🧠 あらすじと概要:
映画「アイアンクロー」は、実在のプロレス一家を描いた物語です。主演はザック・エフロンで、彼が演じる次男ケビンを中心に、彼の家族が織りなすドラマが展開されます。物語は、伝説のプロレス技「アイアンクロー」を持つ父親が、子供たちをレスラーとして育て上げようと奮闘する様子から始まります。
一家は深い絆で結ばれていますが、数々の悲劇に襲われます。長男の早逝、次男ケビンの葛藤、三男の病気、四男の事故、そして五男の苦悩が描かれ、それぞれが心の中での闘いを強いられます。プロレスを通じて自らのアイデンティティを模索するなかで、家族の絆や期待、悲しみを抱えて生きる姿が印象的です。
記事の要約として、映画は単なるプロレスを超えて、家族のダイナミクスや個々の苦悩を描写し、観客に深いメッセージを届ける作品であると述べられています。また、ザック・エフロンの驚異的な変貌と、彼を含むキャストの熱演に感銘を受けたことが記されています。観る価値のある作品として、多くの人に推奨されています。
先ず、チョイスした理由を、書いておきますと、「ザック・エフロン」主演と書いてあったからです。ザック目当てです。プロレスは、興味無かったし、観たあとも、燃える闘魂は生まれませんでした。
ストーリーをざっと書いておきますと、昭和の時代かな?、大きな手を使い、相手の顔をワシズカミにする必殺技「アイアンクロー」を持った実在のレスラーの一家に起こった、出来事を描いています。
四人兄弟と父ちゃん。
そんで、わたしが、見たかったザック・エフロンは
こちら!
↓
まさに、ザック・エフロン!
映画が始まり、ザックは、どこ、どこ、主役なんだから、すぐに出番になるはずと、探しましたがザックがいない。主役である次男を真剣に、新聞で宝くじの当選番号を探すみたいに、目を凝らして見ると!
いました!ザック・エフロンが!
↓
え!誰、あんた!なに、その前髪!よく見たらザックだ!
特別な技をお見舞いするぜ!とか、言ってますが、充分、こちらも衝撃をお見舞いされました。口あんぐりでしたが、さすが、プロフェッショナル、実際の人物に寄せて、肉体改造を徹底的に
したのですね。
右側白黒が実際のプロレス家族。
元々は、お父ちゃんが、アイアンクローを必殺技に持つレスラーでした。なんと、日本にも巡業に来て、ジャイアント馬場さんなどと、対戦したことも
あるそうです。
スポーツ一家って、日本なんかでも、オヤジがマネージャーみたいになって、「てっぺん獲るぜ!我が一族が!」的な、ことになりがち、子供は、小さな頃から、オヤジが唯一だとなりがち。自分も、オヤジと同じ道をたどる以外は、考えられないとなりがち。傍目から、見たら、しんどそうなんですが、
当人たちにとっては、自然なことみたいです。
この「アイアンクロー」の主流なあらすじは、お父ちゃんが、我が息子をヘビー級の世界チャンピオンにするのを、生き甲斐にし、息子に、「体を作れ!しくじるな!あきらめるな!」と、朝から、洗面器いっぱいのスクランブルエッグを食べさせたり、とにかく筋肉を付けさせることに、熱心です。息子四人とお父ちゃんの食事を、作るお母さんは、
相撲部屋のまかないさんみたいな働きぶりです。
このプロレス一家は、長男が小さな頃に亡くなり、次男、三男、四男、五男の四人兄弟と、オヤジと信心深いお母さんの6人家族です。主役のザックが演じる次男は、ケビンという名前です。あとも、ケリーとか名前はありますが、
わかりやすく(てか、自分が覚えてないので)、三男、四男、五男、お父ちゃんと、書きます。
プロレスラーと言ったら、リングの上からマイクで、「かかってこい!バカヤロー!」とか「ジュース買うから小銭出せ!」とか(言いませんが)、普通に叫び、圧しが強く、オレオレな人しかいないイメージですが、ケビンは、どっちかというと、シャイな人で、マイクパフォーマンスも上手くありません。どっちかと言ったら、三男の方に
「華」があるようでした。ちょっぴり、劣等感を持ちながらも、「家族」には、絶対的な絆を持つ、ケビンは、自分を差し置いて、三男が日本の巡業に選ばれても、喜んであげます。
あっち向いてホイ!
