LIXILは、遮光ブラインドで太陽光発電する世界初のロールスクリーン型太陽光発電設備「PVロールスクリーンシステム」の受注を2025年6月から開始すると発表した。まずLIXILリニューアルを通じ、関東エリアの公共施設や法人を対象に導入を進め、順次提供地域を拡大していく。

 同システムは、遮光に用いるロールスクリーン(ロール型のブラインド)と同様に遮光性やプライバシー保護機能を備えつつ、太陽光による発電と直接給電の機能も持つ。

 デザインはファブリック仕様とスケルトン仕様の2種類を用意する。1枚あたり最大スマホ9台、またはPC3台分を1日で発電可能で、日常使いのほか災害時のレジリエンス強化にも貢献するという。

 窓との間に空気層を設けることで、断熱性能の向上や冷気の侵入を抑えるなど、省エネルギー効果もうたっている。

 また、窓の内側から簡単に後付けできる点も特徴の1つだ。太陽光発電設備の導入が難しい既存ビルにおいて課題となる「設置スペースの制約」「配線の煩雑さ」「工事中の入居者への負担」などを解決する。

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 さらに、常に視界を遮る建材一体型太陽光発電設備(BIPV)とは異なり、開閉によって視界を自由に調整可能。また、前述の通り室内からの簡易施工が可能で電気工事も不要なため、既存の建物にも手軽に導入できる点も訴求している。


設置例
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 仮に、BIPVが設置可能とされる国内の既築ビルの窓面(約1.4億平方メートル)に全面導入された場合、CO₂排出削減量は建設セクターの2030年目標のおよそ12%に相当すると試算されるという。「PVロールスクリーンシステム」が、BIPVの設置が難しい既存ビルで広がれば、大幅なCO₂削減に貢献できる可能性があるとしている。

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