SKE48で中心メンバーとして活躍した東李苑、北川綾巴、惣田紗莉渚の3人が5月24日、合同ファンミーティング「うはさりおんin名古屋」を愛知・名古屋クレストンホテルで開催する。卒業から数年たったこのタイミング。卒業後もプライベートで親交があるという3人にインタビューを実施し、グループ時代の思い出や現在の関係性について話を聞いた。愛知を拠点とする北川のみ、リモートでの参加となった。東李苑の発案でイベントが決定「そろそろ協力してやっていくタイミング」
SKE48で中心メンバーとして活躍した東李苑、北川綾巴、惣田紗莉渚の3人が5月24日、合同ファンミーティング「うはさりおんin名古屋」を愛知・名古屋クレストンホテルで開催する。卒業から数年たったこのタイミング。卒業後もプライベートで親交があるという3人にインタビューを実施し、グループ時代の思い出や現在の関係性について話を聞いた。愛知を拠点とする北川のみ、リモートでの参加となった。（取材・文＝中村彰洋）
――この3人でのファンミーティング開催の経緯を教えて下さい。
惣田「李苑が声を掛けてくれたんです」
東「私が言い出しっぺです！」
惣田「仲が良くてよく会っている3人なんです。今年の2月に李苑が突然、3人のグループLIINEで『私は仲間ってすごく大事だと思っていて、その仲間と何かしたいと思うんだけど、どう？』って誘ってきて（笑）」
東「卒業してからの年数はバラバラですが、それぞれ個々で頑張ってきたと思うんです。なので、『そろそろチームで協力してやっていくタイミングじゃない？』って（笑）」
――東さんと北川さんは同期ですが、惣田さんは後輩になります。年齢もバラバラですが、SKE48時代から仲は良かったのでしょうか。
惣田「私の加入が1年ぐらい遅くて、年上ですが後輩だったんです。2人は先輩でしたが、『タメ口』でいいよと声を掛けてくれたり、すごく優しく接してくれました」
東「SKE48時代は“ペア”で仲良しのイメージはあったと思います。私と綾巴は“うはりおん”と言われていたり、私とさりはミュージカルでペア役もやっていました」
惣田「グループ卒業してからは、李苑と月に何回も会ってました。家に遊びに行ったりもしてましたね」
東「20～25歳までは地元の札幌に戻っていましたが、さりは実家にも遊びにきました（笑）。上京してから会う機会がさらに増えましたね。さりと綾巴はどうだった？」
惣田「公表していませんでしたが、SKE48時代は一緒に住んでいたぐらいです。ファンの方には『2人が仲良いの意外』と思われていたかもしれないです」
北川「確かに『意外』って言われること多かったかも！」
惣田「今でも2人でよく旅行に行ってます。SNSにはあまり投稿していないですが（笑）」
北川「私がSNS苦手で、あんまり投稿しないからね（笑）」
グループ時代から1番成長したのは東李苑「自分の意思をハッキリ持つように」
――3人で会うことも多いのでしょうか。
東「綾巴は愛知に残っているので、物理的に距離があるんですよね。『東京来なよ！』って口説いているのですがなかなか……（笑）」
北川「上京は考えなかったですね。やっぱり愛知が好きですし、地元・知立市のPR部長もやらせてもらっていますからね」
惣田「『一緒に住もうよ』と誘いましたがダメでした（笑）」
北川「何か大きい理由がないと行かないと思います。東京はせかせかしていて、ついていけないんです（笑）」
惣田「満員電車とかで困って動けない、みたいなね」
北川「『降りまーす』って言えなくて……。まだ東京は怖いです（笑）」
――今回、名古屋で開催するのはやはりSKE48としての思い出の地だからということでしょうか。
東「東京か名古屋で悩んでいたのですが、3人を結んでいただいた地ですし、『やっぱSKEだし、名古屋だよね』と話し合いで決まりました」
惣田「本当に3人がそろうことってプライベートでもなかなかないんです」
東「この間も北海道旅行を計画していたんですけど、誰かしらに予定が入っちゃうんですよ」
惣田「この間、グッズ撮影やインスタライブをやるために綾巴が東京に来てくれたのが久々でした」
東「私と2人でいる時のさりと綾巴じゃないんですよ（笑）。3人でいるとまた違った感じになるんです」
惣田「李苑がイベントの説明している時、私と綾巴はずっとお菓子を食べてましたね」
東「めっちゃふざけてたよね」
惣田「しっかり者の李苑が頑張ってくれてるから！」
――グループ時代から変わらない関係性なのでしょうか。
惣田「李苑は卒業してからしっかりしたような気がします」
北川「するよね。昔の李苑は『え～、李苑なんでもいい～』『李苑疲れた～』みたいな感じだったよね（笑）」
惣田「そうそう。いっつも『さむぅーい』って言ってて（笑）」
東「やめてよ、恥ずかしい！」
惣田「だから、すごい変わったよね」
北川「変わった。自分の意思をハッキリ持つようになった」
激動だったSKE48での活動、助け合った同期の絆「私が守ってあげなきゃ」
――SKE48時代に3人の中での思い出はありますか。
惣田「私は綾巴と楽屋にいた時、2人とも精神的にも疲れ切っていた時期で、『2人の性格を足して2で割りたいよね』と話したのをすごく覚えています。性格が正反対なんです」
