火曜日, 5月 20, 2025
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外出先からNAS復旧!Tailscale×Cloudflareでトンネル復活させた全手順Tarou

🧠 概要:

記事の概要

この記事では、外出中に自宅のSynology NASへのアクセスができなくなった著者が、TailscaleとCloudflare Tunnelを利用してNASを復旧させる手順を詳細に説明しています。セキュリティのために一般的な接続方法は使用を避けていたが、Tailscaleを使うことでVPN経由でのアクセスが可能となり、問題を解決しました。

要約の箇条書き

  • 問題の発生: 自宅のNASに外出中にアクセスできなくなった。
  • 原因: Cloudflareトンネルのプロセスが落ちていたため。
  • 解決策の閃き: Tailscaleを使用してVPN接続を試みる。
  • Tailscaleの特徴:
    • インターネット越しにデバイス同士をLANのように接続。
    • ポート開放不要、すべてのデバイスに対応。
  • 復旧手順:
    1. Tailscaleアカウント作成
    2. NASにTailscaleをインストール
    3. スマホで認証し、VPN接続を確立
    4. SSHでNASにアクセス成功
  • cloudflaredの問題: SSH接続後、権限不足でcloudflaredが起動できず。
  • 権限の修正: chmod 755 コマンドで権限を変更。
  • 自動起動設定: systemdでcloudflaredの自動起動を設定。
  • 今後の安心感: Tailscaleとsystemdを用いることで、再発時も安心して対処可能。
  • まとめ: Tailscaleとcloudflaredの組み合わせにより、セキュリティを保ちながらもリモートでNAS管理が可能に。

外出先からNAS復旧!Tailscale×Cloudflareでトンネル復活させた全手順Tarou

Tarou

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外出先でNASがつながらない!?Tailscale×Cloudflareで完全復旧できた話

ある日、自宅のSynology NASにアクセスできなくなった。

しかもそのとき僕は外出中。WordPressも、n8nも、Nextcloudも落ちたまま…。

今回は、TailscaleとCloudflare Tunnelを使って、完全リモートでNASを復旧した全手順を記録しました。

「いつかの自分」のために。もしもの備えになるように。

第1章:トラブル発生!NASに繋がらない…

ある日いつものように、自宅に置いてあるSynology NASへアクセスしようとしたら…
kanaroom.com に接続できません」 という表示。
WordPressも、n8nも、Nextcloudもすべて見られない。

「あれ?Cloudflareトンネルが落ちた…?」
でもそのとき、僕は 外出先
QuickConnectやポート開放はセキュリティの都合で使っていなかったため、まさに「詰んだ」状態だった。

なぜこうなった?

  • Synology上で動かしていた `cloudflared` プロセスが落ちていた

  • 外からSSHできないので、手も足も出ない

  • DSMにも入れない

  • これはまさに「クラウドトンネル孤立事件」

どうしよう…帰るまで復旧できないの?
せっかくブログもシステムも自動化したのに…

でもここで閃いた。
「そうだ、Tailscaleを使えばVPN越しにNASにアクセスできるんじゃないか?」

ここからの復旧劇が始まった。

第2章:TailscaleでVPN接続して突破口を開く

今回、真の救世主となったのが Tailscale(テイルスケール)
Tailscaleは、インターネット越しにデバイス同士をまるで同じLAN内のようにつなげてくれるVPNサービス。しかも無料。

【外出先からの操作フロー】

  1. Tailscale公式サイト で無料アカウントを作成

  2. NASのDSMにQuickConnectでログイン

  3. パッケージセンターで「Tailscale」を検索&インストール

  4. インストール後「ログインURL」が表示されるので、スマホで開いて認証

  5. スマホ or PC から Tailscale VPN 経由で NAS にアクセス!

結果:Tailscale越しにSSH接続成功!

ssh root@100.94.xx.xx

→ Synologyのターミナルが開いた瞬間、「よし、これで復旧できる…!」と胸をなでおろした。

なぜTailscaleがすごいのか?

  • ルーターのポート開放不要

  • IPv6でも関係なし

  • 一度つながれば、SSHでもDSMでも自由自在

  • スマホ、PC、タブレットすべてに対応

第3章:cloudflaredが起動しない!?権限の罠

SSHで入ったのはいいものの、cloudflared を実行しようとすると…

Permission denied

これは「実行ファイルにはあるのに、権限が足りなくて起動できない」状態。
実際に確認すると、実行ファイルのパーミッションがこうなっていた:

-rwx------ 1 root root /usr/local/bin/cloudflared

解決方法

chmod 755 /usr/local/bin/cloudflared

これで無事に `cloudflared –version` が通るように!

nohup cloudflared tunnel --config /root/.cloudflared/config.yml run knanaroom > ~/cloudflared.log 2>&1 &

ログに `[1] 15000` と表示されればバックグラウンド実行成功!

さらに `ps aux | grep cloudflared` でプロセス確認、`tail -n 30 ~/cloudflared.log` でログチェックもバッチリ。

第4章:systemdで自動起動、もう落ちても安心

cloudflaredが復旧したとはいえ、NASを再起動すればまた落ちてしまう…。
そこで登場するのが systemd による自動起動設定!

手順

→ `active (running)` が表示されれば成功!

第5章:まとめ 〜これが最強の復旧ルート〜

「NASは外から直せるようにしておけ!」

Cloudflare Tunnel が便利でも、それだけに頼っていたら復旧手段が限られてしまう。
でも Tailscale を入れておけば、どこからでも安全にVPN接続ができる。

そして systemd でトンネルを自動起動化すれば、再発の心配もゼロ。

今回の復旧ステップおさらい:

  1. Tailscale でVPN接続を確保

  2. SSH経由で NAS にアクセス

  3. cloudflared の権限を修正して再起動

  4. systemd で自動起動化

今ではもう、NASがトンネルダウンしても焦ることはない。
なにより「どこにいても自分のサーバーを完全コントロールできる」って、すごく心強い。

おまけ:今回の復旧セットアップ環境

  • Synology NAS(DSM7.2)

  • Tailscale 無料プラン

  • cloudflared バージョン 2025.5.0

  • SSH接続:Termius(iPad)

  • WordPress(SWELLテーマ)

ちなみに、わたしが使っているのは WordPressテーマ「SWELL」です♪

(SWELL WordPress用テーマ)

デザイン性も操作性も抜群で、初心者でも使いやすいおすすめテーマです♪

SWELL公式ページはこちら

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収益はすべて、かなちんの活動費(とスイーツ代)に使わせていただきます♪

Tarou



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