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パソコン工房の「LEVEL-M78H-265-LAX」は、Core Ultra 7 265を搭載したゲーミングPCだ。microATXミニタワーケースを採用するLEVEL∞ M-Classに属するコンパクトなBTOとなっている。
今回はこのPCを使って、PBP=65W仕様の20コアCPUであるCore Ultra 7 265の実力を検証する。2021年発売のCore i7-12700Kとの比較も行なっているので、Intelの最新CPUがどこまで進化したのか確かめてみよう。
65W版Core Ultra 7搭載のミニタワーPC
パソコン工房のLEVEL-M78H-265-LAXは、BTO PCブランドであるiiyama PCの「LEVEL∞ M-Class」に属するミニタワーゲーミングPCで、Intel最新の20コアCPU「Core Ultra 7 265」とエントリーGPUの「GeForce RTX 3050 6GB」を搭載している。
CPUとGPU以外の構成に関しては、16GB(8GB×2)のDDR5メモリ、PCIe 4.0 x4接続の1TB NVMe SSD、容量550Wの80PLUS Bronze認証電源を搭載。筐体はmicroATX規格に対応した黒いミニタワーで、冷却システムは空冷CPUクーラーと2基のケースファンで構成されている。本体サイズは206×432×411mm(幅×奥行×高さ)。
Windows 11 HomeをインストールしたLEVEL-M78H-265-LAXの標準構成時価格は19万9,800円だったのだが、記事執筆時点で後継モデルの「LEVEL-M88H-265F-LAX」が登場したことで現在は販売が終了している。
後継モデルであるLEVEL-M88H-265F-LAXでは、同じ販売価格を維持しつつケースをガラスパネル採用モデルにリニューアル。筐体カラーをブラックとホワイトから選択できるようになったほか、ケースファンもRGB LEDイルミネーション付きの12cmファン×3基に変更された。
なお、CPUが内蔵GPU(iGPU)を省略したCore Ultra 7 265Fに変更されているが、LEVEL-M78H-265-LAX搭載のCore Ultra 7 265もiGPUは無効化されており、そのほかのパーツ構成についても特に変更されていないので、新旧モデルの性能は同等と考えて良さそうだ。
製品名 | [テスト機] LEVEL-M78H-265-LAX |
[後継機種] LEVEL-M88H-265F-LAX |
---|---|---|
CPU | Core Ultra 7 265 (8Pコア+12Eコア/20スレッド) | Core Ultra 7 265F (8Pコア+12Eコア/20スレッド) |
GPU | GeForce RTX 3050 6GB | GeForce RTX 3050 6GB |
メモリ | 16GB DDR5 (8GB×2) | 16GB DDR5 (8GB×2) |
SSD | 1TB NVMe SSD (PCIe 4.0 x4) | 1TB NVMe SSD (PCIe 4.0 x4) |
マザーボード | ASRock B860M-H2 | ASRock B860M-H2 |
CPUクーラー | 空冷CPUクーラー | 空冷CPUクーラー |
電源ユニット | 550W (80PLUS Bronze) | 550W (80PLUS Bronze) |
PCケース | microATXミニタワー (ブラック) | ガラスサイドパネル搭載microATXミニタワー (ブラック/ホワイト) |
ケースファン | 12cm ケースファン×2基 | 12cm RGB LED イルミネーション ケースファン×3基 |
本体サイズ | 206×432×411mm (幅×奥行×高さ) | 206×432×411mm (幅×奥行×高さ) |
OS | Windows 11 Home | Windows 11 Home |
通常価格 | 19万9,800円~ | 19万9,800円~ |
後継モデルの「LEVEL-M88H-265F-LAX」。ケースがリニューアルされてカラーリングを選択可能となったほか、標準搭載のケースファンもRGB LEDイルミネーション付きに変更された
65W版Core Ultra 7の実力を3年前の人気CPUと比較
ここからは、LEVEL-M78H-265-LAXが搭載するCPU「Core Ultra 7 265」のパフォーマンスを検証していく。比較対象として、約3年前の2021年11月に発売されたCore i7-12700Kを用意した。
2025年1月にリリースされたばかりのCore Ultra 7 265は、Arrow Lake-SことCore Ultra 200Sシリーズの準ハイエンドCPUで、8基のPコアと12基のEコアを備えた20コアCPUだ。電力指標のPBP(プロセッサベースパワー)は65Wで、LEVEL-M78H-265-LAXにおいてはPL1=65W、PL2=130W、Tau=28秒という65Wモデルらしい電力リミットが設定されている。
テスト環境は以下の通り。常に190Wの電力を消費できるCore i7-12700Kを相手に、65WモデルのCore Ultra 7 265がどのようなパフォーマンスを見せるのかに注目だ。
CPU | Core Ultra 7 265 | Core i7-12700K |
---|---|---|
CPU電力リミット | PL1=65W、PL2=130W、Tau=28秒 | PL1=PL2=190W、Tau=56秒 |
CPU電流リミット | IccMax=175A | IccMax=370A |
CPU温度リミット | 105℃ | 100℃ |
GPU | GeForce RTX 3050 6GB (PCIe 4.0 x8) | GeForce RTX 3050 6GB (PCIe 4.0 x8) |
