世界興行収入がすでに8億ドル(約1100億円)を突破した映画「マインクラフト/ザ・ムービー」について、観客が映画に合わせて話したり歌ったりできるブロックパーティー版を上映すると、Warner Bros. Picturesが発表した。
この特別版は、北米と一部の国で5月2日から上映される。上映スケジュールは劇場によって異なるとWarnerの担当者は米CNETに語った。観客らはすでにセリフを叫び、歌を合唱しているが、この特別上映ではそうした行動が推奨される。
「名場面はもう分かっているだろう。セリフも覚えているはずだ。曲も大好きなはずだ!さあ肩の力を抜き、大声で笑い、ダイヤモンド級のファンらしく歌詞を叫ぼう」とWarnerは呼びかけている。
もっとも、映画が公開されてすぐ判明したように、観客は歌うだけでは飽き足らずに激しく騒ぎ、上映後の劇場がゴミだらけになることもあった。一部では警察が出動して観客を立ち退かせたことも、生きたニワトリが持ち込まれたこともある。
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そこでスティーブ役のジャック・ブラックさんが4月中旬、ロサンゼルスでの上映に姿を現し、興奮してポップコーンを投げるのをやめるよう観客に呼びかけた。この忠告は、ブロックパーティー版の上映が始まればさらに重要になるだろう。
人気ゲームを原作にした「マインクラフト/ザ・ムービー」は批評家の評価こそ低いものの、興行面ではWarnerにとって大成功となった。チケット販売が年々落ち込む中、この映画はすでに8億1600万ドルを稼ぎ出している。ブロックパーティー版は、熱心なファンによるリピート観賞を狙ったものとみられる。
一部の観客の騒動で頭痛の種は尽きないものの、「マインクラフト/ザ・ムービー」は映画館にとっても救世主となっている。2025年には「白雪姫」や「ミッキー17」といった作品が興行的に失速している。映画館が売店販売で大きな収益を上げていることを考えると、少なくとも投げられたポップコーンはその一部になっているわけだ。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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