🧠 あらすじと概要:
映画「サブスタンス」は、若さと美しさに執着する女性エリザベスの物語で、彼女の精神的な崩壊を描いています。グロテスクな映像や暴力描写が多く、観客を強い印象で圧倒します。監督は、女性が抱える現実と社会の価値観に挑戦することを目的としており、主人公が薬に依存することで彼女の苦悩を示しています。
感想文では、この映画を「女はつらいよ ベスさん薬に手を出しちゃった編」として表現し、エリザベスの生きづらさや、外見への執着からくる苦痛が強調されています。また、特定のシーンでは、エリザベスが自分の外見に不満を持ち、約束をキャンセルしてしまう様子から彼女の苦悩が伝わってきます。
感想文の最後では、エリザベスの内面的なつらさをよりフォーカスしたリメイクを望む声が上がっています。この作品は、女性の生きづらさや社会的価値観に視点を置いており、深い考察を促す映画です。
映画「サブスタンス」を観た。
若さと美しさへ執着する女性が主人公で、彼女の崩壊を描く物語だ。グロテスクな映像、暴力描写が多く、僕は目をつぶってしまうことが多かった。
観終わって、映画のタイトルを直したくなった。僕ならこんなタイトルにする。
女はつらいよ
ベスさん薬に手を出しちゃった編
女性の人生はつらいらしい。
この映画の監督(女性)は、インタビューでこんなことを言っている。
「女性が経験せざるを得ない現実を、世界に突き付けるのが狙い」
世の中には「女性の価値は、若さと美しさだ」という通念がある。だから女性は若さと美しさに執着し不幸になる。監督の言う「現実」とはザックリこんなものだ。
映画の主人公エリザベスは、このつらさから逃れるために薬に手を出して破滅する。監督はその姿を描くことで、「現実」を世界に突き付けたかったのだろう。
この試みは成功したのだろうか。
男は、若くて美しい女性に惹かれる。これは生物としての本能だ。人口の半分を惹きつけるものには価値が生まれる。これはどうしようもない。
ただ「だから女性は若さと美しさに執着し…」の部分は、監督の試みが、ちょこっとだけ成功しているかもしれない。
エリザベスが学生時代の男性同級生と食事に出かけるシーンがある。いや正確には、食事の約束をするが、自分の外見に納得がいかず、髪型を直し、洋服を直し、化粧を直し、化粧をもう一度直し、それでも納得できずノーショウでドタキャンしてしまうのだ。
エリザベスのつらさがじんわりと感じられた。
でも、このシーン良き印象は、感想文を書くために掘り起こしたもので、映画を観ている最中は、あとに続く暴力とグロテスクな映像で覆い隠されていた。
エリザベスのつらさがじんわり感じられるシーンを中心に据えて、リメイクしてほしいな。僕ならこんなタイトルにする。
女はつらいよ
ベスさん、でも、薬は使わない編
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