GPUドライバ | GRD 572.83 (32.0.15.7283)、Resizable BAR=有効 | GRD 572.83 (32.0.15.7283) |
メモリ | 16GB DDR5-5600 (8GB×2) | 16GB DDR4-3200 (8GB×2) |
システム用SSD | 1TB NVMe SSD (PCIe 4.0 x4) | 1TB NVMe SSD (PCIe 4.0 x4) |
マザーボード | ASRock B860M-H2 | ASUS TUF GAMING B660M-PLUS D4 |
CPUクーラー | 空冷CPUクーラー [トップフロー型] | サイズ KOTETSU MARK3 [空冷/サイドフロー型] |
電源 | 550W (80PLUS Bronze) | 750W (80PLUS Gold) |
PCケース | microATXミニタワー (ブラック) | 検証台 (オープンエア) |
OS | Windows 11 Home 24H2 (build 26100.3624、VBS有効) | Windows 11 Pro 24H2 (build 26100.3624、VBS有効) |
電源設定 | 電源モード「バランス」、電源プラン「バランス」 | |
計測 | HWiNFO64 Pro v8.24 | |
室温 | 約24℃ |
テスト結果
それでは、テスト結果を確認していこう。実施したテストは以下の通り。
- Cinebench 2024
- 3DMark
- PCMark 10
- UL Procyon
- Blender Benchmark
- Adobe Camera Raw
- HandBrake
- ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク
- フォートナイト
- VALORANT
Cinebench 2024
Cinebench 2024では、CPU性能を計測するMulti CoreとSingle Coreを最低実行時間10分で実行した。
LEVEL-M78H-265-LAXに搭載されているCore Ultra 7 265は、Multi Coreで「1,480」、Single Coreで「135」を記録。Core i7-12700KのスコアをMulti Coreで約22%、Single Coreでも約21%上回った。
3DMark「CPU Profile」
CPUの性能をスレッド数ごとに計測する3DMarkのテスト「CPU Profile」を実行した結果が以下のグラフ。
Core Ultra 7 265は、Eコア数の優位が生きる16スレッド以上で37.0~39.8%、8スレッド以下でも20.8~22.9%、いずれもCore i7-12700Kのスコアを上回った。
PCMark 10
PCMark 10では、もっとも詳細なテストを行なう「PCMark 10 Extended」のスコアを比較した。
Core Ultra 7 265を搭載するLEVEL-M78H-265-LAXの総合スコアは「8,406」で、Core i7-12700K環境の「8,062」を約4%上回った。また、テスト項目ごとのサブスコアについてもすべてCore i7-12700Kを上回っている。
UL Procyon「Office Productivity Benchmark」
Microsoft Officeでのパフォーマンスを計測するUL Procyonの「Office Productivity Benchmark」を実行した結果が以下のグラフ。
総合スコアで「6,800」を記録したCore Ultra 7 265は、Core i7-12700Kの「6,316」を約8%上回った。サブスコアに関してもCore Ultra 7 265がCore i7-12700Kを5~13%上回っている。
Blender Benchmark
3DCGソフト「Blender」の公式ベンチマークであるBlender Benchmarkを実行した結果が以下のグラフ。なお、テストに用いたBlenderのバージョンはv4.4.0。
3つのシーンをレンダリングした結果、Core Ultra 7 265はmonsterで約28%、junkshopで約13%、classroomで約15%、いずれもCore i7-12700Kを上回った。
UL Procyon「Photo Editing Benchmark」
Adobeの「Photoshop」と「Lightroom Classic」を使用して、写真編集作業のパフォーマンスを計測するUL Procyon「Photo Editing Benchmark」の実行結果が以下のグラフ。
Core Ultra 7 265は、総合スコアでCore i7-12700Kを約7%上回っており、サブスコアについてもレタッチで約2%、バッチ処理で約11%、それぞれCore i7-12700Kを上回った。
Adobe Camera Raw「RAW現像」
Adobe Camera Rawでは、2,400万画素のRAWファイル100枚を最高画質のJPEGファイルに現像した際の処理速度を比較した。
Core Ultra 7 265の1分あたりの処理枚数は148.1枚で、Core i7-12700Kの81.8枚を約81%も上回った。
HandBrake「動画エンコード」
動画エンコードソフトのHandBrakeでは、1分間の4K/2160p(60fps)動画を3つの形式(H.264、H.265、AV1)にエンコードした際の処理速度を比較した。
Core Ultra 7 265はH.264で約23%、H.265で約15%、AV1で約31%、それぞれCore i7-12700Kの処理速度を上回った。
3DMark
