2025年5月20日10時30分RecordChina

ホームテキスタイル産業は江蘇省南通市の伝統的かつ特色ある産業であり、年間取引額は2500億元(約5兆円)に達しています。中米間の関税政策調整後、南通のホームテキスタイル産業の米国向け受注が徐々に回復しているということです。
南通市海門区のある輸出志向型のホームテキスタイル企業では業務の約9割が海外市場向けで、米国市場がその70~80%を占めています。企業の責任者は「これまでは高関税の影響で出荷を一時停止していたが、関税政策が調整された翌日には多数の米国バイヤーから出荷再開の要請メールが届き、現在では米国の顧客数はほぼ減っておらず、新たに大手顧客からの注文も獲得した」と述べました。
米国市場だけでなく、現地で仕入れを行う外国人バイヤーも目に見えて増加しています。企業側はこの機会を活かして海外市場を開拓する一方、夏の消費ピーク到来により売上も好調です。地元では越境電子商取引を活用し、中小企業の海外展開を後押ししています。
近年、南通市では「叠石橋越境EC産業センター」が設立され、中小企業の「海外進出」を支援しています。越境ECに不可欠なインフラである海外倉庫も整備され、現在、欧米および「一帯一路」共同建設国をカバーする31カ所の海外倉庫が稼働しており、そのうちの7カ所は省レベルの公共海外倉庫だということです。(提供/CRI)
編集部の感想:
南通のホームテキスタイル産業が年間取引額5兆円を達成したことは、地域経済にとって大きな意義があります。関税政策の調整により海外市場へのアクセスが改善され、特に米国からの需要が回復したことは喜ばしいニュースです。越境ECの活用による中小企業の海外進出支援も、地域の新たな成長の可能性を示唆しています。
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