株式会社ビクセンは、初めての天体撮影向けとする「SDE72SS鏡筒」を5月23日(金)に発売する。
同時発売の天体望遠鏡「ポルタII-SDE72SS」に採用された鏡筒の単体モデル。
色収差を極めて高いレベルで抑えられるという、SDガラスを採用したアポクロマート鏡筒。
レンズの光学面全面には、フレアやゴースト対策としてマルチコートを施している。これにより、星や月の周辺が青紫色ににじむ色収差を防ぎ、鮮明に写し出すことが可能とする。また、意図しない光の散乱を防ぐことで、コントラストの低下が防げるという。
本体重量は比較的軽い2.5kg。伸縮式フードを採用したことで、コンパクトに収納・携行できる。
ビクセン規格と薄型アタッチメント規格に対応したアリミゾプレートを採用したほか、粗動と微動の組み合わせでピントを調節する専用のデュアルスピードフォーカサーを搭載。微動時の減速比は約10:1となっており、天体写真撮影や高倍率観測などで、精密なピント合わせが行えるという。
Views: 0