ディスクユニオンは、ゲームクリエイターの小島秀夫氏による歩みと功績を綴った研究書「ゲームデザイナー 小島秀夫論」を5月23日(金)に発売する。
四六版/392ページで価格は税込2750円。ディスクユニオン公式オンラインショップやAmazonなどのオンライン書店で予約を受け付けている。
本書籍は、早稲田大学 国際学術院 国際教養学部の准教授で、ゲーム研究を専門分野のひとつとするハーツハイム・ブライアン・ヒカリ氏が手がけた一冊である。

本書では『VA-11 Hall-A』や『ディスコ エリジウム』などの日本語化も手がけた武藤陽生氏が翻訳を務めており、小島氏による独創的なデザイン哲学や美学、物語、演出などの要素を詳しく紹介している。
大きく計6章に分けられた紙面では、MSX2版『メタルギア』や『ボクらの太陽』、『デス・ストランディング』などの作品に焦点を当てて各章のテーマに基づいた解説が掲載されている。



加えて、今回の日本版では、クリエイター集団“第四境界”で『人の財布』や『かがみの特殊少年更生施設』などの作品を手がけている藤澤仁氏も解説を寄稿しているようだ。
以下、プレスリリースの全文を掲載しています
ゲームデザイナー 小島秀夫論 世界のゲーム市場を熱狂させた革新性── MSX2版『メタルギア』から『DEATH STRANDING』まで
日本版解説は、『人の財布』、『かがみの特殊少年更生施設』などで話題のゲームクリエイター 藤澤仁(ふじさわじん)氏が寄稿!
『DEATH STRANDING 2』(6月26日発売)にむけて、小島秀夫の歩みと全作を、ゲーム研究者が論じた1冊。
いま、海外では日本のゲームについての研究/批評が盛んです!
本書はBloomsbury Academic(UK)で好評のGame Studies シリーズの翻訳書、第1弾!
日本を代表するゲーム研究者も大推薦!
映画のミミクリ(模擬)から、ゲームでしか表現しえない世界体験の創出へ。
米日の戦後カルチャーを遊び心をもってリメディエートすることで、現代ゲームを新たな総合芸術へと昇華させたホモ・ルーデンスの哲人・小島秀夫の軌跡を、緻密な調査と国際基準のゲーム研究・批評の概念装置を結集して多面的に解析。
日に日に崩壊してゆくパックス・アメリカーナの現実を、ゲームの側から逆照射していくだろう最新作『デス・ストランディング2』を受け止めるための知的準備としても、本書は最適なパラテクストとなってくれるはずだ。
──中川大地(評論家/編集者/ゲーム研究者)
商業ゲームに高度なテーマとメッセージを持ち込み、〈作家〉としてのペルソナを自覚的に築き上げてきた小島秀夫。その「プログレッシブ」なゲームデザインを、社会批評的な物語、ミクストメディアの美学、テーマに沿ったルールに基づくシステム、再帰性(メタ性)という四つの側面から分析し、その独特なデザインセンス、ビジョン、哲学を解明する。
『スナッチャー』から『ポリスノーツ』を経て『ときめきメモリアル』へ。
そして『メタルギアソリッド』から最新作『デス・ストランディング』へ。
日米を往還するゲーム研究者ブライアンにいざなわれて、新たな小島秀夫を発見せよ!
──吉田寛(東京大学文学部教授、『デジタルゲーム研究』著者)
ハーツハイム・ブライアン・ヒカリ
2015年カリフォルニア大学ロサンゼルス校にて博士号取得。現在、早稲田大学国際学術院国際教養学部准教授。研究分野は美学、芸術論、ゲーム研究、メディア産業論。
【5/23 発売予定新刊案内】
ゲームデザイナー 小島秀夫論
世界のゲーム市場を熱狂させた革新性── MSX2版『メタルギア』から『DEATH STRANDING』まで
ハーツハイム・ブライアン・ヒカリ[著] 武藤陽生[訳]
四六/並製/320ページ
ISBN978-4-86647-223-2 C0076
定価:本体2,500円+税
発行元:DU BOOKS
発売元:株式会社ディスクユニオン
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