しかし、この三男、日本に行く前から、体調が悪そうで、ケビンの結婚式のとき、トイレで吐血してしまいます。発見したケビンが「おい、医者に行けよ」と、心配しますが、
「大丈夫なんだ。気にしないで。」と、三男に言われて、まだ心配そうですが、「そうなのか、、わかったよ」と、血だらけの便器の前で、三男と抱き合います。
(え!!スルーするんかい!)
観てるこちらは、悪い予感しかしませんが、やはりというか、フラグ通り、三男は、日本のホテルで腸破裂により、死んでしまいます。
多分、内臓に打撃を受けていたのでしょう。
悲しみに暮れる、プロレス一家。。そして、お父ちゃんは、プロレス以外の道を歩いていた四男に、「お前はプロレスをやるべきだ!オリンピックじゃなくても、頂点を目指せ!」と、国の事情でオリンピック不参加になり、残念がる四男を叱咤激励。四男も、根性を見せて、なんと、ケビンを差し置いて、チャンピオンへの挑戦権をコイントスで勝ち取り、チャンピオンにも勝って、ベルトを奪取してしまいます。ここでも、自分の中のさみしさ、むなしさを隠し、
四男の勝利を、祝ってあげる、お兄ちゃんのケビンがいました。
夜、出かける四男に、ケビンが、どこへ行くのか聞くと、「ちょっと、バイクで走ってくるよ」
そして、薄暗い道路を「ノーヘル」で、かっ飛ばす四男。観てるこちらは、悪い予感しかしませんが、やはり、事故り、四男は、足首下を切断する重症を負いました。
ここら辺から、一家は、不幸が続く「呪われた一家」と、ささやかれるようになり、本人たちも、
チーンとなりますが、
懲りないオヤジが、五男に「プロレスをやれ」と言います。五男は、どっちかと言ったら、、内気。歌なんかを歌う繊細なタイプです。素直な五男は、がんばりますが、本来が強気にできてないため、オヤジの期待に応えられない自分が
悲しくなります。
そして、自分から、この世に別れを告げてしまいました。
「俺たちは、呪われているんだ、、」
落ち込むケビン。
客観的に言わせてもらえば、三男は病院に行くべきだったし、四男は、ヘルメットとライダー用の服装を着用するべきだったし、オヤジは五男の特性をよく見るべきでした。エコエコアザラク、、じゃなかった、呪いのせいかなぁ。と、
思ったりしました。
結束の固い一家。
この映画を見ると、悲劇は悲劇なんですが、生まれついた「家族」という「巣」に、最初から、オヤジという名前の「毒」があるのを、知らずに、しかし、毒に慣らされてしまい、毒は当たり前と思って育っていった、子供たちの選択肢の無さに
悲しくなりました。
しかし、あきらめない、ケビンの明日は、、
という、映画の終わりになります。まだ観てない方も多数、おられると思いますので、
ネタバレは、無しで。
ちょっと、曲がりますと、日本で言えば、有名なプロレス漫画は、キン肉マンかなと思いますが、キン肉マンより前からある、
有名なプロレス漫画は、
タイガーマスク!
↓
後ろのおっさん、、、
試合で勝利するたびに、孤児院に、寄付をしていた、涙無くしては、見られない、善意なプロレスラーでしたが、なんと、やめときゃ良いのに、タイガーマスクの実写映画があったみたいです。
↓
戦隊ものみたい。
タイガーマスクが、厚着過ぎて、相手レスラーが
気の毒ですし、もはや、仮面ライダーの怪人と言ってもわからない状態になっています。
タイガーマスクの方も、厚着のおかげで、熱がこもり、消耗が激しそうです。負けたら、寄付はできないのだから、なんとか考えて欲しいものです。施設の関係者も、「パンいちでやれ!!」と、ヤジを飛ばしたかったに違いありません。寄付も、一度や二度なら、「ありがたい」と、思われるでしょうが、常態化すると、受け取る方も「当たり前」常態になってしまい、感謝の念が薄れる恐れがありますので、タイガーマスクも、ちょっと考えた方が、良かったのではないかと、
電車の中で、考えた私がいました。(要らんせわ)
映画に戻りますと、プロレスファンでなくても、見ごたえがある内容ですし、俳優さんたちの、凄い魂を込めた作品だと思いました。
やはり、プロは、凄いですね。
ザックたち俳優陣から、アイアンクローを
喰らった気分になりました。
映画「アイアンクロー」、また、いつか
見直したい作品です。
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