3DMarkのゲーム系テストから「Speed Way」、「Steel Nomad」、「Steel Nomad Light」、「PortRoyal」、「Solar Bay」、「Wild Life」、「Wild Life Extreme」を実行した結果が以下のグラフ。
どちらのCPUもGeForce RTX 3050 6GBの性能を引き出すのに十分な性能を持っていることもあり、これらゲーム系テストのスコアは大差ない結果になっているものが多いようだ。
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークでは、フルHD/1080p解像度でグラフィックプリセットを「標準品質(デスクトップPC)」と「最高品質」に設定してテストを実行した。
Core Ultra 7 265のスコアと平均フレームレートはCore i7-12700Kをわずかに下回る結果となっているが、いずれも誤差の範囲内と言って差し支えない程度となっている。どちらのCPUもGeForce RTX 3050 6GBの性能を最大限に引き出せているからこその結果だろう。
フォートナイト
フォートナイトでは、フルHD/1080p解像度にて4つの描画設定での平均フレームレートを計測した。なお、テスト時のグラフィックスAPIはDirectX 12で、3D解像度は100%、NaniteおよびLumenは無効にしている。
テストの結果、描画設定「中」以上ではCore Ultra 7 265がCore i7-12700Kを1~2%下回っているが、描画設定「低」では逆にCore Ultra 7 265がCore i7-12700Kを約4%上回っている。誤差の範囲と言える程度の差だが、描画設定「低」については若干Core Ultra 7 265のCPU性能が反映された結果のようにも見える。
VALORANT
VALORANTでは、フルHD/1080p解像度にて3つの描画設定での平均フレームレートを計測した。なお、計測は射撃場の中でも特にCPU負荷が高い場所で行なっている。
ここではCore Ultra 7 265がCore i7-12700Kの平均フレームレートを11~19%上回っている。今回のテストではCPUより先にGeForce RTX 3050 6GBがボトルネックとなる場合が多かったが、GPU側に余力が生じるようなシチュエーションであればCore Ultra 7 265が明らかに優れたパフォーマンスを発揮することもあるようだ。
システム消費電力とワットパフォーマンス
ワットチェッカーを使い、アイドル時とベンチマークテスト実行中の消費電力を計測した結果が以下のグラフ。今回の比較では両環境の構成や電源ユニットの効率などにも違いがあることを踏まえた上で参考にしてほしい。
アイドル時消費電力に関してはCore Ultra 7 265を搭載するLEVEL-M78H-265-LAXが30.4Wで、Core i7-12700K環境の38.2Wより8W近く低い数値を記録。
ベンチマーク実行中の平均消費電力については、Core Ultra 7 265擁するLEVEL-M78H-265-LAXが117.9~160.3Wで、Core i7-12700Kの208.5~268.6Wより61.1~149.1Wも低い消費電力となっている。
システムの平均消費電力でベンチマークスコアを割ることによって求めたワットパフォーマンスを、Core i7-12700Kを基準に指数化したものが以下のグラフ。
Core Ultra 7 265のワットパフォーマンスはCore i7-12700K比で192~277%を記録。この結果にはCPU以外のパーツが消費する電力も影響しているとはいえ、この圧倒的なワットパフォーマンスの差を生じたのがCPUの電力効率差であることは間違いない。
ベンチマーク実行中のモニタリングデータ
モニタリングソフトのHWiNFO64 Proを使用して、Cinebench 2024のCPU(Multi Core)実行中のモニタリングデータを計測し、CPUごとに推移グラフ化した。
LEVEL-M78H-265-LAXに搭載されたCore Ultra 7 265は、テスト開始直後こそ130W前後のCPU消費電力を記録しているものの、30秒経過以降は65W前後の電力に制限された状態で動作しており、平均CPUクロックもPコア=3,394MHz、Eコア=3,372MHzとなっている。この状態でもCore i7-12700Kを2割ほど上回るスコアを記録しているわけなので、約65Wで動作するCore Ultra 7 265の電力効率の高さが伺える。
Core Ultra 7 265のCPU温度は平均63.3℃、最大でも74.0℃でしかなく、LEVEL-M78H-265-LAXで採用されている空冷CPUクーラーでも、温度リミットの105℃よりかなり低い温度に抑えられている。ただ、ファンの回転数自体は平均3,367rpm、最大4,515rpmと大きな騒音を伴う速度まで上昇しているので、快適な運用を望むなら静粛性に優れた高性能CPUクーラーへのカスタマイズを検討すると良いだろう。
電力効率の進化が光る65W版Core Ultra 7
パソコン工房のLEVEL-M78H-265-LAXに搭載されているCore Ultra 7 265は、約3年前に人気を博したCore i7-12700Kを上回るCPU性能を実現しながらも省電力化を果たしており、すばらしいワットパフォーマンスを実現していた。
性能を重視するパワーユーザーには、消費電力や発熱の増加を厭わないCore Ultra 7 265Kなどの「Kモデル」が人気だが、省電力かつ低発熱で優れた電力効率を実現する65W版Core Ultra 7のバランスの良さには注目すべき価値がある。
この春からの新生活や、今年10月に迫るWindows 10のサポート終了を機にPCの新調や買い替えを検討しているのなら、Core Ultra 7 265を始めとする65W版Core Ultra 200Sシリーズ搭載PCも選択肢に加えてみてはいかがだろう。