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概要
この記事では、合唱団でハイドンの「天地創造」を練習する中で、芸術の役割や意味について考察しています。著者は、芸術が人生の苦しみを和らげる「ハンカチ」のような存在であると捉え、楽しい体験を通じて人々の心を癒す可能性について述べています。
要約(箇条書き)
- 合唱団でハイドンの「天地創造」を練習中。
- 練習は難しいが楽しい。
- 第2部では天使たちが合唱を担当。
- 18世紀は寿命が短く、芸術に触れることで希望を持ったのではないか。
- 現代でも不安や心配が付きまとう。
- 艺術は「人生のハンカチ」であり、人々の涙を拭う役割がある。
- 自分も心を癒す作品を作りたいと思っている。
モブ天使たちが、すげー!!神の御業、すげー!!!やべえー!!!
って歌ってる、そういう役なわけです。(解釈違ってたらすみません💦)
ハイドンが生きた時代、18世紀ごろって今よりずっと寿命も短く、寿命の中央値は30代後半~40代くらいだったそうです。病気とかいろんな理由で突如人生が終わる、みたいなことも
今より多かったでしょうし、
そんな時代、音楽に触れるなら、芸術に触れるなら、
神の御業!!栄光!!ハレルヤ!!永遠なれ!!!
っていう、こういうものがいい、と思うだろうなあ。
せめて芸術に触れるときくらい、ハレルヤ!!神の創りたもうた人生は素晴らしい!!
って思いたい
だろうなあ、
なんて想像しながら練習しています☺️
わたしたちは寿命も延びて、
そのころよりは安心安全に暮らしている。
けれども、いまだに先のことはわからない、先のことを考えると不安だ、
そんな気持ちはずっと持っているわけですよね。
AIなんてすごいものを生み出しては
仕事を奪われるかも…なんて戦々恐々としているわけです。
ご飯が食べていけるのか、安心して暮らしていけるのか、
何百年たっても、わたしたちの関心事ってそういうことだよなあ。
で、それってわたしたちが生きている限り、
きっと、なくならない心配事。
それなら、なにかとても楽しい事、触れている間は素敵だー!楽しいー!って思っていられるような
そんなものを作っていけるといいよなあ。
むかし、鴻上尚史さんがご自身の戯曲の前書きとかだったかなあ?で、「ぼくたちはあなたの悩みを解決できない、でもあなたの涙をふくハンカチにはなれる」
みたいなことを書かれてて(うろ覚えなので正確じゃないと思います)
芸術って確かにそういうものだな…と思うのです。
芸術って人生のハンカチにしかなれないけど、
それでもそのハンカチは、とても大事なのじゃないかと思う。
わたしもそういうものを、作っていけるといいなあ。
合唱にしても、それ以外にしても。
なんて思った、火曜日の夜でした。
ではでは、5月の最終週(の半ば)ですが、がんばっていきましょ~~
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