巨大娘と暮らすゲーム『SAEKO: Giantess Dating Sim』5月29日リリースへ。“開発者の性癖”色濃い、命がけ小人生活ゲーム – AUTOMATON

ゲームレーベルHYPER REALは5月1日、『SAEKO: Giantess Dating Sim』を5月29日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC（Steam/DLsite/Stove）。

本作は、2000年代の日本を舞台とするアドベンチャーゲームだ。主人公となるリンは、ある日目を覚ますと、人間を縮める能力をもった少女・冴子によって身体を縮められ、身長わずか数cmになっていた。小人になったリンは、同じく冴子によって身体を縮められた小人たちとともに冴子の机の引き出しの中で生活することとなる。

冴子から管理人を任されたリンは、昼はほかの小人たちをまとめ、夜は冴子の独り言の聞き相手を務めることになる。昼は小人たちのパラメーターに気を配りながら過ごすポイント＆クリック型のパート、夜は巨大な冴子との会話パートとなり、それぞれ異なるピクセルアートによって表現される。会話パートでは冴子を見上げながら、選択肢で相槌を打っていくようだ。

なお冴子には“変わった趣味”があり、また身体が小さくなった分、命が軽くなるといった困難も待ち受けている。そうした中でも日課をうまくこなしながら、1日でも長く生き残るのだ。ただし小人たちの運営を左右する立場に直面することもあり、決断を迫られることになるという。

本作を手がけるのはクリエイター集団SAFE HAVN STUDIOだ。kyp氏、koh氏、maztani氏の3人チームで開発されているという。kyp氏がシナリオ/プログラム/音楽/グラフィックを、koh氏はグラフィックを、maztani氏がデザインを担当している。

本作は多くの奇譚小説から影響を受けているそうで、笛地静恵氏による小説が原案となっている。kyp氏は巨大娘というジャンルを知らなかった頃に笛地氏による小説に感銘を受け、笛地氏の描いた「冴子」をモデルとして、シナリオの執筆を開始。笛地氏の許可を得つつ、開発が進められてきた。

なお本作は「インディーゲーム史上最も濃い、開発者の性癖」とのキャッチコピーが付けられている。ただし性に関する話題はあるもののあからさまな性描写はなく、成人向けゲームではないそうだ。残酷ながら魅力に溢れたストーリーが持ち味となるようで、注目したい。

『SAEKO: Giantess Dating Sim』はPC（Steam/DLsite/Stove）向けに5月29日に配信予定だ。DLsiteでは購入特典として、スピンオフASMR作品が無料で付属するそうだ。また同作はDLsiteにて単独での販売も予定されている。