香港・マレーシアの合作映画「私は何度も私になる」の予告編・場面写真が解禁された。
マレーシアの映画監督タン・チュイムイの、10年以上の監督業休業からの復帰作となる本作。主人公のムーン・リーは、出産と離婚を経た復帰作で、かつて仕事をともにしていた映画監督ロジャー・ウーから「アジア版『ボーン・アイデンティティー』のようなアクション映画の主演を務めてほしい」とオファーされる。幼い息子をロジャーのアシスタントに預け、ロー師範のもとで武術訓練に励むムーン。そんなある日、映画のスポンサーから「ムーンの元夫ジュリアードを相手役として起用したい」という提案が届く。劇中では、ムーンが女性として、また映画人として、自分自身を模索するさまが描かれる。チュイムイがムーン役で主演も務め、ロジャーをピート・テオ、ロー師範をジェームズ・リーが演じた。
YouTubeで公開された予告編では、アクション映画での女優業復帰という人生の岐路に立ったムーンが、女優・母親・女性・個人というさまざまな自己の側面を見つめ直し、映画と現実の狭間で揺らぐ中で“魂の修行”へと至る姿が描き出される。
「私は何度も私になる」は6月28日より東京・ポレポレ東中野で先行上映されたのち、神保町にオープン予定のミニシアター・シネマリスで開館記念公開される。
映画「私は何度も私になる」予告編
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編集部の感想:
映画「私は何度も私になる」は、母親であり女優の複雑なアイデンティティを描いており、そのテーマが多くの人に共感を呼ぶと感じました。監督の復帰作として、深いメッセージとアクションが融合している点が魅力的です。予告編からは主人公の成長や内面の葛藤が伝わり、ぜひ観てみたいと思いました。
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