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ホームニューステックニュース大規模ハッキングでダウンしていた4chanがようやく復帰、「長年の資金難と人材不足が原因」と語る - GIGAZINE

大規模ハッキングでダウンしていた4chanがようやく復帰、「長年の資金難と人材不足が原因」と語る – GIGAZINE



大規模ハッキングでダウンしていた4chanがようやく復帰、「長年の資金難と人材不足が原因」と語る - GIGAZINE

by kevin

海外インターネット掲示板の4chanは2025年4月14日に大規模なハッキング攻撃を受けてダウンしていましたが、およそ2週間が経過した4月27日頃に部分的に復帰しました。4chanの開発チームがこれほどまでに大規模なセキュリティ事案が発生した理由について、「資金難と人材不足が問題だった」と説明しています。

Still standing – 4chan Blog
https://blog.4chan.org/post/781845918774394880/still-standing

4chan is back online, says it’s been ‘starved of money’ | TechCrunch
https://techcrunch.com/2025/04/27/4chan-is-back-online-says-its-been-starved-of-money/

2025年4月14日19時頃、4chanへの接続に問題が発生。これは4chanから追放された画像掲示板コミュニティによる大規模ハッキングがあったためで、掲示板機能「yotsuba.php」のソースコードが漏えいしたほか、管理者のメールアドレスが複数流出する事態に発展しました。

ひろゆきの「4chan」が大規模ハッキングを受けてダウン、管理人のメールアドレスも流出 – GIGAZINE


4chanは日本のふたば☆ちゃんねるに影響されて設立された匿名掲示板サイトです。4chanは英語圏最大のインターネットミームの発信地であり、アニメやマンガ、日本のサブカルチャーの話題について大いに語られる場所です。しかし、同時に人種差別や性差別の温床にもなっており、白人至上主義やネオナチ、陰謀論者コミュニティを多く抱えているとして問題視されていました。

今回の大規模ハッキングで4chanが長期間にわたってダウンしたことを受けて、テックカルチャーメディアのWiredは「4chan is dead.Its Toxic Legacy Is Everywhere(4chanの“終焉”と、インターネットに息づくその負の遺産)」というタイトルの記事を公開。これに対し、4chanはX(旧Twitter)で「Wiredは『4chanは死んだ』と言っている。そうなの?」と反論しています。


そして、2025年4月25日(金)に4chanの開発チームは公式ブログに「Still Standing(まだ生きている)」という記事を投稿しました。

この記事によれば、4chanはすべてのサーバーが侵害されたわけではなかったそうですが、「イギリスのIPアドレスを使ったハッカー」が「偽のPDFアップロード」を使って4chanのサーバーの1つにアクセスし、データベーステーブルと4chanのソースコードの大部分を盗み出すなど、4chanへの破壊行為を開始したとのこと。この時点でモデレーターが気づき、4chanのサーバーが停止され、それ以上のアクセスが阻止されたそうです。

4chanの開発チームは「結局のところ、この問題はコードとインフラをアップデートするための熟練した人材が不足していたこと、そして広告主や決済プロバイダー、サービスプロバイダーが外部からの圧力に屈したことで何年も資金難に陥っていたことが原因でした」と語っています。

2ちゃんねる開設者のひろゆきが買収した「4chan」が資金不足で閉鎖の危機 – GIGAZINE


4chanの開発チームによると、4chanのサーバーは2015年に設立者のmoot氏が管理人を引退する直前に購入した中古のもので、サーバーの買い替えを検討していたそうですが、結果として新しい機器の資金を調達するための資金を調達するのに何年もかかり、新しいサーバーの仕様策定作業を開始できたのは2023年後半だったそうです。

2024年4月には仕様について合意し、7月から新しいサーバーをオンラインにして移行作業を進めていたそうですが、主要な機能は依然として古いサーバーに依存していたとのこと。この移行作業が遅々として進まなかったことが今回のハッキング被害を招いたと4chanの開発チームは述べ、「4chanの開発チームが4chanに費やせる自由時間は、ソフトウェアとインフラを迅速にアップデートするには不十分で、私たちの運は尽きてしまったのです」とコメントしています。

2週間にわたるダウン中に、侵入を受けたサーバーは交換され、OSとコードは最新版にアップデートされたとのこと。ただし、FLASH動画を扱う「/f/ – Flash」については、SWF形式ファイルを使った同様の攻撃が想定されるため、再開はしないことが発表されました。

4chanの開発チームは「4chanが帰ってきました。どんなウェブサイトも4chanやこのコミュニティの代わりにはなり得ません。どんなに困難でも、私たちは諦めません」と述べています。

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