水曜日, 6月 4, 2025
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太郎の映画感想その14 バイオの主人公が大集結! バイオハザード デスアイランド太郎!

🧠 あらすじと概要:

あらすじ

『バイオハザード デスアイランド』は、人気ゲームシリーズ「バイオハザード」を基にしたCGアニメ映画です。本作では、クリスやレオン、ジルなど著名なキャラクターたちが集結し、新たな敵に立ち向かいます。映画の舞台は感染症が広がる環境で、主人公たちはその背後に潜む陰謀と戦わなければなりません。個々のキャラクターの過去や成長も描かれ、ファンにはたまらない要素が満載です。

記事の要約

映画『バイオハザード デスアイランド』を観た太郎による感想文です。特にキャラクターの多彩さやビジュアルのクオリティを称賛し、原作へのオマージュや魅力的なゲストキャラクターに触れています。しかし、ストーリーの雑さや一部キャラクターの活躍が薄い点、動きの違和感などの悪い側面にも言及しています。最終的には、全体として楽しめる作品であり、原作ファンにとっては特に魅力的な内容だとまとめられています。

太郎の映画感想その14 バイオの主人公が大集結! バイオハザード デスアイランド太郎!

太郎!

こんにちは。太郎です。コナン映画を全作(黒鉄の魚影)まで観終わったので、次に観る作品を吟味していたら、この映画がアマプラ解禁していたので、今回観てみました。私はバイオファンで、シリーズの総プレイ時間が300時間程で、人並み以上にはバイオをプレイしておりまして、本作も公開当時はめちゃくちゃ気になっていました。しかし、アクシデントによりことごとく予定が潰れてしまい結局観れずに終わってしまい、今回思いがけず観る機会ができて嬉しいです。バイオ映画は『ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』以外の実写作品は全て観ましたが、本作の前日譚となる『ヴェンデッタ』のようなCGアニメを観るのは今回が初めてとなります。

それでは、本題に参りましょう。

感想

非常に楽しめました。本作はどちらかというと、『スーパーマリオブラザーズ ザ・ムービー』のような、その作品のファンが観るとより楽しめるような仕上がりになっていて、ところどころに原作のオマージュが見られて観ていてとても楽しかったです。

反面悪い部分もそれなりにあっため、良かった点と悪い点に分けて書き出していこうと思います。

良かった点

バイオキャラ大集結

本作最大の目玉。お馴染みクリスやレオンをはじめ、『3』の主人公ジルや、『コード:ベロニカ』などの主人公クレア、『0』の主人公レベッカが一同に介します。終盤ラスボスの元に集結し全員で銃口を向けるシーンはこの映画最大の見どころ。特に、レオンとジル(それにレベッカも?)はシリーズ初対面であり、この2人の掛け合いが見られるのも嬉しかった。

ジルは『5』以降の動向が不明だったため、それがわかったのもファンとしては嬉しいところ。

ハイクオリティな映像表現

本作の映像はCGで構成されているのですが、毛穴の1つ1つまで綿密に描画されていて、近年の原作ゲームに負けず劣らずのリアルさで描かれています。ただし、登場人物はある程度のデフォルメが加えられており、キャラを見て一発でジルやレオンが判別できるようになっています。

ただ、クレアは『RE:2』と明らかに顔が違っていたり、レベッカも『0』から老けているので流石に顔が違っているので、最初見た時は違和感を抱いてしまうかもしれません。

魅力的なゲストキャラ

本作のヴィランは、かつてラクーンシティのバイオハザードを生き抜いたU.B.C.S隊員で、自分に仲間を殺させた世界を憎んでいるという粋な設定。そして、本作のB.O.Wを造ったテイラー博士という人物もいるのですが、彼はアメリカの機密情報を他国に売り渡そうとして、あのシモンズにすら皮肉程度で済ませていたレオンに「クズ」とまで言わせるほどの人物。しかし、銃で撃たれたそんな自分を必死に止血するクレアや、クリスやレオンの仲間を信じる気持ちに突き動かされ最後の最後に改心するんですよ。こんな悪党でも憎めないキャラ設定になってるのは流石だなと思いました。

あと、セクシーな格好をしてる女性もいたのですが、彼女は前作『ヴェンデッタ』のある人物と関係があるらしいです。

原作のシーンが出てくる

オープニング映像で、リメイク版『1』の振り向きゾンビや、『RE:2』クレア編でタイラントがエレベーターをこじ開けてくるシーンなど、原作ゲームの映像が違和感なく使用されていて、「ゲームの表現が映画にも使われるなんて!」と嬉しくなりました。

