに立っている自分の夢を見るのは、そんな日の夜だったりする。

TY

1981年生まれ、既婚、子持ち(男2人)東京生まれ東京育ち大枠でヒップホップやスケートボードが好きとしていますが基本何でも好き清掃も好き、スワローズも好き最近の推しはレぺゼン横浜Salaちゃん



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