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概要
この記事では、Google広告がテレビCMを利用している現状について考察しています。特に、広告が視聴者にとって矛盾したメッセージを発信している点を指摘し、GoogleがなぜテレビCMに依存しているのか、その戦略を探ります。
要約
- Google広告のCMが朝の情報番組で流れる。
- CMは、地方の食品加工業者が自ら広告を運用し成功を収めた例を示す。
- 視聴者の多くはGoogle広告に興味がないため、CMが矛盾している。
- テレビCMを使う理由は、特定のターゲット層にリーチするためである。
- 数値的なデータを示さないCMの効果や、新たな顧客層の発掘を狙っている可能性がある。
- SNSやWEB広告に煩わしさを感じる層がGoogle広告の最大の顧客層かもしれない。
- Googleは、テレビが提供する情報を重視するユーザーにターゲットを絞っている。
『Google広告を使って、ECの売上げが5倍になりました…』
ながら見してる朝の情報番組のCM枠に流れてきたのは、Google広告のテレビCMだ。登場してるのは、地方で食品加工販売を営む夫婦と見える。パソコンを操作する店主は自身で広告を運用しているようだ。AIを使えばすごく楽で、的確らしい。そして、日本全国の視聴者に向けて彼は言う…
『うちの商品に興味をのあるお客さんに、うちの商品の良さ伝える事ができました…』
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不思議なCMがあるものだ。
自ら『興味のあるお客さんに、情報を伝えられる』とアピールしておきながら、その事実を『興味のあるお客さんに情報を伝えられない』テレビCMで伝えてる。朝の情報番組を見るテレビ視聴者のほとんどは、当然ながらGoogle広告になど興味はない。一件矛盾するこの行動の狙いはなんだろう？
▪️ Google広告を始めたい人など、ほぼいない。
例えば、頻繁にテレビCMが流れる『セールスフォース』が何をやってる会社か知ってる人は人は少ないだろう。一般の人がまず使わないBtoBのサービスでも、企業の認知度と好意度を上げる為に抽象的なテレビCMを流す事例はいくらでもある。だだ…このCMはとても具体的だ。明らかに、Google広告をビジネスで利用したい人に向けた内容なのだが、そんな人は視聴者のうち、おそらく3％にも満たないだろう。
▪️Google広告の存在そのものを、知らしめたい？
では残りの97％に、Google広告の存在を知らしめるメリットがあるだろうか？おそらく、デメリットしかない。YouTubeでもゲームでもポイ活でも、WEB広告には、多くの人が煩わしさを感じてる。ましてや、一般のユーザーは、表示されたWEB広告が『Google広告であるかどうか』など区別はできない。あなたのスマホに頻繁にでてくる、あのウザいやつがGoogle広告です…とわざわざアピールする必然性などないはずだ。
▪️Google広告もオールドメディアが頼みの綱
やはり、テレビCMでしかリーチできないターゲットがいるのだろう。例えば、ECを運営しているものの、自身はスマホもPCはほどんど見ないし、情報源はほぼテレビだけ、みたいな…地方には、意外にそんなターゲット層が多いのかもしれない。いや、逆にGoogleにとっては、そんなユーザーこそが狙い目なのだ。そもそもネットリテラシーが高いユーザーなら、テレビCMを見ようが見まいがWEB広告を自ら始めているだろう。皮肉な話だが、テレビCMにしか反応しないユーザーこそが、『興味のあるお客さんに情報を伝けられる』Google広告にとって、最大の残存顧客といっていい…
そして、マーケティング界隈の雄たるGoogleは、研究し尽くしている筈だ。これら、テレビCMにしか反応しない人々ならではの傾向を…
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『おお、またGoogle広告のCMか…』
ここ最近、朝の情報番組でよく流れてるこのCMが、私はとても気になってる。何せ売上げが5倍になるのというではないか…出入の業者の薦めで始めたネットショップは、今だに赤字スレスレだ。スマホやパソコンに出てくる広告の事はよくわからないが、CMでは私と同年代の店主がなにやら自分でピコピコやっている。これなら、私も出来るかも…
良し、決めた。私もこの「Google広告」とやらを、やってみよう。
では、早速問い合わせだ。
あれ？でもこのCM…
フリーダイヤルの案内が出てこないぞ？
不思議なCMがあるものだ…
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