原作オマージュ

この映画を観ていて最も楽しかった要素かもしれません。本作はいたるところに原作のオマージュが出てきており、例えば、ジルがラスボスに対してレールガンを使用するところや、その時にカメラが『RE:3』のような肩越し視点になったりと、原作を知っていると「おっ!」となる場面が多々ありめちゃめちゃ興奮しました。

これは原作ファンならではの見どころですね。

ピアーズ

あるシーンで、クリスが『6』で自身の相棒を務めたピアーズについて言及するのですが、『6』ってシリーズを通してみても言及されているところが本当に少なくて、現在では半ば黒歴史扱いされてる『6』やピアーズもちゃんとバイオハザードの一部なんだなぁと認識させられて嬉しかった。
私は『6』アンチですが。

悪かった点

ストーリーが雑

本作にはジルがウェスカーの洗脳で仲間を襲ったことへの罪悪感に苛まれている様子や、ヴィランがクリスに「お前はいつも仲間を死なせる」と言うなど、ストーリーの主軸になりそうな要素が多々入っていますが、それが全く回収されずに終わってしまいます。
先述したマリオ映画も、ストーリーは薄味ではあるもののスッキリした終わり方だった上、エンドロール後に続編が示唆されていたため、こちらの雑さが伺えます。

クレアとレベッカの必要性

主要キャラのジル、クリス、レオンは活躍の場が沢山与えられていました(この中だとクリスは微妙ですが)。が、クレアとレベッカに関しては、必要あったか?というレベルで活躍が少ないです。
クレアはせいぜい舞台装置と、テイラー博士の改心の要因の1つしか担っておらず、レベッカも、ワクチンを持ってきたり機転をきかせてドローンをラスボスに仕向けたりと、他の人にもできるような役回りだったため、わざわざ彼女たちを出す必要性が見られませんでした。もっと彼女たちの活躍を描いてほしかったです。

キャラの挙動の違和感

確かに映像は美麗で美しいのですが、モーションキャプチャーを使用していないのか、結構な頻度でキャラの動きがカクカクしており、クオリティの高いファンメイドなんじゃないかと思うレベルで違和感がありました。『RE:2』の方がヌルヌル動いてましたよ。
ゲームならともかく映像作品なのでそこはしっかりしてほしかったです。

レオンのキャラ崩壊

本作のレオンは『6』の後の時系列のレオンなのですが、バイオハザードを起こし1万人のアメリカ国民と大統領を間接的に殺害したシモンズには皮肉を言う程度で済ませていたのに、アメリカの機密情報を売り渡そうとしたテイラーには「クズが!」と吐き捨てていたり、ある敵側の人物の胸な鉄柱の先端が刺さったときには、「これで父親のもとに行けるな」とサイコパスな言動をしていて非常に違和感がありました。

ジルが弱い

ジルは『5』でウェスカーに体内のGウイルスを利用されて超人的な肉体に改造されています。レベッカが本作で年相応に老けているのに対してジルは『RE:3』から顔がほぼ変わっていないため、ウイルスの効果は残っていると思うのですが、それにしてはゾンビにあっさり掴まれて振り払うのに苦戦したり、『5』で見せた超人的なアクションを全く披露していなかったりと明らかに弱体化しています。

せっかくなら、『5』の超人アクションが見たかっただけに残念です。

消化不良感

これは、ストーリーの雑さに通ずる点だと思いますが、敵の倒し方について消化不良感が否めなかったなと思いました。
ラスボスは、海に出すと感染が広がってヤバいみたいなことを言われていたわりに、死んだ時体の半分が外に出てしまっており、「え?これ大丈夫??」と思ってたり、もう1つは、レオンが戦って鉄柱が刺さった人物ですが、目を開けたまま倒れ込んでいるカットがあり、「もしかしたら生きてるんじゃ…?」と思わせる場面があったものの、起き上がって襲いかかってくるなんてことはなく、バイトお馴染みの施設の爆破もなかったので、なんとも消化不良感が強い終わり方でした。

さいごに

いかがでしたか?悪かった点も目立つものの、原作へのリスペクト、オリジナリティのあるストーリー、ハイクオリティな映像表現が見事に結集した良作だと思います。ポリコレまみれの実写版をやるくらいなら、本作のような面白いCG映画を作ってもらいたいものです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。機会があればまたお会いしましょう。それでは。

太郎!

こんにちは!このアカウントでは映画の感想やゲームの紹介といった、娯楽に特化した記事を作ることを目標にしています。いたらないところもあるかもしれませんがよろしくお願いします!



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