土曜日, 5月 17, 2025
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富士レビオの血液検査をFDAが承認、アルツハイマー病診断補助で初 – Bloomberg

米食品医薬品局(FDA)は、アルツハイマー型認知症の診断を補助する初の血液検査機器の販売を承認した。H.U.グループホールディングス傘下の富士レビオ・ダイアグノスティクスが開発したもので、患者の早期発見と治療を促す可能性があると期待されている。

  FDAの声明によると、55歳以上でアルツハイマー病の兆候や症状を示す患者が対象となる。検査はアルツハイマー病の原因物質とされるタンパク質「アミロイド」を早期に検出することを目的としている。

   現在、アルツハイマー病の治療薬を処方するには、脳内のアミロイドを検出する特殊な陽電子放射断層撮影(PET)検査か、脊髄液を用いた検査が一般的に行われている。PET検査は高額で専門機器が必要なほか、脊髄液検査は侵襲的な処置を伴う。

  こうした検査の必要性がエーザイバイオジェンの「レケンビ(一般名レカネマブ)」やイーライリリーの「ドナネマブAZBT(キスンラ)」といった新たなアルツハイマー病治療薬の普及を遅らせる要因となっている。

   今回承認された富士レビの「ルミパルス」は、採血のみで実施可能で侵襲性が低く、患者の利用を促すと期待されている。販売の時期や価格については明らかになっていない。FDAによると、認知機能の低下がみられ、専門的なケアを受けている患者を対象としている。

原題:FDA Approves First Blood Test to Diagnose Alzheimer’s Disease(抜粋)



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🧠 編集部の感想:
富士レビオの血液検査がFDAに承認されたことは、アルツハイマー病の早期発見・診断に大きな進展をもたらすと期待されます。従来の高額かつ侵襲的な検査方法に代わる手軽な選択肢が増えることで、患者や医療従事者の負担が軽減されるでしょう。今後の普及と価格設定が注目されます。

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