北川「私はたくさんあり過ぎて……（笑）。李苑とホテルで同室だった時があって、いろんなことを任され過ぎて、すごく悩んでいたんです。そんな姿を見て、『この子いなくなっちゃうんじゃないかな。私が助けてあげなきゃ！』となって、めちゃくちゃ話し込んだ日を覚えてます」
東「……え、全然覚えてない（笑）」
北川「入って間もない頃だったよ！ 李苑が1人でチームEに昇格して、頭がパンパンになっていて『どうしよう、つらい』みたいになっている時で、『守ってあげなきゃ』って。この世界の厳しさではないですが、どんなに大変でも進んでいかなきゃいけないし、支え合っていかなきゃというのを痛感した日だったので、すごく覚えています」
東「私はその逆を覚えています。綾巴がシングル表題曲でセンターに選ばれたタイミングで、どうしても“妬みの対象”になってしまっていた時期だったと思うんです。素直に『おめでとう』と言えないメンバーもいたと思います。私にはそのつらさがなんとなく分かりましたし、綾巴の性格を知っているからこそ、『私が相談役にならないとダメだ！』と思った日がありました。それこそ、ホテル同室でめっちゃ話しました」
北川「え……それを覚えてない（笑）」
惣田「2人とも加入してすぐに、すごく押されていたんです。私とは違った苦しみをたくさん乗り越えてきたんだと思います」
東「私は正規メンバーへの昇格が早くて、綾巴は研究生なのにセンターを任されたり。それぞれのプッシュの方法は違いましたが、境遇は似ていたので、『理解できるのは私しかいない』と思っていた時期がありましたね」
――お互い支え合っていたんですね。
東「同期でもあり、戦友でもあります。さりとは、ミュージカル『AKB49～恋愛禁止条例～』（2016年）での思い出が印象に残っています。私が急きょ代打で主演をやることになって、その時のヒロインがさりでした。みんなが稽古をしている中、私だけ遅れて合流することになって。私は前年にも違う役で出ていたのですが、本当に『2度と出たくない』と思うくらい稽古がつらかったんです（笑）。そんな場所に戻ることになって、しかも主演で……。荷が重くて、泣きそうになっていた時にさりが『私は李苑が演じる実（役名）が一番好きだから』と声を掛けてくれたんです。『この子のために頑張ろう』って気持ちになりましたね」
惣田「本当に大変だったもんね」
久々の3人集合のイベント「絶対に損はさせないイベントに！」
――そういった経験があるからこその絆なんですね。そんな3人が集まる今回のイベントの見どころを教えて下さい。
東「それぞれのファンの人たちがいろんな体験をできたらいいなと思っています。私個人のイベントだと私の色が強くなるけど、さりや綾巴が混ざるとことで、『こういう化学反応が起きるんだ』というのをファンの人に体感してほしいです」
北川「今でも応援してくださっている方が本当に大切な存在なので、皆に楽しんでもらいたいという気持ちが一番です。『来てよかった。3人に会えて良かった』と思ってもらえたら私は満足です」
惣田「より素が出やすい“親友みたいな仲間”の雰囲気をファンの人と一緒に体感できたらと思っています。あと綾巴が最近、自分のイベントで歌わないんですよ。なので、今回は歌わせたいです」
東「2人だったら嫌だけど、3人だったら歌うらしいので、それが見られるのもレアです！」
惣田「3人だと紛れるから歌ってくれるみたいです（笑）。綾巴ファンは期待していてください」
北川「こうなると久しぶりに歌うかもです（笑）」
――東さんが3人の中で唯一の既婚者ですが、お二人にとって結婚は意外でしたか。
北川「『あぁ、結婚したんだぁ』って（笑）。驚きはなかったです」
惣田「『20歳でグループを辞める』と昔から言っていて。本当に20歳までに辞めて、結婚もパッとしていて、ちゃんと計画を立てられるタイプですごいなと思います」
北川「確かに！ ちゃんと人間してる（笑）」
――結婚式には参列されましたか。
東「小さな結婚式にしたので、呼べなかったのですが、2人にはサプライズメッセージで出てもらいました。綾巴のメッセージをめっちゃ覚えてます。『私たちもはやく結婚できるように頑張りまーす』って（笑）」
北川「頑張りまーす（笑）」
――最後にメッセージをお願いします。
北川「せっかく3人で集ることができるので、最高の日にしたいと思います。楽しみにしていてください！」
惣田「一緒に悩みながらも頑張って活動していた仲間だからこそ、本当に友達以上で家族のような存在です。だからこうやって卒業後も仲良くいられるのがうれしいです。ワイワイしている姿を見て、ファンの方にも幸せな気持ちになって帰ってもらえたらと思います」
東「3人のスケジュールが合ったのが本当に奇跡だと思います。それぞれが夢に向かって頑張っている中で、こういうイベントが開催できることは私たちにとってもご褒美です。絶対に損はさせないイベントにしてみせます！」
【写真】仲良しトリオならではの表情を披露…東李苑＆惣田紗莉渚＆北川綾巴の別カット
【写真：藤岡雅樹】
編集部の感想：
このニュースは、元SKE48の仲良しトリオが共に支え合っていた思い出を語り、さらに絆を深めるイベントを企画したことが魅力的です。卒業後もプライベートで交流を続け、ファンとの交流の場を提供する姿勢に感動しました。彼女たちの友情が、ファンにも伝わる素敵なイベントになることを願っています。
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