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お笑いタレントの土田晃之(53)が、31日に放送されたニッポン放送「土田晃之 日曜のへそ」で自らの降板を申し出た唯一の番組について語りました。この番組は、彼にとって特に意味深いものでした。
土田は、明石家さんまとの初対面のエピソードを振り返り、フジテレビ系「明石家マンション物語」でレギュラーとして出演していたことを明かしました。当時、彼のコンビ「U-turn」の相方が活動を停止し、コンビが解散。その後もさんまの番組に出演するようになり、「しゃべれるようになったから、一番恩を感じているのはさんまさん」と感謝の意を示しました。
しかし、土田は「でも、恩を感じたのに、さんまさんの大事な深夜番組で、初めて自分から『辞めさせてください』って言った」と話します。この理由として、彼は「辛くなっちゃって」と説明しました。土田は2015年4月から2021年1月まで「さんまのお笑い向上委員会」に出演していました。
彼は、今田耕司が「お笑い向上委員会って言ってるけど、ここは病院だった」と言ったことに気づかされたと振り返りました。「みんな通院しているのに、俺だけ入院させられている」と感じ、「最初の頃は頑張ってしゃべっていたが、だんだん他の出演者の話が盛り上がり、自分が端っこに追いやられるようになっていった」と語りました。
さらに、「2段目にしか座れず、ベテランたちがフルスロットルでパフォーマンスをする中、自分は常に緊張感を持ちながら頑張らなければならなかった」と述べました。その結果、土田は「軽症なら退院させられるから、自分の状態を悪化させて次に備える、そんな気持ちだった」とし、この番組がどれほど特異なものであるかを振り返りました。
このトークは、土田にとっての過去と、彼が向き合った厳しい現実を示しており、リスナーにとっても興味深い内容となっていました。
🧠 編集部の見解:
土田晃之さんが「明石家マンション物語」や「さんまのお笑い向上委員会」での経験を語ったエピソードは、とても興味深いですね。彼が言う「辛くなっちゃった」という気持ち、とてもよくわかります。特に強力なキャストの中で自分の立ち位置を見失ってしまうというのは、芸人に限らず多くの人が経験しうることです。
土田さんが「治療」に例えた番組の雰囲気、まさにその通り!お笑い業界は、しばしば競争が激しく、他者と自分を比べることが常です。特に、明石家さんまさんのような大物の番組ともなると、そのプレッシャーは相当なものだったでしょう。彼の発言からも、その様子が伝わってきます。
また、彼がさんまさんに恩を感じつつも、自分から辞める決断をしたことは、自己管理や自分の心の健康を重視することの重要性を示しています。そういった実体験から、周りの人々にも前向きな影響を与える可能性がありますよね。
面白い豆知識として、お笑いの世界では座る位置や出番の順番が非常に重要だと言われています。特に有名な番組では、先輩芸人が話す時間が長くなりがちで、後進がなかなか目立てないことが多いんです。そのため、若手芸人たちは「出る幕がない」と感じることも少なくありません。土田さんの言葉の裏には、そんな独特な世界の苦労も隠れているのかもしれませんね。
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キーワード: 日曜のへそ
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