土曜日, 6月 7, 2025
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ホーム投資堅調なオフィスリニューアル需要により増収もコスト増により減益。東リ。まーほ

堅調なオフィスリニューアル需要により増収もコスト増により減益。東リ。まーほ

🧠 概要:

概要

東リ株式会社は、オフィスリニューアル需要の堅調により増収を達成したものの、コストの増加により減益となりました。日本経済は雇用・所得環境の改善が見込まれる中、物価上昇や米国通商政策の影響で先行きが不透明です。同社は今後も持続可能な成長を目指し、新たな中期計画を推進する方針です。

要約の箇条書き

  • 日本経済は雇用・所得改善で緩やかに回復。
  • 物価上昇や米国通商政策の影響で先行きは不透明。
  • 建設業界は万博やインバウンド回復に伴い、オフィスリニューアル需要が堅調。
  • 建設コスト高止まりと人手不足で建築着工量は弱含み。
  • 中期計画「SHINKA Plus ONE」の最終年度、5つの指標すべてを達成。
  • 売上高1,057億円 (+3.2%)、営業利益43.8億円 (-12.1%) 。
  • 原材料・人件費・販促費の上昇により利益は減少。
  • プロダクト事業は売上高639億円 (+2.4%)、インテリア卸・工事事業は681億円 (+2.1%)。
  • 成長戦略の大型設備投資が効果を上げ、売上高は過去最高。
  • 次期中計では利益改善とグローバル事業の展開が重要テーマ。

堅調なオフィスリニューアル需要により増収もコスト増により減益。東リ。まーほ

  • 日本経済は雇用・所得環境の改善企業業績の回復を背景に緩やかに回復。

  • ただし、物価上昇による個人消費の弱さ米国通商政策の混乱などにより、先行きは不透明。

  • 建設業界では万博開催・インバウンド回復による需要増やオフィスリニューアル需要が堅調。

  • 一方で、建設コスト高止まり人手不足などにより、建築着工量は全体に弱含み。

  • 中計「SHINKA Plus ONE」(2022~2025年度)の最終年度として、以下の5つの指標すべてを達成

    • 売上高1,000億円以上

    • 営業利益40億円以上

    • ROE7.0%以上

    • リサイクル率85%以上

    • 産業廃棄物排出量40%以上削減(2019年度比)

  • ただし、市場シェア向上や海外展開などは道半ばであり、次期中計『SHINKA Plus ONE 2.0』で継続的に推進予定

指標数値前期比売上高1,057億円+3.2%営業利益43.8億円-12.1%経常利益46.7億円-11.0%当期純利益35.1億円-4.9%

  • 売上は堅調に推移するも、原材料・人件費・販促費の上昇により利益は減少。

  • 減価償却費を上回るコストダウン実現が課題に。

■ セグメント別動向

◉ プロダクト事業

  • 売上高:639億円(+2.4%)

  • セグメント利益:29.4億円(-16.9%)

  • 各種原材料価格や物流費上昇に対応し、価格改定や高付加価値製品で収益改善を図る。

    • ビニル系床材:「NS800 ファイン・インレイド」「クラシアルタイル」などが寄与。

    • カーペット:リサイクル素材使用の「GA-3600」や「GXシリーズ」が好調。

    • 壁装材:「TOLIグランウォール」シリーズが高評価。

    • カーテン:住宅・施設向けを強化するも、需要低迷により売上減

◉ インテリア卸・工事事業

  • 売上高:681億円(+2.1%)

  • セグメント利益:22.4億円(+14.8%)

  • 建設業界の働き方改革や建設コスト高騰に対応し、高付加価値提案と価格転嫁を推進

  • 海外展開:

    • 中国市場は低調ながら前年並み維持。

    • 米国では新法人「TOLI North America」設立、西部エリア開拓を本格化。

■ 総評

  • 成長戦略の柱である大型設備投資(ナイロン紡糸・リサイクルプラント等)が奏功し、売上高は過去最高を更新

  • 一方、利益はコスト増による減益となり、課題も浮き彫りに。

  • 次期中計では、利益改善とともにグローバル事業の本格展開と市場シェアの拡大が重要テーマとなる。

  • ネットキャッシュ(16732百万円)、ネットキャッシュ比率(0.583)

引用

まーほ



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